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2018.09.19
日経平均独り勝ちだが・・・・・
>相場については、これに付け加える形で深夜に書く予定です(怠ける確率15%くらい?)
と書いて、何も書かず失礼したが、言い訳を書かせてもらう。
あの後、かなり長くいろいろ書き0時00分頃アップした(つもりな)のだが、アップされていない!19日の昼過ぎに気づいたのだが、あとの祭り。お詫び申し上げる。経緯はともかく結果として確率論者を自任しながら15%の方にしてしまい、汗顔の至りである。
19日の相場は、日経平均で252円(1.1%)の大幅高だった。これで4日連続の200円超高である。23673円という水準は1.24日以来の水準だが、何のことはない、その前日の1.23日は日経平均が24124円と年初来高値を付けた日である(言うまでもないことだが、すべて終値)。
1.25日の日経平均が23699円で9.19日とほぼ同じなので、この日と今日の各指数等を比較してみよう。
1.25日 9.19日 騰落率
日経平均 23699円 23673円 -1.0%
TOPIX 1885 1786 -5.3%
JQ平均 4278 3779 -11.7%
マザーズ指数 1349 1030 -23.6%
これまでにも同様なことは指摘してきたわけだが、この傾向がここにきてさらに加速、日経平均独り勝ち相場という実態が、上表で明確に読み取れる。
マザーズは大物IPO銘柄が次々暴落症状となっているという特殊事情もあるので置いておくにしても、JQは-11.7%、同じ東証1部でもTOPIXは-5.3%と、日経平均が横ばいの期間に、これだけ大きく下げたわけである。
日経平均採用銘柄中心の運用にしておくべきだったという反省をすべきか、淡水魚に海水で泳げと言われてもというべきか、思うところは人それぞれだろうが、いずれにせよ、結果は結果として受け止め、今後の運用に生かしていくしかない。
私としては、ここまで来ていまさら宗旨替えしても遅すぎるしいいこともないと思うので、基本的な手法は堅持しつつ、地合いも読んで運用に生かしていきたいと考えている。
最近の相場は、ただひたすら需給関係で株価が決まっていると感じる。東証1部の主力株が強いのは、買いの主力が外国人投資家やインデックス投信だからであろう。
こうしたこととは別に、最近感じるのは、四季報の影響力が薄れているのではないかということだ。
オーウイル(推)は、ここ5連騰で、こうした小型株の中ではかなりいい動きで19日は1527円まであって1502△22だった。2019年3月期の予想経常利益は四季報では前号の4.80億円が6.60億円に大幅増額されている。ただ20年3月予想は6.10億円と減益予想だ。
こうした場合、どう判断するか微妙だが、少なくとも手放しで好材料というには、やや疑問が残る。そういうわけで事前にこの数字が分かっていたので、当欄ではあえてスルーしてきたわけである。
この逆が佐藤食品(WEB銘柄)(推)だ。今期減益予想が一転増益予想に変わり来期は大幅増益予想へと、新四季報では様変わりにいい記述になっている。にもかかわらず株価は全く反応していない。
こうした四季報発売後の株価推移を見ていると、四季報を見ていない投資家が多いのではと感じたのである。
以上、いろいろ最近の相場のおかしさ、理不尽さについて書いてきたわけだが、「正義は時に敗れるが真実は最後には勝つ」というのが、私の相場師としてのゆるぎない信念である。
仙波、佐藤食品、グローバルG(WEB銘柄)(推)等について楽観しているのは、このためである。
「新四季報から発掘した妙味株」は、好調に上げている。19日はシルバーライフが6230▼10とわずかに下げた以外は全銘柄が上げた。これら銘柄は需給関係も良い銘柄がほとんどであり、今後も堅調な値動きが期待できよう。
9月19日 23時59分記
と書いて、何も書かず失礼したが、言い訳を書かせてもらう。
あの後、かなり長くいろいろ書き0時00分頃アップした(つもりな)のだが、アップされていない!19日の昼過ぎに気づいたのだが、あとの祭り。お詫び申し上げる。経緯はともかく結果として確率論者を自任しながら15%の方にしてしまい、汗顔の至りである。
19日の相場は、日経平均で252円(1.1%)の大幅高だった。これで4日連続の200円超高である。23673円という水準は1.24日以来の水準だが、何のことはない、その前日の1.23日は日経平均が24124円と年初来高値を付けた日である(言うまでもないことだが、すべて終値)。
1.25日の日経平均が23699円で9.19日とほぼ同じなので、この日と今日の各指数等を比較してみよう。
1.25日 9.19日 騰落率
日経平均 23699円 23673円 -1.0%
TOPIX 1885 1786 -5.3%
JQ平均 4278 3779 -11.7%
マザーズ指数 1349 1030 -23.6%
これまでにも同様なことは指摘してきたわけだが、この傾向がここにきてさらに加速、日経平均独り勝ち相場という実態が、上表で明確に読み取れる。
マザーズは大物IPO銘柄が次々暴落症状となっているという特殊事情もあるので置いておくにしても、JQは-11.7%、同じ東証1部でもTOPIXは-5.3%と、日経平均が横ばいの期間に、これだけ大きく下げたわけである。
