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2019.04.14
日経平均、年初来高値更新にしらける
12日の相場は、日経平均だけが大幅高、TOPIXも単純平均も下げた。のみならず、2部、JQ、マザーズもすべて下げた。
日経平均は続伸21870.56△159.18で年初来高値を更新した。
あまりの空々しさに、日経新聞も、日経平均の高値更新に「高揚感は乏しく」という記事を掲載した(せざるを得なかった)くらいだ。
何せ同じ東証1部でもTOPIXは2週間ぶりの安値で引けたのである。4.08日~12日の5日間で日経平均は73円上げたが、TOPIXは15ポイント下げた。この間の5日のうちで騰落銘柄数で上げた銘柄の方が多かった日は1日もない。毎日1200以上の銘柄が下げ、上げた銘柄は814以下の日が続いた。
JQ、マザーズもこの間、値下がりとなった。2部も、東芝に11日、悪材料が出たことで同社株が急落、JQ、マザーズの仲間入りする羽目になった。
NT倍率(TOPIXに対する日経平均の倍率)は13.62倍となったわけだが、これは27年ぶりの高水準である。10倍程度の時も珍しくなかったことを思えば、いかに高倍率になったか分かろうというものである。
いつまで、こういう状況が続くのか、中小型株の不人気も続くのか、この辺が分かるといいのだが、なんとも判断がつきかねる。
とりあえずは、こういう現状をしっかり頭に入れたうえで、相場が今後、どう動いていこうとしているかを注視するしかない。
12日のNYダウは26412.30△269.25で、こちらは昨年10.03日に付けた史上最高値にあと約416ドルに迫った。
こういうNYダウ大幅高、日経平均先物大幅高(209円高となっている)の場合、えてして小型株には逆風になりがちなことは注意したいが、それでも、ここ日経平均の独歩高が際立ちすぎていることもあり、小型株も、それなりに上げるとみるところか。
12日の相場を簡単に振り返っておこう。
好材料が出たファストリ、ソフトバンクGが、ともに大幅高したことで、日経平均だけは大幅高したが、全市場とも値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回る低調な相場だった。
当道場銘柄は、まちまちだった。
コシダカが1833△236と急騰したほか、チェンジも4235△120と前日に続き大幅高となった。チェンジは、これで戻り高値更新となり、次は1・25日につけた4665円の年初来高値がターゲットになる。日本駐車場(推)、ネオス(前稿、前々稿参照)、協和エクシオなども上げた。
フィックスターズ(推)、エムアップ、オーケストラなどは下げた。
テイカ(推)は小動きで終値は2471▼2。インパクトは例によって乱高下の末、3760△10。
両銘柄とも、ここ大きく下げたわけだが、ようやく投げ売り的な売りは一巡した感がある。月曜以降に期待しよう。
テイカの場合、日焼け止めのイメージが強く、それはそれでいいのだが、一つ指摘しておきたいことがある。(私もこういうことは詳しくないのでやや怪しいことは了解願って書くが)女性の場合、日焼け止めは単独で塗る場合もあるが、ある種の化粧品の中に含まれていることが多く、この場合、日焼け止めを別に塗らないわけだが、それでも実質的に日焼け止めは使われ、テイカの売り上げにも寄与するのである。新興国のこれまで化粧品などほとんど使わなかった女性が化粧をするようになるだけで、テイカの売り上げ増という構図のわけである。
近年、資生堂を筆頭に日本製化粧品の人気がインバウンドを含め盛り上がっているわけだが、資生堂とテイカのこの5年くらいの売り上げ推移を比べてみると面白い。両社の売り上げの伸びはほとんど同じなのである。
資生堂=8503億円→予12700億円(2016年12月期→2020年12月期予想) 伸び率49.4%
テイカ = 366億円→予 567億円(2016年 3月期→2020年3月期予想) 伸び率54.9%
