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2018.01.29
スクリーニング法の致命的欠陥
ベッドでふとひらめいた。
スクリーニングと称して有望銘柄を探し出すという手法の致命的欠陥についてである。
スクリーニングがだめなことは、前著ですでに書いたわけだが、今度ひらめいたのは、それとはまったく別のもっと致命的欠点である。
スクリーニングの場合の条件にほとんどの投資家はPER〇倍以下
というのを入れるであろう。この場合
➀そのPERはまず間違いなく「予想PER」である。
これが曲者で、12月決算会社で言うと、現在の「予想決算」は2017年12月期決算=前期決算なのである。
⓶またそのPERにしても会社発表の数字や四季報発表の数字だから鎌倉理論で言う「実質値」(純利益は経常利益の7割とする「みなし純利益」を使って算出したPER)ではなく「名目値」だから、土地売却益などの特別利益でかさ上げされた純利益になっているケースが多々ある。
私の本について、その本質を理解していない方が、まだまだ数多くいる(というよりむしろそちらのほうが多いかもしれない)であろうが、今回、上記のことに思い至り、一段と、その思いを強くしたのだった。
実は最近の風潮で、アイフィスコンセンサスが幅を利かせていたり(日置=推=の決算についてこれを下回ったと掲示板で書いている方があり、それなりに共感を呼んでいた)、広栄化学(推)のPER3.37(倍)という書き込みがあったりし、ああ、今や四季報も持たず、すべてヤフーファイナンスでみられる情報くらいだけで投資をやってる人が激増しているんだなあと思い、愕然としている。
注=広栄化学(推)のPER3.37倍というのは巨額の大阪工場売却特益のためで来期予想PERは名目なら25.1倍になる。しかしこうしたことを指摘する書き込みは皆無だから困ったことなのである。
ある程度の素養がなくては、私の本も理解できないであろう。それで間違っている(私の書いていることが)と勘違いする方も出る。
嘆いてもしようがないが、そういうわけで『鎌倉雄介の株道場』は、表現は易しく書いてあるが、実は類書では絶対得られないオリジナルで正統で論理的な株式投資の教科書なのだと言いたいわけである。
「読者特典」として、
「著者厳選銘柄を4回にわたりWEB公開」
WEB公開の時期は2018年2月中旬、4月中旬、6月中旬、8月中旬である。
というわけで、お買いになるなら2月上旬までがいいのは自明の理である。
付け足させていただくと、くどいようだが不動産投資についても、他の不動産投資の本では得られないオリジナルなマンション価格分析が書いてあるので、興味のある方には必読の書になっている。
【相場】
東京インキ(推)は3975△350と暴騰した。あまりの急騰に先行き懸念を抱く方もあろうが、おそらくその心配は無用だ。来期予想実質PERは8.5倍に過ぎない。私はあまり重視しないがPBRは0.47倍に過ぎない。
PBRの低さより私が注目するのは、利益剰余金157.2億円。時価総額108.3億円をはるかに上回るのである。有利子負債を除いても101.5億円。
私があたためている材料もあり、株価は4500円程度は最低ライン、5000円以上も十分あり、多少時間をかければさらに大化けもと期待している。
しかし、いつも書いていることだが、推奨銘柄は推奨直後に買うを大原則にされたい。これを守る限り、大儲けになった銘柄は無数と言っていいくらいあるが、大けがをした銘柄はほとんどないのである。
東京インキを29日買うかは、それぞれの方の判断次第だが、私は26日の寄り付きの3765円かそれ以下で買っておいてほしかったわけである。
私が読者だったら=寄り付き高いところで100株指値し3765円で100株購入。その後、様子を見ていて下がらないようだと判断、3800円から3830円くらいで100株から200株を追加購入。
これでかなりの含み益状態になったので余裕が出てきたことでもあり、29日は鎌倉雄介の大言壮語もあることだし、追加で100株から200株購入予定。
アイティフォー(推)は地銀2行が同社の個人ローン業務支援システム等を採用と発表。続々と、同社のRPA関連の受注が決まっている。株価はやはり大化けするのではないか。
東邦化学(推)は大きく下げたが、好材料が出た。26日付け日経朝刊にTSMC(半導体受託生産世界1)が「次世代半導体2.6兆円投資」という記事がある。回路線幅を微細化した次世代半導体に投資するのである。「微細化」と、言えば東邦化学(とトリケミカル)である。市場が気付いてくれるといいのだが。
日置電機は乱高下の末3445△50と上げて終えた。アイフィスコンセンサスに惑わされた投資家もいたが、最後は真実が勝ったということだろう。文句のない好決算とEV開発等に必須の日置の計測機器ということを考えると相場はまだまだ上があるということだろう。
日特エンジだが、ここは東北大とワイヤレス充給電の共同研究をやっている。28日の日経1面に「店舗の機器 無線で給電」という記事が掲載されている。政府がコンビニの電子値札などに無線で給電できるシステムの実用化を促すというのだ。日曜の1面というのが盲点になっているのか掲示板では誰も気づいていないようだが、229日の株価に注目。
円高進行、原油高と、やや波高しだが、とりあえず29日以降の相場を見ながら影響を判断していきたい。
1月29日 0時11分記
スクリーニングと称して有望銘柄を探し出すという手法の致命的欠陥についてである。
スクリーニングがだめなことは、前著ですでに書いたわけだが、今度ひらめいたのは、それとはまったく別のもっと致命的欠点である。
