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2018.11.14
フィックスターズが自社株買いを発表
14日の相場は日経平均、TOPIXとも上げたが、値下がり銘柄のほうがはるかに多かった。主力大型株や中型株が上げ、小型株の多くは下げたわけである。JQ、マザーズは値下がり銘柄が圧倒的に多く、ともに1%前後の下げ。
最近の主力株と小型株の株価の関係は、まさに東京などの一等地の地価と地方の地価の関係ような様相を強めている。地方の地価が下げ続けるのは、その将来に希望が持てないからで分かるが、小型株が下げ続けるのは、理にかなっているとは思えない。それでもそうなるのは、ひとえに需給関係が悪いからだろう。個人投資家の懐具合が悪いため、売りたい人が買いたい人に比べ圧倒的に多く、安過ぎる株価であっても、売りはだらだらと出て、その売りがまたさらなる売りを誘うという悪循環に陥っているのだろう。
いつまでもこういう相場が続くとも思えないが、もうはまだなりという格言もあるように、転機を的確に判断するのは、至難の業であると心得、持ち高は少なめに、慎重に対処したい。
前日に決算を発表した3銘柄の値動きを見てみよう。
仙波糖化(推)=955▼125
グローバルG(WEB銘柄)(推)=1270▼144
ロジネット=1746△6(高値1790円まであっての安値引G(WEB銘柄)(推)あ
そろって好業績だったのに、どうしてこんな動きになるんだとも言いたくなろうが、実は小型株の株価をチェックすると、こうした理不尽ともいうべき大幅安を演じている銘柄は、枚挙にいとまない。
とんでもない決算を発表したメディカル・データ・ビジョンが2日連続ストップ安なのはともかく、好決算組も惨憺たる状況だ。
エランは09日、前引け後に好決算と分割を発表、09日、12日で計413円上げたが、13日は35円安、14日は2964▼326で、上げの87%を失った。物語コーポレーションも同様な値動きだった。
ワークマンの場合、06日引け後にまずまずの好決算を発表したが、07日は7070▼290、そして14日は6720円まで急落、終値でも6880▼300。
不二精機は14日14時30分に決算を発表。14時30分11秒に495△15のこの日の高値を付けたがすぐに急落、最後は410▼80のストップ安売り気配。なお決算内容は微妙だが、別にひどい内容だったわけではない。
このほかにも、例を挙げようと思えば、いくらでもあるのだが、要するに、ここ投資家心理が急速に悪化、資金繰りも悪化していて、小型株の場合、ちょっとしたことにも過剰に反応、とんでもない下げにつながるケースが多発しているのである。
仙波の例でいえば、今期、上方修正も増配もしなかったら125円安どころでなく200円安とかもありえただろう。フィックスターズ(推)にしても、あれだけの好決算で今の株価のわけで、もし平凡な決算だったり予想外に冴えない内容だったら、株価(今日の終値は1290▼59)は1000円くらいになっていても不思議ではない。
自身の主力株がそういう事態になってしまった投資家は、ざらにいるわけで、そうした投資家がやむなく、バンバン持ち株の処分に出ている可能性も十分あるわけである。このように推理を進めてくると、今の小型株のありえないような理不尽な下げのからくりの一端も見えてきたような気がする。
フィックスターズが、引け後、自社株買いを発表した。発行済み株式数(自社株を除く)の0.60%にあたる20万株(金額で3億円)が上限。比率的にはそう多くないが、ここ下げているときなので、それなりのインパクトにはなりえよう。PTSでは1338△48。
11月14日 23時59分記
最近の主力株と小型株の株価の関係は、まさに東京などの一等地の地価と地方の地価の関係ような様相を強めている。地方の地価が下げ続けるのは、その将来に希望が持てないからで分かるが、小型株が下げ続けるのは、理にかなっているとは思えない。それでもそうなるのは、ひとえに需給関係が悪いからだろう。個人投資家の懐具合が悪いため、売りたい人が買いたい人に比べ圧倒的に多く、安過ぎる株価であっても、売りはだらだらと出て、その売りがまたさらなる売りを誘うという悪循環に陥っているのだろう。
いつまでもこういう相場が続くとも思えないが、もうはまだなりという格言もあるように、転機を的確に判断するのは、至難の業であると心得、持ち高は少なめに、慎重に対処したい。
前日に決算を発表した3銘柄の値動きを見てみよう。
仙波糖化(推)=955▼125
グローバルG(WEB銘柄)(推)=1270▼144
ロジネット=1746△6(高値1790円まであっての安値引G(WEB銘柄)(推)あ
そろって好業績だったのに、どうしてこんな動きになるんだとも言いたくなろうが、実は小型株の株価をチェックすると、こうした理不尽ともいうべき大幅安を演じている銘柄は、枚挙にいとまない。
とんでもない決算を発表したメディカル・データ・ビジョンが2日連続ストップ安なのはともかく、好決算組も惨憺たる状況だ。
エランは09日、前引け後に好決算と分割を発表、09日、12日で計413円上げたが、13日は35円安、14日は2964▼326で、上げの87%を失った。物語コーポレーションも同様な値動きだった。
ワークマンの場合、06日引け後にまずまずの好決算を発表したが、07日は7070▼290、そして14日は6720円まで急落、終値でも6880▼300。
不二精機は14日14時30分に決算を発表。14時30分11秒に495△15のこの日の高値を付けたがすぐに急落、最後は410▼80のストップ安売り気配。なお決算内容は微妙だが、別にひどい内容だったわけではない。
このほかにも、例を挙げようと思えば、いくらでもあるのだが、要するに、ここ投資家心理が急速に悪化、資金繰りも悪化していて、小型株の場合、ちょっとしたことにも過剰に反応、とんでもない下げにつながるケースが多発しているのである。
仙波の例でいえば、今期、上方修正も増配もしなかったら125円安どころでなく200円安とかもありえただろう。フィックスターズ(推)にしても、あれだけの好決算で今の株価のわけで、もし平凡な決算だったり予想外に冴えない内容だったら、株価(今日の終値は1290▼59)は1000円くらいになっていても不思議ではない。
自身の主力株がそういう事態になってしまった投資家は、ざらにいるわけで、そうした投資家がやむなく、バンバン持ち株の処分に出ている可能性も十分あるわけである。このように推理を進めてくると、今の小型株のありえないような理不尽な下げのからくりの一端も見えてきたような気がする。
フィックスターズが、引け後、自社株買いを発表した。発行済み株式数(自社株を除く)の0.60%にあたる20万株(金額で3億円)が上限。比率的にはそう多くないが、ここ下げているときなので、それなりのインパクトにはなりえよう。PTSでは1338△48。
11月14日 23時59分記
鎌倉雄介
> 志位亜瑠爺さん。
こういう上場したばかりの銘柄には、原則として手を出さないことにしている(拙著にも書いてます)
ので、ご質問にも答えるだけのものを持ってません。
悪しからずご了承を。
こういう上場したばかりの銘柄には、原則として手を出さないことにしている(拙著にも書いてます)
ので、ご質問にも答えるだけのものを持ってません。
悪しからずご了承を。
2018/11/15 Thu 22:58 URL [ Edit ]
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