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2018.01.21
ザ・パック、日置電機に好材料
庭を眺めたり散歩したりしていると、もはや春近しの感を抱く。
梅の木を見ると、日に日につぼみが膨らみ、、今にも開花しそうだ。牡丹は赤い芽を日々大きくしている。牡丹や芍薬は開花期は6月と書いてあるのが決まりのようだと思うが、実際には、年々早まり、5月には咲く。確かなことは覚えていないが、もしかしたら、牡丹か芍薬、どちららかは4月に咲いたような気さえする。温暖化で開花期がわけがわからなくなっているのである。
先日、散歩中、黄色い花が咲いているのを見かけ、これは何だっけと思いながら出て来ず困ったものよのうと嘆いていたのだが、帰宅後、思い出した。ろうばいである。なんとこの地合いにぴったりの名かと苦笑せざるを得なかった。
ろうばい、ロウバイと言っても、もちろん狼狽ではなく蝋梅と書く。花弁が蝋細工のようなことからこの名がある。それなりにポピュラーな花である。
さて明日は東京でも積雪かとちょっとした騒ぎになっている。浅香工業を月曜、寄りで買うのは吉と出るか凶と出るか。言うまでもなく、スコップ(ショベル、シャベル)メーカーで、特需がどれだけ出るかである。
スコップ特需で思い出した。
任天堂のNintendo Laboでは、Nindtendo Switch用ソフトとダンボールシートなどが入った「キット」が販売され、ダンボールシートを自分で組み立て、Nintendo Switchを組み込んでソフトを起動すれば、新しいあそびが体験できる(1.17日発表)。
Nintendo Laboなぞ、関係ないぞとほとんどの方は思うところだが、これで大村紙業(JQ)の株価が暴騰しているのである(1.16日終値800円。19日は1400△300、その後PTSで1700△300)。
任天堂向けのダンボール需要などたかが知れていると、無視してはいけない。これが相場だと、まずは事実を事実として受け止めることが重要だ。
では、他のダンボールメーカーの株価はどうなっているのか。
レンゴー(ダンボール首位)は17日以降、849△21、843▼6、865△22。岡山製紙(美装段ボール14%)は同696△13、715△19、742△27。
今、仔細に調べたら(それほどのことではないが)Nintendo Laboで使うのはダンボールシート、大村紙業はダンボールシートの売り上げが全売り上げの23%(他にダンボールケース63%)を占めるのであった。まさに本命のわけである。
それでも、ダンボールメーカーに好影響が広がったのである。
ともかく、問題は我がザ・パックにも好影響が波及するかもしれないということである。同社のダンボールの売り上げは全体の11.5%で、かなり多い。17日以降の値上がりも計60円、1.6%に過ぎない。好業績な割安株という認識が広がりかつ任天堂・ダンボール関連となれば、意外に面白いことになるかもしれない。
日置電機(推)にも好材料が出ている。
19日引け後、2017年12月期の期末配当予想を30円→35円に、つれて通期では55円→60円に増やすと発表した。
たかが5円の増配と侮るなかれ。同社は「連結配当性向40%を目途として、業績向上による一層の利益還元を実施することを…基本方針としてお」り、今回の増配は、とりも直さず、2017年12月期業績が、予想を上回ったということに他ならないのである。
配当性向40%で60円配当なのだから1株利益は150円前後になるということである。
これをもとに計算すると純利益は20.45億円になる。会社予想は17.20億円、四季報予想は19.00億円だから、どちらも大きく上回るということである。
今期も1割程度の増益は十分期待できるから、その場合1株利益は165円程度(実質では160円程度)になろう。
時価の3095円はPER18.6倍(実質で19.3倍)に過ぎず、EV関連としての人気も高まっており、昨年来高値を更新したばかりだが、ここから新たな上昇相場入りと期待していいだろう。
アイティフォー(推)は19日、940△22と昨年来高値を更新した。ようやく私の言うRPA関連の本命という材料が認知されかかって来たようだ。さらに5G関連(5GHz帯無線アクセスシステム「エアーマックス」を展開)でもあり、早期に1000円大台乗せしさらに大きく羽ばたく展開が期待できよう。
エンビプロ(推)も1098△44と反発した。銅スクラップの黒谷、貴金属回収のアサカ理研と、金属市況高騰の恩恵を受ける他の銘柄も大幅高を続けており、むしろエンビプロの出遅れ・割負けが目立つ。1300円以上が十分期待できるのではないか。