スクリーニングの場合の条件にほとんどの投資家はPER〇倍以下
というのを入れるであろう。この場合
➀そのPERはまず間違いなく「予想PER」である。
これが曲者で、12月決算会社で言うと、現在の「予想決算」は2017年12月期決算=前期決算なのである。
⓶またそのPERにしても会社発表の数字や四季報発表の数字だから鎌倉理論で言う「実質値」(純利益は経常利益の7割とする「みなし純利益」を使って算出したPER)ではなく「名目値」だから、土地売却益などの特別利益でかさ上げされた純利益になっているケースが多々ある。
私の本について、その本質を理解していない方が、まだまだ数多くいる(というよりむしろそちらのほうが多いかもしれない)であろうが、今回、上記のことに思い至り、一段と、その思いを強くしたのだった。
実は最近の風潮で、アイフィスコンセンサスが幅を利かせていたり(日置=推=の決算についてこれを下回ったと掲示板で書いている方があり、それなりに共感を呼んでいた)、広栄化学(推)のPER3.37(倍)という書き込みがあったりし、ああ、今や四季報も持たず、すべてヤフーファイナンスでみられる情報くらいだけで投資をやってる人が激増しているんだなあと思い、愕然としている。
注=広栄化学(推)のPER3.37倍というのは巨額の大阪工場売却特益のためで来期予想PERは名目なら25.1倍になる。しかしこうしたことを指摘する書き込みは皆無だから困ったことなのである。
ある程度の素養がなくては、私の本も理解できないであろう。それで間違っている(私の書いていることが)と勘違いする方も出る。
嘆いてもしようがないが、そういうわけで『鎌倉雄介の株道場』は、表現は易しく書いてあるが、実は類書では絶対得られないオリジナルで正統で論理的な株式投資の教科書なのだと言いたいわけである。
「読者特典」として、
「著者厳選銘柄を4回にわたりWEB公開」
WEB公開の時期は2018年2月中旬、4月中旬、6月中旬、8月中旬である。
というわけで、お買いになるなら2月上旬までがいいのは自明の理である。
付け足させていただくと、くどいようだが不動産投資についても、他の不動産投資の本では得られないオリジナルなマンション価格分析が書いてあるので、興味のある方には必読の書になっている。
【相場】
東京インキ(推)は3975△350と暴騰した。あまりの急騰に先行き懸念を抱く方もあろうが、おそらくその心配は無用だ。来期予想実質PERは8.5倍に過ぎない。私はあまり重視しないがPBRは0.47倍に過ぎない。
PBRの低さより私が注目するのは、利益剰余金157.2億円。時価総額108.3億円をはるかに上回るのである。有利子負債を除いても101.5億円。
私があたためている材料もあり、株価は4500円程度は最低ライン、5000円以上も十分あり、多少時間をかければさらに大化けもと期待している。
しかし、いつも書いていることだが、推奨銘柄は推奨直後に買うを大原則にされたい。これを守る限り、大儲けになった銘柄は無数と言っていいくらいあるが、大けがをした銘柄はほとんどないのである。
東京インキを29日買うかは、それぞれの方の判断次第だが、私は26日の寄り付きの3765円かそれ以下で買っておいてほしかったわけである。
私が読者だったら=寄り付き高いところで100株指値し3765円で100株購入。その後、様子を見ていて下がらないようだと判断、3800円から3830円くらいで100株から200株を追加購入。
これでかなりの含み益状態になったので余裕が出てきたことでもあり、29日は鎌倉雄介の大言壮語もあることだし、追加で100株から200株購入予定。
アイティフォー(推)は地銀2行が同社の個人ローン業務支援システム等を採用と発表。続々と、同社のRPA関連の受注が決まっている。株価はやはり大化けするのではないか。
東邦化学(推)は大きく下げたが、好材料が出た。26日付け日経朝刊にTSMC(半導体受託生産世界1)が「次世代半導体2.6兆円投資」という記事がある。回路線幅を微細化した次世代半導体に投資するのである。「微細化」と、言えば東邦化学(とトリケミカル)である。市場が気付いてくれるといいのだが。
日置電機は乱高下の末3445△50と上げて終えた。アイフィスコンセンサスに惑わされた投資家もいたが、最後は真実が勝ったということだろう。文句のない好決算とEV開発等に必須の日置の計測機器ということを考えると相場はまだまだ上があるということだろう。
日特エンジだが、ここは東北大とワイヤレス充給電の共同研究をやっている。28日の日経1面に「店舗の機器 無線で給電」という記事が掲載されている。政府がコンビニの電子値札などに無線で給電できるシステムの実用化を促すというのだ。日曜の1面というのが盲点になっているのか掲示板では誰も気づいていないようだが、229日の株価に注目。
円高進行、原油高と、やや波高しだが、とりあえず29日以降の相場を見ながら影響を判断していきたい。
1月29日 0時11分記
小池
プラスのIR出たのに朝イチから急落ですね。
やはり決算に対する不信感が出てるのでしょうか?
何だかやりにくい相場で板を見るのが嫌になりますが
そこは鎌倉先生の教えの通り慌てず騒がずで耐えます。
やはり決算に対する不信感が出てるのでしょうか?
何だかやりにくい相場で板を見るのが嫌になりますが
そこは鎌倉先生の教えの通り慌てず騒がずで耐えます。
2018/01/29 Mon 09:15 URL [ Edit ]
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