FC2ブログ
日経平均は、この3日間の続落で365円下げた。
嫌味を言うわけではないが、日経は「スクランブル」欄で「株、上放れサイン点灯か」という記事を掲載している。
そもそも、上げるといったことには慎重な大新聞が、これだけ明確にこういうことを書くことに驚かされたが、その根拠を読んで、さらに驚かされた。
「3つの平均線と現値が同じ水準に収れんしてきた」、「その直後に相場が大きく動くことが多い」、「過去2年は急騰をぴたりとあてた」
というのである。
世の中には2例くらいそうなったというだけで次回もそうなると主張する方が結構いて、合理主義者の私など、辟易させられるわけだが、相場について、大新聞が、こんなことを言ってはいかがなものかと思うわけである。
そもそも、記者が証券会社の方の意見を引用しながら、自己の主張を書くというスタイルが、大いに問題がある。
自分が株式投資をほぼやっていなくて、自信がないなら、こういう予想は専門家に完全に任せ、手前勝手に編集するのはやめるべきだ。
株式投資の実戦経験は乏しくても自信があるというのなら、自分の見解として、過去2回の都合のいい例だけでなく、せめて4回以上の例を出して論じるべきだろう。

さて、相場である。
10日のNYダウは196ドル(0.8%)安(NQも0.7%安)、為替も1ドル110.81円とやや円高、CME日経平均先物も103円(0.5%)安となっている。
10日の日経平均は300円(1.3%)の大幅安(TOPIXも1.2%安)となった。JQは0.4%安。マザーズは決算を嫌気してメルカリが11%弱の暴落となった影響もあって2.4%の大幅安。
細かいことは別として、油断も隙も無い厳しい相場が続いているわけで、安倍3選、米中間選挙で共和党の大負けなしだから膠着後の株価は「上昇」の可能性が高い(前記日経記事)などと読むのは危険極まりないだろう。

ここ相場は、比較的中小型株向きになってきているうえ、当道場銘柄は好決算を発表するところが多いため、総体として、まずまずの値動きとなっている。
10日も、好決算を発表(8.10日13時00分発表)したオーウイル(推)が1479△111、ロジネット(8.08日引け後発表)も2000△30と大きく上げたので、この2銘柄を保有の方(私もその一人)は、ほぼ±ゼロで日経平均300円安を乗り切れただろう。

決算では、相変わらず激しい動きが続く。
1ヵ月近く前くらいに銘柄名くらい挙げた記憶があるオロは好決算で一時年初来高値を更新、終値も4310△395、推奨銘柄にしようかとも考えていたアルファCOはやや期待外れの決算で1476▼167の暴落、またスターゼン(WEB銘柄)(推)は、さすがに下げすぎとみた買いが優勢となったか4810円まであって4765△125。

SBS(WEB銘柄)(推)は13時00分に2018年12月期中間決算を発表したのだが、その後の動きが目まぐるしい。発表直前の株価は1274▼15。発表で急騰、13時01分には1334△45。ところがその3分後には1212▼77。そして終値は1277▼12。
決算内容だが、私が書いていたリコーロジスティクスの連結子会社化で、売り上げ、経常利益は大きく増加したが、デューデリジェンス費用など一過性の費用が掛かったため、経常利益は予想通りとなった。とはいえ6月中間期、大幅経常減益を見込んでいたところ、8.6%増益で着地したことは評価されていい。また来期は一過性の費用もなくなり、大幅増益が期待できるので、今後、この辺がじわじわ評価されてくるのではないか。

日本電子は引け後第1四半期決算を発表。詳しくは後日に譲るが、経常赤字幅が前年同期比、大きく減少、為替差益も見込めるため、据え置いた通期業績は今後大きく上方修正されよう。

基本的に、やはり好業績銘柄は動きがいいので、オーウイル、ロジネット、仙波糖化(推)、佐藤食品(WEB銘柄)(推)、セイヒョー(推)などは、(相場全体の動きは注意する必要があるが)強気でいいだろう。
注=セイヒョーは2月決算なので6-8月期決算に注目。猛暑関連でビール、清涼飲料などの売り上げが逆に減少、関連銘柄は株価も下げているが、氷菓・かき氷は売り上げ激増となっている。よってセイヒョーの6-8月期決算の発表(10月10日前後か)に期待。

【オーウイルの決算】
4-6月期の経常利益は前年同期比58.8%増の2.70億円となった。これでも通期予想の4.77億円(前年同期比3.3%増)は変更しなかったが、これはもう日本の大半の企業の性(さが)とあきらめよう。
7-9月期 =前年同期比58.8%増益なら経常利益は2.10億円
10-3月期=前年同期比58.8%増益なら経常利益は2.49億円
以上を合計すると、2019年3月期の予想経常利益は7.29億円となる。会社予想は4.77億円だから
4.77億円→7.29億円
と、大幅増額修正となるわけである。ここまでうまくいかないにせよ、売り上げから見ても大幅上方修正は必至だ。つまり4-6月期で売り上げは9.7%も伸びている。会社の通期予想は1.5%しか伸びない予想なのだから、もう何をか言わんやなのである。
利益は予想が狂いやすいが、売り上げは、そうは狂わないものである(これは私が2年前くらいから言っていることである(そう言われればそうだ程度に受け取る方が多いだろうが、これを誰も言わないうちに初めて言うのに価値があるのである)。
売り上げがこれだけ予想を大幅に上回った以上、通期の経常利益も大きく=9.7%をはるかに上回る何10%も=上回るはずなのである。
経常利益が7.29億円の場合、今期予想実質1株利益は162.0円にもなる。時価1479円のPERは9.1倍に過ぎない。
年初来高値1616円(むしろ2017年12月につけた1217円を重視すべきだろう)更新の可能性は十分あろう。あわよくば2000円挑戦も。

8月12日 21時53分記
Secret

TrackBackURL
→http://kamakurayuusuke.blog134.fc2.com/tb.php/3149-77184b8c