東邦化学(推)が、ここ怪しげな動きをしているが、考えてみれば、ここはれっきとした半導体関連だ。半導体関連の主力株は大きく上げており、ここに来ては東洋合成、ダイトロンあたりにもようやくその動きが波及して来たところだ。もっとも出遅れているのが東邦化学のわけで、2.06日の決算発表に向けて、大きく戻す展開が期待できよう。
日特エンジは5440△140と、前日の下げをきっちり埋めた。巻線機メーカーからFA企業への脱皮・変身を図っているわけだが、それが実現しつつあるようだ。「EVモーター工法」を自主開発した実力を評価すれば6000円大台替わりが現実のものになるかもしれない。
タクミナ(推)については、読者の方のご指摘を受け、小生のミスが分かった(1.16日のタクミナに関する記述参照。この部分、後で抹消の予定です)。要するに今期予想経常利益は12.01日に減額修正されていたのである。ただ、これは私が推奨する以前のことであり、また同社株も12.02日に急落した時点でこれを織り込んだとみられるので、直接的影響はないと判断してよい。
会社は業績下方修正の理由をこう説明している。
>スムーズフローポンプは、国内外の旺盛な設備投資の波に乗り堅調な受注環境が続いております。
一方、バラスト水処理装置メーカー向けポンプは、バラスト水管理条約が2年間延長されたことにより取引先の一時的な在庫調整が行われ、当下半期の受注予想を大幅に下回ることになりました。
しかしながら、バラスト水処理装置の認証に向けた各社の活動は順調に進んでおり、来期より受注が再開するものと考えております。
つまり、今期は一時的に業績はダウンするが、逆に来期以降はその分を含め、大きく回復する、何ら心配無用ですよというメッセージであろう。だからこそ、すぐに大幅安から大きく戻したわけである。
同社株は、こに来てはこ軟調な動きを続けているわけだが、前にも一部書いたように、同社製品は半導体、リチウムイオン電池(EV関連)にも幅広く使われており、ここに来ての半導体、EV人気がいつ波及してもおかしくない。
このほか、当道場銘柄は、コムチュア(推)、広栄化学(推)、太陽誘電、マニー等も19日、堅調だったわけだが、今後も期待できよう。
ヒトコムの下げがなお止まらないが、もう時間の問題であり、ここで投げる手はない。ナンピン買いを入れるか、なおもう少し静観かだけである。辛抱。
1月21日 21時47分記
梅の木を見ると、日に日につぼみが膨らみ、、今にも開花しそうだ。牡丹は赤い芽を日々大きくしている。牡丹や芍薬は開花期は6月と書いてあるのが決まりのようだと思うが、実際には、年々早まり、5月には咲く。確かなことは覚えていないが、もしかしたら、牡丹か芍薬、どちららかは4月に咲いたような気さえする。温暖化で開花期がわけがわからなくなっているのである。
先日、散歩中、黄色い花が咲いているのを見かけ、これは何だっけと思いながら出て来ず困ったものよのうと嘆いていたのだが、帰宅後、思い出した。ろうばいである。なんとこの地合いにぴったりの名かと苦笑せざるを得なかった。
ろうばい、ロウバイと言っても、もちろん狼狽ではなく蝋梅と書く。花弁が蝋細工のようなことからこの名がある。それなりにポピュラーな花である。
さて明日は東京でも積雪かとちょっとした騒ぎになっている。浅香工業を月曜、寄りで買うのは吉と出るか凶と出るか。言うまでもなく、スコップ(ショベル、シャベル)メーカーで、特需がどれだけ出るかである。
スコップ特需で思い出した。
任天堂のNintendo Laboでは、Nindtendo Switch用ソフトとダンボールシートなどが入った「キット」が販売され、ダンボールシートを自分で組み立て、Nintendo Switchを組み込んでソフトを起動すれば、新しいあそびが体験できる(1.17日発表)。
Nintendo Laboなぞ、関係ないぞとほとんどの方は思うところだが、これで大村紙業(JQ)の株価が暴騰しているのである(1.16日終値800円。19日は1400△300、その後PTSで1700△300)。
任天堂向けのダンボール需要などたかが知れていると、無視してはいけない。これが相場だと、まずは事実を事実として受け止めることが重要だ。
では、他のダンボールメーカーの株価はどうなっているのか。
レンゴー(ダンボール首位)は17日以降、849△21、843▼6、865△22。岡山製紙(美装段ボール14%)は同696△13、715△19、742△27。
今、仔細に調べたら(それほどのことではないが)Nintendo Laboで使うのはダンボールシート、大村紙業はダンボールシートの売り上げが全売り上げの23%(他にダンボールケース63%)を占めるのであった。まさに本命のわけである。
