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2017.12.10
太陽誘電は更なる大上方修正必至
ようやく半導体株売りも終わったようで、海外株の堅調(見た限り08日は全ての国の株価が上昇)も相まって、比較的穏やかな相場環境になってきたようだ。
日置電機(推)は、業績の上方修正・増配を好感して2798円まであって2741△56。
同社の自動試験装置は半導体製造用、スマホなどの回路測定にも使われる。測定器はEVやHVのバッテリー検査装置や太陽光など新エネルギーの開発向けなどが伸びている。海外への展開も進めており、来期も高い成長が期待できよう。
コメダは1959円まであって1949△24。引け値としては戻り高値更新となる。1950円前後が抵抗ラインになっているが、いよいよ、このラインを突破するかもしれない。年初来高値2007円更新が期待できる。食品、飲食などで大きく上げる銘柄が目立つ中、大きく出遅れているだけに、ここはなお狙い場だろう。
白洋舎は値動きが荒い(必ずと言っていいくらい1日で大きく突っ込む場面があり、そこが狙い場)が、大きな流れとしては上げ基調にあるとみてよく、安くなったら買いでいいだろう。
栗本鉄工は、もう少し日柄が必要なのかもしれないが、どこかで吹くはず。今は材料は温存。
日特エンジ(推)4800△05、フルヤ金属(推)4745△100とともに大幅高した。
逆にダイトロン、東洋合成は大きく下げたが、こちらは明日以降に期待。
【太陽誘電の出番か】
ここ4日続落といいところがなかったわけだが、08日も45円安まで下げる場面があったが、引け近くになって買い戻され1761△6。いい動きになってきた。
この後、好材料が出た。
日経の09日朝刊に「スマホ部品が不足」という見出しの記事が掲載された。スマホは販売台数の伸びは鈍化しているが、高機能化で1台当たりの積層セラミックコンデンサー(MLCC)搭載数が増えているという。また自動車の頭脳に当たる電子制御ユニットをはじめ、車載カメラやディスプレーへの搭載が増えている。今後はEVに使うインバーター向けの需要が見込まれるという。こうした中、MLCC世界トップの村田製作の村田会長は「車載需要が急速に拡大している」と事業説明会で力説した(11月)という。
この記事で最も注目すべきは、セラミックコンデンサーの価格が「2017年6月以降上昇に転じ」、9月は前年同期比24%高く1年10カ月ぶりの高水準という部分だ。
太陽誘電は言うまでもなく、日本では村田に次ぐ、世界でも上位のセラミックコンデンサーメーカーだ。業績が2017年3月期に大幅減益になったのは、ひとえにセラミックコンデンサーの価格が急落したためである。これが急回復。「6月以降」急上昇しているというのだから、下半期(10-03月期)は上半期を大きく上回る好業績が必至とみていいだろう。
11.08日に中間期の業績と通期の業績予想をそれぞれ70.0億円→100.21億円、150.0億円→180.0億円に上方修正した。
上方修正前の予想経常利益は
上半期70億円、下半期80億円 だったが、上方修正後は
上半期100.21億円(実績)、下半期79.79億円 に変更したわけだ。
下半期は、上方修正前よりわずかとはいえ、減額修正したわけである。これだけでも、今後のさらなる上方修正は確定的だったわけだが、そこに6月以降のセラミックコンデンサー価格の急上昇が起きているのだから、驚異的上方修正もあり得よう。
下半期の経常利益はどうなるか。
控え目にみても上半期をやや上回る110億円~120億円
常識的には120億円~160億円
楽観的にみれば160億円~200億円
通期(2018年3月期)の予想経常利益は、210億円~300億円ということになる。
会社予想が180億円だからいずれにせよ、今後大幅上方修正必至ということである。一応250億円程度を期待して、相場を見て行こう。
12月10日 21時23分記
日置電機(推)は、業績の上方修正・増配を好感して2798円まであって2741△56。
同社の自動試験装置は半導体製造用、スマホなどの回路測定にも使われる。測定器はEVやHVのバッテリー検査装置や太陽光など新エネルギーの開発向けなどが伸びている。海外への展開も進めており、来期も高い成長が期待できよう。
コメダは1959円まであって1949△24。引け値としては戻り高値更新となる。1950円前後が抵抗ラインになっているが、いよいよ、このラインを突破するかもしれない。年初来高値2007円更新が期待できる。食品、飲食などで大きく上げる銘柄が目立つ中、大きく出遅れているだけに、ここはなお狙い場だろう。
白洋舎は値動きが荒い(必ずと言っていいくらい1日で大きく突っ込む場面があり、そこが狙い場)が、大きな流れとしては上げ基調にあるとみてよく、安くなったら買いでいいだろう。
栗本鉄工は、もう少し日柄が必要なのかもしれないが、どこかで吹くはず。今は材料は温存。
日特エンジ(推)4800△05、フルヤ金属(推)4745△100とともに大幅高した。
逆にダイトロン、東洋合成は大きく下げたが、こちらは明日以降に期待。
【太陽誘電の出番か】
ここ4日続落といいところがなかったわけだが、08日も45円安まで下げる場面があったが、引け近くになって買い戻され1761△6。いい動きになってきた。
この後、好材料が出た。
日経の09日朝刊に「スマホ部品が不足」という見出しの記事が掲載された。スマホは販売台数の伸びは鈍化しているが、高機能化で1台当たりの積層セラミックコンデンサー(MLCC)搭載数が増えているという。また自動車の頭脳に当たる電子制御ユニットをはじめ、車載カメラやディスプレーへの搭載が増えている。今後はEVに使うインバーター向けの需要が見込まれるという。こうした中、MLCC世界トップの村田製作の村田会長は「車載需要が急速に拡大している」と事業説明会で力説した(11月)という。
この記事で最も注目すべきは、セラミックコンデンサーの価格が「2017年6月以降上昇に転じ」、9月は前年同期比24%高く1年10カ月ぶりの高水準という部分だ。
太陽誘電は言うまでもなく、日本では村田に次ぐ、世界でも上位のセラミックコンデンサーメーカーだ。業績が2017年3月期に大幅減益になったのは、ひとえにセラミックコンデンサーの価格が急落したためである。これが急回復。「6月以降」急上昇しているというのだから、下半期(10-03月期)は上半期を大きく上回る好業績が必至とみていいだろう。
11.08日に中間期の業績と通期の業績予想をそれぞれ70.0億円→100.21億円、150.0億円→180.0億円に上方修正した。
上方修正前の予想経常利益は
上半期70億円、下半期80億円 だったが、上方修正後は
上半期100.21億円(実績)、下半期79.79億円 に変更したわけだ。
下半期は、上方修正前よりわずかとはいえ、減額修正したわけである。これだけでも、今後のさらなる上方修正は確定的だったわけだが、そこに6月以降のセラミックコンデンサー価格の急上昇が起きているのだから、驚異的上方修正もあり得よう。
下半期の経常利益はどうなるか。
控え目にみても上半期をやや上回る110億円~120億円
常識的には120億円~160億円
楽観的にみれば160億円~200億円
通期(2018年3月期)の予想経常利益は、210億円~300億円ということになる。
会社予想が180億円だからいずれにせよ、今後大幅上方修正必至ということである。一応250億円程度を期待して、相場を見て行こう。
12月10日 21時23分記
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