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2018.11.04
シェアテク、仙波糖化がいい動きに
02日の相場は、後場の半ばから急速に上げ幅を拡大、日経平均は556円(2.6%)の急騰となった。ファストリ、ソフトバンクがそろって4%超の大幅高となったことも上げ幅を拡大した。TOPIXは1.6%高にとどまった。JQは1.2%、マザーズは3.5%の上昇だった。
この後場半ばからの急伸はトランプ米大統領が中国との貿易合意の草案作成指示との報道が伝わったことによる。
この報道がどの程度信頼に足るのか、どの程度具体的なものか等はっきりしないが、それでも、いずれは米中とも落としどころを探るはずであり、それが近いのではという期待を抱かせるものであり、それなりに、株式市場に安心感をもたらすものとは言えよう。
トランプ大統領は「われわれは中国と非常に良好な協議を行った。ある行動に向けかなり近づいている」とした上で「われわれは中国と合意を結ぶと考えている。そしてそれは誰にとっても非常に公平な合意になるだろう」と語った。 (ロイター02日)
しかし、その後、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長はCNBCテレビとのインタビューで 、トランプ政権が当局に対中貿易協定案の策定を指示した事実はないと報道内容を否定した。また米中2国間の交渉の行方について、以前ほど楽観視し ていないとの考えも示した(2日)。
アメリカの10月の雇用統計が02日に発表されたが、これはまずまずの内容だった。
こうしたことを受けての02日のNYダウは高く始まったが、徐々に下押し結局110ドル(0.4%)安だった。為替は1ドル113.20円と円安方向。CME日経平均先物は264円(1.2%)安。
日経平均先物はあてにならないし、NYダウや円相場と株価の関係も最近はよく分からないので、読みにくいが、この下げは、最近の大幅高の反動に過ぎない可能性があり、そう心配することはなかろう。
警戒は緩めないながらも、どちらかと言えば戻り歩調にあるのではという読みで慎重に対処。
当道場銘柄は全般高もあってほぼ全面高。
シェアテクは2679△229まであって2583△133。年初来高値2753円が着々近付いている。前稿で書いたように高値更新から一段高方向とみて対処。
仙波糖化(推)は10.24日以来となる終値での1000円大台回復となる1010△33。決算は13日の発表予定だが、9月中間期の予想経常利益の6.00億円は4-6月期決算発表時に増額した数字であり、こうした場合、実際の数字がこれを下回ることはほぼない。私は6.2億円~6.6億円を予想。この場合、通期予想の9.7億円を据え置くと、10-3月期の予想経常利益は3.1億円~3.5億円ということになる。要するに上半期の半分程度に急減するということであり、前年同期の4.74億円からも大幅減になるということである。
4-6月期決算発表時ならともかく1年の半分を経過して、こうした株主を愚弄するかのような数字はよも出さない、出せないだろう。よって通期業績の上方修正の可能性もかなり大というのが、私の読みだ。
いずれにせよ、05日から13日までは好決算期待から、株価は堅調に推移する可能性が大きいだろう。決算持ち越しはリスクが大きいので、持ち越すかどうかはともかく、上記の読みで対処。
佐藤食品(WEB銘柄)(推)は02日、引け後9月中間期決算を発表した。通期減益予想は据え置いたが、4-6月期に続き4-9月期(9月中間期)でも、前年同期比増益を維持(増益幅は4-6月期よりやや拡大)した。通期で増益になるかはやや懸念がないではないが、それでも会社の言うような2.8%減益はありえないだろう。悪くて微々減益、普通なら微増益だろう。
株価は売られ過ぎであり、今回の決算は前向きにとらえてしかるべきだろう。
フィックスターズ(推)は1268△33と4連騰。
量子コンピューターというと、なお実用化にはほど遠い夢のようなものととらえている方が多いかもしれないが、現実はかなり違うのではないか。
すでに交通量の最適化や金融におけるポートフォリオ最適化、機械学習等の人工知能の発展を支える技術等においても利用されようとしており、フィックスターズに関しては
「現状、多くの企業、研究機関が量子アニーリングマシンの利用を検討しているものの、利用方法がわからず悩まれていると相談を頂くことが多々あります。」(田中宗早大准教授)という状況のわけだが、こうした現状のためフィックスターズにおいては「量子コンピュータの導入支援も本格化。」(四季報)のわけである。
もちろん、現実に業績向上を支える自動運転向け高速化サービスも好調である。豊田通商子会社とすでに合弁会社を設立しており、トヨタの自動運転への取り組み本格化で大きく潤うことになろう。