それでも、ダンボールメーカーに好影響が広がったのである。
ともかく、問題は我がザ・パックにも好影響が波及するかもしれないということである。同社のダンボールの売り上げは全体の11.5%で、かなり多い。17日以降の値上がりも計60円、1.6%に過ぎない。好業績な割安株という認識が広がりかつ任天堂・ダンボール関連となれば、意外に面白いことになるかもしれない。
日置電機(推)にも好材料が出ている。
19日引け後、2017年12月期の期末配当予想を30円→35円に、つれて通期では55円→60円に増やすと発表した。
たかが5円の増配と侮るなかれ。同社は「連結配当性向40%を目途として、業績向上による一層の利益還元を実施することを…基本方針としてお」り、今回の増配は、とりも直さず、2017年12月期業績が、予想を上回ったということに他ならないのである。
配当性向40%で60円配当なのだから1株利益は150円前後になるということである。
これをもとに計算すると純利益は20.45億円になる。会社予想は17.20億円、四季報予想は19.00億円だから、どちらも大きく上回るということである。
今期も1割程度の増益は十分期待できるから、その場合1株利益は165円程度(実質では160円程度)になろう。
時価の3095円はPER18.6倍(実質で19.3倍)に過ぎず、EV関連としての人気も高まっており、昨年来高値を更新したばかりだが、ここから新たな上昇相場入りと期待していいだろう。
アイティフォー(推)は19日、940△22と昨年来高値を更新した。ようやく私の言うRPA関連の本命という材料が認知されかかって来たようだ。さらに5G関連(5GHz帯無線アクセスシステム「エアーマックス」を展開)でもあり、早期に1000円大台乗せしさらに大きく羽ばたく展開が期待できよう。
エンビプロ(推)も1098△44と反発した。銅スクラップの黒谷、貴金属回収のアサカ理研と、金属市況高騰の恩恵を受ける他の銘柄も大幅高を続けており、むしろエンビプロの出遅れ・割負けが目立つ。1300円以上が十分期待できるのではないか。
東邦化学(推)が、ここ怪しげな動きをしているが、考えてみれば、ここはれっきとした半導体関連だ。半導体関連の主力株は大きく上げており、ここに来ては東洋合成、ダイトロンあたりにもようやくその動きが波及して来たところだ。もっとも出遅れているのが東邦化学のわけで、2.06日の決算発表に向けて、大きく戻す展開が期待できよう。
日特エンジは5440△140と、前日の下げをきっちり埋めた。巻線機メーカーからFA企業への脱皮・変身を図っているわけだが、それが実現しつつあるようだ。「EVモーター工法」を自主開発した実力を評価すれば6000円大台替わりが現実のものになるかもしれない。
タクミナ(推)については、読者の方のご指摘を受け、小生のミスが分かった(1.16日のタクミナに関する記述参照。この部分、後で抹消の予定です)。要するに今期予想経常利益は12.01日に減額修正されていたのである。ただ、これは私が推奨する以前のことであり、また同社株も12.02日に急落した時点でこれを織り込んだとみられるので、直接的影響はないと判断してよい。
会社は業績下方修正の理由をこう説明している。
>スムーズフローポンプは、国内外の旺盛な設備投資の波に乗り堅調な受注環境が続いております。
一方、バラスト水処理装置メーカー向けポンプは、バラスト水管理条約が2年間延長されたことにより取引先の一時的な在庫調整が行われ、当下半期の受注予想を大幅に下回ることになりました。
しかしながら、バラスト水処理装置の認証に向けた各社の活動は順調に進んでおり、来期より受注が再開するものと考えております。
つまり、今期は一時的に業績はダウンするが、逆に来期以降はその分を含め、大きく回復する、何ら心配無用ですよというメッセージであろう。だからこそ、すぐに大幅安から大きく戻したわけである。
同社株は、こに来てはこ軟調な動きを続けているわけだが、前にも一部書いたように、同社製品は半導体、リチウムイオン電池(EV関連)にも幅広く使われており、ここに来ての半導体、EV人気がいつ波及してもおかしくない。
このほか、当道場銘柄は、コムチュア(推)、広栄化学(推)、太陽誘電、マニー等も19日、堅調だったわけだが、今後も期待できよう。
ヒトコムの下げがなお止まらないが、もう時間の問題であり、ここで投げる手はない。ナンピン買いを入れるか、なおもう少し静観かだけである。辛抱。
1月21日 21時47分記
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