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>日経平均も年初来安値を更新(あと370円)という悪夢のような事態も起こりうると覚悟だけはしておこう。
と、前稿で書いた時、確かNYダウは大幅高していて日経平均先物は±0前後だった。それが、朝起きてみればNYダウは352ドル(1.48%)安というわけで、日経平均も200円余り下げて始まったわけだが、この程度で許してくれればよかったのだが、後場に入って一段安、一時は700円余り下げ終値は595円(2.84%)安だった。言うまでもなく年初来安値を大きく更新した。JQも2.66%安、マザーズに至っては5.40%の暴落になった。

>なお、相場は先行き不透明だ。強気にも弱気にもならず、状況をよく見きわめてから、行動に移ることが重要だろう。今は、不測の事態も念頭に、大きく上げたところは(買い値にはこだわらず)売るなどし、持ち高は少な目にし身軽になっていたい。1日のうちで値動きが大きいので高値ではアッと驚くような高値を付けることも珍しくない。そこで一部は売るわけである。

とも書いたわけだが、実際、49円安で終えたコシダカは高値では4円高、28円安で終えたフィックスターズ(推)も同2円高まであった。少なくとも安全第一で行くなら、こうした全般大幅安の中、一時的にプラス圏やそれに近い場面では、少なくとも信用でやっていて保証金率に不安のある方は、ある程度外しておきたいところである。
私は、例によって、伝統証券の方は、多少保証金率が下がろうと、あまり気にせず(多少は売った)、ネット証券の方では、この下げは尋常ではないとみているので、思い切って、かなり処分した(朝方のそこそこいい値段をつけていた時、および後場下げ幅拡大のさなか)。

この結果、保証金率は伝統証券は26.2%→約23%に悪化、ネット証券は35.67%→39.47%に大きく改善した。
体はやせ細る一方だが、全体ではもう一段安しようとも大丈夫なくらいには体質改善したわけである。
ただ、含み益・含み損など気にせず、見込み薄のものから処分するのが私の流儀なので、伝統証券(保証金率30%割れのため振り替えできる現金が口座にない)では処分損分を入金しなければならず、気分的に嫌なうえ面倒でもあるが、ぜいたくは言っていられない。

そういう個人的なことはともかく、読者諸氏も大変とは思うが、今は滅多に起きることのないような緊急事態である。
>バブル崩壊後の暴落相場を早送りで見せられているかのような相場なのだと言っておきたい。
これは前々稿で書いた文言だが、(自画自賛になって恐縮だが)ここにきての急落で、一段とこの見方が遺憾ながら当たっていたことを思い知らされる。
日経の20日朝刊21面に
株に「売られすぎサイン」 裁定買い残低水準 短期的な反発も
という記事が載っているが、騰落レシオとか裁定買い残高といった指標で株価を判定しようというのは、この相場の性質を全く理解していないと言うしかない。我らは今、尋常ではない恐ろしい局面に遭遇しているということをよく認識しておこう。

何度も書いているように、覚悟を決めて、いかなる事態にも対処できる態勢の構築に努められたい。
今NYダウは80ドルほどの下落、日経平均先物・大証夜間は小幅安だが、終わってみないことにはどうなっているか分かったものではないことは、最近、つくづく思い知らされていることである。

12月21日 0時44分記

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