日経平均採用銘柄中心の運用にしておくべきだったという反省をすべきか、淡水魚に海水で泳げと言われてもというべきか、思うところは人それぞれだろうが、いずれにせよ、結果は結果として受け止め、今後の運用に生かしていくしかない。
私としては、ここまで来ていまさら宗旨替えしても遅すぎるしいいこともないと思うので、基本的な手法は堅持しつつ、地合いも読んで運用に生かしていきたいと考えている。
最近の相場は、ただひたすら需給関係で株価が決まっていると感じる。東証1部の主力株が強いのは、買いの主力が外国人投資家やインデックス投信だからであろう。
こうしたこととは別に、最近感じるのは、四季報の影響力が薄れているのではないかということだ。
オーウイル(推)は、ここ5連騰で、こうした小型株の中ではかなりいい動きで19日は1527円まであって1502△22だった。2019年3月期の予想経常利益は四季報では前号の4.80億円が6.60億円に大幅増額されている。ただ20年3月予想は6.10億円と減益予想だ。
こうした場合、どう判断するか微妙だが、少なくとも手放しで好材料というには、やや疑問が残る。そういうわけで事前にこの数字が分かっていたので、当欄ではあえてスルーしてきたわけである。
この逆が佐藤食品(WEB銘柄)(推)だ。今期減益予想が一転増益予想に変わり来期は大幅増益予想へと、新四季報では様変わりにいい記述になっている。にもかかわらず株価は全く反応していない。
こうした四季報発売後の株価推移を見ていると、四季報を見ていない投資家が多いのではと感じたのである。
以上、いろいろ最近の相場のおかしさ、理不尽さについて書いてきたわけだが、「正義は時に敗れるが真実は最後には勝つ」というのが、私の相場師としてのゆるぎない信念である。
仙波、佐藤食品、グローバルG(WEB銘柄)(推)等について楽観しているのは、このためである。
「新四季報から発掘した妙味株」は、好調に上げている。19日はシルバーライフが6230▼10とわずかに下げた以外は全銘柄が上げた。これら銘柄は需給関係も良い銘柄がほとんどであり、今後も堅調な値動きが期待できよう。
9月19日 23時59分記
かぶかぶ
オーウイルですが、成長企業と思い鎌倉先生の推奨もあって購入しました。しかし四季報では来期が減益予想となってます。何か要因があるのでしょうか。今期が猛暑特需だったため来期はそれに比べて減益ということでしょうか。
2018/09/21 Fri 07:42 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> かぶかぶさん。
来期の予想は、現実はかなり難しいことで、かなりの程度おおざっぱな読みでやらざるを得ないと思います。
あくまで憶測ですが、四季報予想を長年見てきた感想は、
①多くの企業では小幅増益予想にする。
このため市況産業などでは大きく狂うことが結構ある。
②先行き好調な企業に関し会社予想を大きく上回る大増益予想を打ち出しているケースが散見される。
こういうケースでは次号で減額ということがままある。
③今期大増益のケースでは次期、減益予想にするケースも時々ある。
これは反動が出る可能性からそうしていると推測。
④マイナーな企業では、調査が行き届かないのか、会社予想を安易に踏襲するケースも多い。
今期減益予想を会社数字をそのまま使っていた前号の佐藤食品のケースなど。
今回のオーウイルの場合、まさに③のケースで、確たる根拠があってのものではなく、
そうしていると思われます。ただ、市場はそれに影響されざるを得ず、実際には
増益(として)を会社が示さないと、株価的には苦しいことになります。
「今期が猛暑特需だったため来期はそれに比べて減益ということでしょうか。」
ですが、そうなら来期減収予想になるところですが、増収予想ですから、そういうことではないとみるところでしょう。
来期の予想は、現実はかなり難しいことで、かなりの程度おおざっぱな読みでやらざるを得ないと思います。
あくまで憶測ですが、四季報予想を長年見てきた感想は、
①多くの企業では小幅増益予想にする。
このため市況産業などでは大きく狂うことが結構ある。
②先行き好調な企業に関し会社予想を大きく上回る大増益予想を打ち出しているケースが散見される。
こういうケースでは次号で減額ということがままある。
③今期大増益のケースでは次期、減益予想にするケースも時々ある。
これは反動が出る可能性からそうしていると推測。
④マイナーな企業では、調査が行き届かないのか、会社予想を安易に踏襲するケースも多い。
今期減益予想を会社数字をそのまま使っていた前号の佐藤食品のケースなど。
今回のオーウイルの場合、まさに③のケースで、確たる根拠があってのものではなく、
そうしていると思われます。ただ、市場はそれに影響されざるを得ず、実際には
増益(として)を会社が示さないと、株価的には苦しいことになります。
「今期が猛暑特需だったため来期はそれに比べて減益ということでしょうか。」
ですが、そうなら来期減収予想になるところですが、増収予想ですから、そういうことではないとみるところでしょう。
2018/09/21 Fri 11:47 URL [ Edit ]
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