というわけで、テイカの評価がいかに不当に低すぎるかということが分かるのである。大幅反発が期待できるとみる。
4月14日 22時25分記
日経平均は続伸21870.56△159.18で年初来高値を更新した。
あまりの空々しさに、日経新聞も、日経平均の高値更新に「高揚感は乏しく」という記事を掲載した(せざるを得なかった)くらいだ。
何せ同じ東証1部でもTOPIXは2週間ぶりの安値で引けたのである。4.08日~12日の5日間で日経平均は73円上げたが、TOPIXは15ポイント下げた。この間の5日のうちで騰落銘柄数で上げた銘柄の方が多かった日は1日もない。毎日1200以上の銘柄が下げ、上げた銘柄は814以下の日が続いた。
JQ、マザーズもこの間、値下がりとなった。2部も、東芝に11日、悪材料が出たことで同社株が急落、JQ、マザーズの仲間入りする羽目になった。
NT倍率(TOPIXに対する日経平均の倍率)は13.62倍となったわけだが、これは27年ぶりの高水準である。10倍程度の時も珍しくなかったことを思えば、いかに高倍率になったか分かろうというものである。
いつまで、こういう状況が続くのか、中小型株の不人気も続くのか、この辺が分かるといいのだが、なんとも判断がつきかねる。
とりあえずは、こういう現状をしっかり頭に入れたうえで、相場が今後、どう動いていこうとしているかを注視するしかない。
12日のNYダウは26412.30△269.25で、こちらは昨年10.03日に付けた史上最高値にあと約416ドルに迫った。
こういうNYダウ大幅高、日経平均先物大幅高(209円高となっている)の場合、えてして小型株には逆風になりがちなことは注意したいが、それでも、ここ日経平均の独歩高が際立ちすぎていることもあり、小型株も、それなりに上げるとみるところか。
12日の相場を簡単に振り返っておこう。
好材料が出たファストリ、ソフトバンクGが、ともに大幅高したことで、日経平均だけは大幅高したが、全市場とも値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回る低調な相場だった。
当道場銘柄は、まちまちだった。
コシダカが1833△236と急騰したほか、チェンジも4235△120と前日に続き大幅高となった。チェンジは、これで戻り高値更新となり、次は1・25日につけた4665円の年初来高値がターゲットになる。日本駐車場(推)、ネオス(前稿、前々稿参照)、協和エクシオなども上げた。
フィックスターズ(推)、エムアップ、オーケストラなどは下げた。
テイカ(推)は小動きで終値は2471▼2。インパクトは例によって乱高下の末、3760△10。
両銘柄とも、ここ大きく下げたわけだが、ようやく投げ売り的な売りは一巡した感がある。月曜以降に期待しよう。
テイカの場合、日焼け止めのイメージが強く、それはそれでいいのだが、一つ指摘しておきたいことがある。(私もこういうことは詳しくないのでやや怪しいことは了解願って書くが)女性の場合、日焼け止めは単独で塗る場合もあるが、ある種の化粧品の中に含まれていることが多く、この場合、日焼け止めを別に塗らないわけだが、それでも実質的に日焼け止めは使われ、テイカの売り上げにも寄与するのである。新興国のこれまで化粧品などほとんど使わなかった女性が化粧をするようになるだけで、テイカの売り上げ増という構図のわけである。
近年、資生堂を筆頭に日本製化粧品の人気がインバウンドを含め盛り上がっているわけだが、資生堂とテイカのこの5年くらいの売り上げ推移を比べてみると面白い。両社の売り上げの伸びはほとんど同じなのである。
資生堂=8503億円→予12700億円(2016年12月期→2020年12月期予想) 伸び率49.4%
テイカ = 366億円→予 567億円(2016年 3月期→2020年3月期予想) 伸び率54.9%
というわけで、テイカの評価がいかに不当に低すぎるかということが分かるのである。大幅反発が期待できるとみる。
4月14日 22時25分記
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