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ネオスは12日に決算を発表したわけだが、これを掲載した13日の日経新聞の数字をめぐって、掲示板がにぎわっている。
投資家にとっては、看過できない問題をはらんでいるので、問題点を整理しておこう。

以下は、決算数字を示す。

        売り上げ        営業利益       経常利益
会社  89.02億円~100.00億円   5.04億円~8.00億円    (非公表)
日経      90.0億円        (欄なし)      5.00億円 

日経の数字をめぐって、掲示板では、日経の独自予想かという疑問も呈されたが、そうではあるまいの見方に落ち着いたようだ。 
そして、大勢は会社のレンジ形式の予想数字の下限を使ったのだろうという見方のようだ。
まあ、それは大過ないと言えば言えよう(しかし売り上げが89億円でなく90億円なのは解せない)が、事は、そう簡単に済まされるほど、単純ではない。

①会社が不確定要素が多いことを理由にレンジ形式による予想開示を採用しているのに、これを無視して、日経がレンジの下限の数字を、何の注釈等もつけず掲載するのが許されるのか。
前期比微増益の冴えない決算とみられ、株価にマイナスの影響を生む懸念がある。
逆に上限の数字を掲載したらどうなるか。この場合驚異的増益になるので、株価には大きな好影響が及ぶ可能性が大である。
いずれにせよ、1新聞社が、こういう勝手な掲載の仕方をすることが許されていいわけがなかろう。

②私が作成した上の表で分かるように、日経の決算欄には「営業利益」の欄がない。だから、今回のネオスのように、営業利益のみ示し経常利益は公表しない場合、困ったことになるわけである。
しかしだからと言って、会社(ネオス)側が営業利益として発表している数字を勝手に経常利益欄に使っていいわけがない。さらに言えば、この日経に掲載の5.00億円というのは、会社発表の営業利益の下限である5.04億円をもとに日経が算出した経常利益である可能性もゼロではないわけである。
要するに、何の注釈もつけず、あのような数字を、ああした体裁で掲載するのは、無責任としか言いようがないのである。
注=ネオスの場合、経常利益は営業利益と比べ、2019年2月期実績で0.23億円少ない。四季報の2020年2月期予想では同0.5億円少ない。だからもし日経が会社発表の営業利益として下限の5.04億円を採用、これをもとに経常利益を算出しようというのなら、5.04億円から0.2億円ないし0.3億円程度を減じ4.7億円~4.8億円とするのが普通だろう。

ともかく、ネオスは好決算、日経数字などに幻惑されず、月曜に期待しよう。

4月13日 20時29分記
   
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