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22日の相場は、海外株高、為替もまずまずということで、日経平均・TOPIXとも0.7%前後の値上がりとなり、JQも0.6%高、マザーズは2.1%高だった。
珍しく、幅広くまんべんなく買われた感じだが、実際はそうでもない。
弱い動きの株は相変わらず弱く、物色の圏外なのである。

TOPIXスモールが8.20日に年初来安値を更新、約11ヵ月ぶりの安値になったことを前稿で書いたが、当道場のように、中小型株中心に運用していると、最近の相場の低迷は酷いものがあるということになる。
こうした実感を検証すべく、かなりの中小型株の値動きを調べてみたのだが、その惨状は想像以上にひどかった。
ウィルグループ、日本ライフライン、フルヤ金属、ウエルシアHD、丸和運輸機関、大木ヘルス、スターゼン、京三製作、フマキラー等を調べたわけである。

興味のある方にはチャートを見ていただくとして、ここでは、このうちフルヤ金属の株価の推移を見てみよう。

同社株は207年7.19日付けの推奨銘柄である。
推奨時株価は2754円、直後値は2793円。
それが2018年2.05日には8000円という高値を付けた。
問題はここからである。なんとそれから延々と下げ続け(5月上旬に一時的にかなり戻す場面はあったが)、8.03日には3435円まで下げた。この間、格別悪材料が出たわけではない。
そして8.07日引け後、2018年6月期決算を発表、経常利益は28.83億円計画が34.50億円で着地した。19年6月期は同5.2%増益予想。これを受けて、08日は4520△700のストップ高比例配分となり、15日には5650円まで上げた。
しかしその後は人気離散気味で22日は5030円まであって5090▼50。

長々、1銘柄の値動きを書いたのは、こうした動きは中小型株の多くにみられることだと感じるからである。
決算が悪ければ悪いで地獄の底まで売られ(日本ライフライン、スターゼン等)、よくてもフルヤ金属以外でも大木ヘルス等、一時的な上げにとどまり、その後は売られるということが、むしろ普通にさえなっているのである。

だからと言って、どうしたらいいか妙案もにわかには見つからないが、ともかく、こうした厳しい状況にあることをしっかり認識して、投資行動、銘柄選びに臨む必要がある。

基本的には、中小型株は売られすぎ、好業績見通しのものから徐々に見直されるという見方で対処するところとみている。

グローバルグループ(今後はグローバルと略す)は2100円で寄り付き、2139円まであって2099△87。安値は2053円まであったので、多くの方は2080円台くらいでは仕込めたと推測する。
エムスリーの今期予想実質PERは64倍、鎌倉新書は同89倍にも達する。これら2社とグローバルの共通点を問われると、やや答えにくいが、それでも「えんマッチ」には、ある程度、類似点があり、グローバルの今後の成長をけん引すると、私はみている。その辺のことは、後日に譲り、ここでは同社のPERについてだけ書く。今期(2018年9月期)予想PERは14.6倍に過ぎない(本来2019年9月期の数字を使うべきだが事情によりしない)。この一事だけとっても、2099円という時価がいかに不当に低い評価かが歴然だろう。

8月のWEB公開銘柄では、京三製作に動きが出てきた気配があるので、ここではジャムコ(8月のWEB公開銘柄〉は、ひと先ずおいて、こちらを取り上げよう。同社株は6.15日に861円の高値を付けて以降、ずるずる下げ続け、WEB銘柄として推奨した時点でも年初来安値更新中だった(年初来安値は8.21日の585円で、22日も同値を付けている)。しかし22日は前場終わり近くから戻り始め、高値は605円まであって終値は604△11。
同業の日本信号と比べると割安は明らかだ。
来期予想経常利益・時価総額は
信号=80億円・761億円
京三=65億円・380億円

経常利益は信号の8割強なのに時価総額は5割弱なのである。成長力を比べても、文句なく京三の方が上である。
株価は現在、信号は年初来高値に遠くない位置にあり京三は年初来安値近辺にあることが、時価総額を上記のような関係にしているわけである。
いずれにせよ、好業績(後日詳述の予定)で超割安の銘柄が年初来安値近くで買えるのだから、ここはどうみても好買い場だろう。動きが重いのが気にならないでもないが、人気化すれば700円台乗せは難しくないだろう。あわよくば861円の年初来高値更新も。

8月23日 0時25分記

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