というわけで、目先の値動きに一喜一憂することなく、早晩大きく化ける銘柄として見て行こう。
コシダカ、オイレス工業、SBS、グローバルG(WEB銘柄)(推)、ジャムコ(WEB銘柄)(推)、アルファポリスなども上げた。
このうち、オイレス工業、ジャムコは、引け後9月中間決算を発表した。
オイレスは9月中間期決算の数字は予想をやや下回った。それでも経常15.9%増益だから通期の2.3%増益予想(据え置いた)の超過達成はほぼ確実だろう。それよりなにより、今私の耳に入ってくるだけでも、錚々たる都心の大規模タワマン複数でKYBの問題製品が使われていることが判明している。シェア4割とかいうのだから当然でもある。業界大手のオイレスのシェア急拡大は必至だろう。この材料はほとんど織り込まれていないのではないか。掲示板では同社の製品にも同様な不正があるのでは的なコメントがあり、これも影響しているのかもしれないが、この点に関しては、会社が10.17日付けで明確に否定している。
>1.建築用免震装置について
当社が提供しております免震装置は、問題となっている装置と機能の異なるものであります。(以下略)
ジャムコは9月中間期決算を上方修正したわけだが、内容は私には分かりにくいので、コメントは差し控える。
11月04日 20時26分記
追記=ロジネットの決算について
陸運各社の決算発表が相次ぐが、軒並み好調だ。
10.31日=丸和運輸 9月中間期24.90億円予想→27.75億円
10.31日=ヤマトHD 9月中間期160億円予想→228億円
11.02日=SG HD 9月中間期305億円予想→340億円
通期予想についても、四季報予想を大きく上回る予想を出している丸和運輸は据え置いたが、ヤマト、SGは上方修正した。
そして11.03日の日経朝刊には「混載トラック運賃上昇」という見出しの記事が掲載されている。「年末の繁忙期を控え、運送各社が求めている転嫁値上げを受け入れるに荷主が増えてきた。」からという。
要するに、運賃値上げはなお続いており、9月中間期、各社好決算だったわけだが、下半期も好調が続くことになりそうだということだ。
ロジネットは4-6月期決算が同業各社に比べても際立って好調だった(前年同期比45.2%増益)。9月中間期予想はわずか5.1%の小幅増益予想である。あっと驚く好決算の発表があってもおかしくない。通期予想は微妙だが、上方修正の可能性もある程度出てきたとみるところだろう。決算発表は11月上旬という情報しかないようだが、昨年は11.13日に発表している。
11月04日 21時45分記
この後場半ばからの急伸はトランプ米大統領が中国との貿易合意の草案作成指示との報道が伝わったことによる。
この報道がどの程度信頼に足るのか、どの程度具体的なものか等はっきりしないが、それでも、いずれは米中とも落としどころを探るはずであり、それが近いのではという期待を抱かせるものであり、それなりに、株式市場に安心感をもたらすものとは言えよう。
トランプ大統領は「われわれは中国と非常に良好な協議を行った。ある行動に向けかなり近づいている」とした上で「われわれは中国と合意を結ぶと考えている。そしてそれは誰にとっても非常に公平な合意になるだろう」と語った。 (ロイター02日)
しかし、その後、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長はCNBCテレビとのインタビューで 、トランプ政権が当局に対中貿易協定案の策定を指示した事実はないと報道内容を否定した。また米中2国間の交渉の行方について、以前ほど楽観視し ていないとの考えも示した(2日)。
アメリカの10月の雇用統計が02日に発表されたが、これはまずまずの内容だった。
こうしたことを受けての02日のNYダウは高く始まったが、徐々に下押し結局110ドル(0.4%)安だった。為替は1ドル113.20円と円安方向。CME日経平均先物は264円(1.2%)安。
日経平均先物はあてにならないし、NYダウや円相場と株価の関係も最近はよく分からないので、読みにくいが、この下げは、最近の大幅高の反動に過ぎない可能性があり、そう心配することはなかろう。
警戒は緩めないながらも、どちらかと言えば戻り歩調にあるのではという読みで慎重に対処。
当道場銘柄は全般高もあってほぼ全面高。
シェアテクは2679△229まであって2583△133。年初来高値2753円が着々近付いている。前稿で書いたように高値更新から一段高方向とみて対処。
仙波糖化(推)は10.24日以来となる終値での1000円大台回復となる1010△33。決算は13日の発表予定だが、9月中間期の予想経常利益の6.00億円は4-6月期決算発表時に増額した数字であり、こうした場合、実際の数字がこれを下回ることはほぼない。私は6.2億円~6.6億円を予想。この場合、通期予想の9.7億円を据え置くと、10-3月期の予想経常利益は3.1億円~3.5億円ということになる。要するに上半期の半分程度に急減するということであり、前年同期の4.74億円からも大幅減になるということである。
