| Home |
2018.12.24
慎重にも慎重を期して行動を
別に自分の成績等についてあれこれ言う(弁解も含め)つもりはない。他のほぼ全部の専門家とは違い、それは実績表を含め、当ブログでいつでも確認できるのだから。
ただ、一つだけ書いておきたいのは、とんでもない(つまり危険極まりない)相場であることを、ここ何度も書いている。そして「持ち高を少なくするように」とは何度も書き、今は「遊泳禁止」の場所で泳ぐようなものと覚悟するようにということも、かなり前に書いている。
だからこれに従って運用していれば、少なくとも漫然といつも通りに運用していた場合に比べれば、損失はかなり少なくて済んだはずである。大半の読者の方は、こうしたことは分かって下されていると思う。
木を見て森を見ず という成句があるが、今は特にこれではいけないのである。木はほとんど見なくてもいいから森をしっかり見つめ、最悪の事態も想定し行動しようということであり、このことを私は繰り返し書いてきたのである。
よく分かっているが、なかなか行動には至らなくて…という方も多かろうが、それはそれでやむを得ない。ただ、ここでまた書くのも、気がひけないでもないが、少なくとも、私はそういう投資行動を強くお勧めし、自身がどうしたかについてもある程度は書いたはずである。
ここまで明確に具体的に書く人はそうはいないはずで、その辺のことも含め、ご理解いただければと思うわけである。
いずれにせよ、ことここに至って、過ぎてしまったことに愚痴を言い募っても始まらない。泣いても誰も助けてくれないということも書いたはずである。泣き言はやめ、どうやって生き残るか、この難局を乗り越えるかに全力投球しよう。
21日の日経平均は226円(1・11%)安だったわけだが、例によって、これは実態と大きく外れた数字で、値下がり銘柄数は値上がり銘柄数の9倍もあった。
TOPIXは1.91%安、JQは2.53%安、マザーズは3.23%安だった。
その後である。
21日のNYダウは414ドル(1.81%)安。
週明け24日は現時点で240ドル余の下げ。
これを受けてCME日経平均先物は656円安となっている。
こういう局面になると、日経新聞ではお決まりのように日経平均の下値目途なるものが掲載されるが、これは時価から数%下が言われるのがお決まり、信用してはいけないことは、これまでにも何度か書いている。
PERとか、ここに来ての下落スピードとか、騰落レシオとかからすれば、そろそろ底かとか、いつ反発してもおかしくないというのが、常識的判断だろうが、その判断通りに行くかとなると、これはなんとも言えない。
何と言っても、最近の株安の原因は、米中の貿易摩擦等の激化、世界経済の減速懸念、トランプ政権への警戒(米軍のシリア撤退、マティス国防長官の辞任等)、世界的な政治の不安定(フランス・ドイツの政権基盤の弱体化、ロシアの強硬姿勢等)といった直接日本とは関係ない外部要因からであり、これが切れ目なく続いている感さえあるのが現状だからである。
となれば、やはり楽観はせず、さらに悪い方向に行くことも視野に入れて、慎重に行くしかないわけである。
もちろん、PER(東証1部全銘柄)は25日(火)の下げを考慮すれば12倍台前半と、通常の下限(13倍前後)をかなり下回ってきている。
この面からすると、下げ過ぎという判断もできるが、
①世界的な景気減速で今後企業業績の下方修正が続出するかもしれない。
②為替が1ドル110円台半ばと急速に円高進行となっており、輸出企業では為替差益どころか差損発生の懸念さえ出てきている。
この辺が悪い方に動けば、下げすぎという判断も吹っ飛ぶわけである。
12月24日 23時45分記
ただ、一つだけ書いておきたいのは、とんでもない(つまり危険極まりない)相場であることを、ここ何度も書いている。そして「持ち高を少なくするように」とは何度も書き、今は「遊泳禁止」の場所で泳ぐようなものと覚悟するようにということも、かなり前に書いている。
だからこれに従って運用していれば、少なくとも漫然といつも通りに運用していた場合に比べれば、損失はかなり少なくて済んだはずである。大半の読者の方は、こうしたことは分かって下されていると思う。
木を見て森を見ず という成句があるが、今は特にこれではいけないのである。木はほとんど見なくてもいいから森をしっかり見つめ、最悪の事態も想定し行動しようということであり、このことを私は繰り返し書いてきたのである。
よく分かっているが、なかなか行動には至らなくて…という方も多かろうが、それはそれでやむを得ない。ただ、ここでまた書くのも、気がひけないでもないが、少なくとも、私はそういう投資行動を強くお勧めし、自身がどうしたかについてもある程度は書いたはずである。
ここまで明確に具体的に書く人はそうはいないはずで、その辺のことも含め、ご理解いただければと思うわけである。
いずれにせよ、ことここに至って、過ぎてしまったことに愚痴を言い募っても始まらない。泣いても誰も助けてくれないということも書いたはずである。泣き言はやめ、どうやって生き残るか、この難局を乗り越えるかに全力投球しよう。
21日の日経平均は226円(1・11%)安だったわけだが、例によって、これは実態と大きく外れた数字で、値下がり銘柄数は値上がり銘柄数の9倍もあった。
TOPIXは1.91%安、JQは2.53%安、マザーズは3.23%安だった。
その後である。
21日のNYダウは414ドル(1.81%)安。
週明け24日は現時点で240ドル余の下げ。
これを受けてCME日経平均先物は656円安となっている。
こういう局面になると、日経新聞ではお決まりのように日経平均の下値目途なるものが掲載されるが、これは時価から数%下が言われるのがお決まり、信用してはいけないことは、これまでにも何度か書いている。
PERとか、ここに来ての下落スピードとか、騰落レシオとかからすれば、そろそろ底かとか、いつ反発してもおかしくないというのが、常識的判断だろうが、その判断通りに行くかとなると、これはなんとも言えない。
何と言っても、最近の株安の原因は、米中の貿易摩擦等の激化、世界経済の減速懸念、トランプ政権への警戒(米軍のシリア撤退、マティス国防長官の辞任等)、世界的な政治の不安定(フランス・ドイツの政権基盤の弱体化、ロシアの強硬姿勢等)といった直接日本とは関係ない外部要因からであり、これが切れ目なく続いている感さえあるのが現状だからである。
となれば、やはり楽観はせず、さらに悪い方向に行くことも視野に入れて、慎重に行くしかないわけである。
もちろん、PER(東証1部全銘柄)は25日(火)の下げを考慮すれば12倍台前半と、通常の下限(13倍前後)をかなり下回ってきている。
この面からすると、下げ過ぎという判断もできるが、
①世界的な景気減速で今後企業業績の下方修正が続出するかもしれない。
②為替が1ドル110円台半ばと急速に円高進行となっており、輸出企業では為替差益どころか差損発生の懸念さえ出てきている。
この辺が悪い方に動けば、下げすぎという判断も吹っ飛ぶわけである。
12月24日 23時45分記
| Home |