4-6月期決算発表時ならともかく1年の半分を経過して、こうした株主を愚弄するかのような数字はよも出さない、出せないだろう。よって通期業績の上方修正の可能性もかなり大というのが、私の読みだ。
いずれにせよ、05日から13日までは好決算期待から、株価は堅調に推移する可能性が大きいだろう。決算持ち越しはリスクが大きいので、持ち越すかどうかはともかく、上記の読みで対処。
佐藤食品(WEB銘柄)(推)は02日、引け後9月中間期決算を発表した。通期減益予想は据え置いたが、4-6月期に続き4-9月期(9月中間期)でも、前年同期比増益を維持(増益幅は4-6月期よりやや拡大)した。通期で増益になるかはやや懸念がないではないが、それでも会社の言うような2.8%減益はありえないだろう。悪くて微々減益、普通なら微増益だろう。
株価は売られ過ぎであり、今回の決算は前向きにとらえてしかるべきだろう。
フィックスターズ(推)は1268△33と4連騰。
量子コンピューターというと、なお実用化にはほど遠い夢のようなものととらえている方が多いかもしれないが、現実はかなり違うのではないか。
すでに交通量の最適化や金融におけるポートフォリオ最適化、機械学習等の人工知能の発展を支える技術等においても利用されようとしており、フィックスターズに関しては
「現状、多くの企業、研究機関が量子アニーリングマシンの利用を検討しているものの、利用方法がわからず悩まれていると相談を頂くことが多々あります。」(田中宗早大准教授)という状況のわけだが、こうした現状のためフィックスターズにおいては「量子コンピュータの導入支援も本格化。」(四季報)のわけである。
もちろん、現実に業績向上を支える自動運転向け高速化サービスも好調である。豊田通商子会社とすでに合弁会社を設立しており、トヨタの自動運転への取り組み本格化で大きく潤うことになろう。
というわけで、目先の値動きに一喜一憂することなく、早晩大きく化ける銘柄として見て行こう。
コシダカ、オイレス工業、SBS、グローバルG(WEB銘柄)(推)、ジャムコ(WEB銘柄)(推)、アルファポリスなども上げた。
このうち、オイレス工業、ジャムコは、引け後9月中間決算を発表した。
オイレスは9月中間期決算の数字は予想をやや下回った。それでも経常15.9%増益だから通期の2.3%増益予想(据え置いた)の超過達成はほぼ確実だろう。それよりなにより、今私の耳に入ってくるだけでも、錚々たる都心の大規模タワマン複数でKYBの問題製品が使われていることが判明している。シェア4割とかいうのだから当然でもある。業界大手のオイレスのシェア急拡大は必至だろう。この材料はほとんど織り込まれていないのではないか。掲示板では同社の製品にも同様な不正があるのでは的なコメントがあり、これも影響しているのかもしれないが、この点に関しては、会社が10.17日付けで明確に否定している。
>1.建築用免震装置について
当社が提供しております免震装置は、問題となっている装置と機能の異なるものであります。(以下略)
ジャムコは9月中間期決算を上方修正したわけだが、内容は私には分かりにくいので、コメントは差し控える。
11月04日 20時26分記
追記=ロジネットの決算について
陸運各社の決算発表が相次ぐが、軒並み好調だ。
10.31日=丸和運輸 9月中間期24.90億円予想→27.75億円
10.31日=ヤマトHD 9月中間期160億円予想→228億円
11.02日=SG HD 9月中間期305億円予想→340億円
通期予想についても、四季報予想を大きく上回る予想を出している丸和運輸は据え置いたが、ヤマト、SGは上方修正した。
そして11.03日の日経朝刊には「混載トラック運賃上昇」という見出しの記事が掲載されている。「年末の繁忙期を控え、運送各社が求めている転嫁値上げを受け入れるに荷主が増えてきた。」からという。
要するに、運賃値上げはなお続いており、9月中間期、各社好決算だったわけだが、下半期も好調が続くことになりそうだということだ。
ロジネットは4-6月期決算が同業各社に比べても際立って好調だった(前年同期比45.2%増益)。9月中間期予想はわずか5.1%の小幅増益予想である。あっと驚く好決算の発表があってもおかしくない。通期予想は微妙だが、上方修正の可能性もある程度出てきたとみるところだろう。決算発表は11月上旬という情報しかないようだが、昨年は11.13日に発表している。
11月04日 21時45分記
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