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東邦化学(推)は、24日、776△100のストップ高まであって終値は742△66。

ここ2回のストップ高を交え大きく上げたわけだが、逆張り思考の投資家は、上げ過ぎだからと弱気になりがちだ。
しかしそういう情緒的発想では株式投資で成功できない。客観的に合理的に分析して判断することが重要だ。
そのためのデータとして、以下に、半導体関連の好業績中小型株6銘柄のPER等を示した。
株価は25日終値。1株益、PERとも2018年3月期の予想数字である。

鎌倉理論からすると、ここは2019年3月期の予想数字にすべきなのだが(2018年3月期は残り4ヵ月余になり6ヵ月未満くらいからはむしろ次の期の数字を使うべきというのが鎌倉理論)、各社そろって最近9月中間期業績を発表、今期(2018年3月期)の業績予想も変更したところが多い。これを踏まえた来期(2019年3月期)予想は、四季報はしていないし、私が独断でこの時点で出すのにも問題が多いので、あえて2018年3月期予想の数字を使ったわけである。

銘柄        株価   実質1株益(名目1株益)   実質PER(名目PER)
東京応化工   5110円   126.4円(133.3円)       40.4倍(38.3倍)
トリケミカル   4500円   129.0円(147.2円)       34.9倍(30.6倍)
三社電機    1373円    51.7円( 63.6円)       26.6倍(21.6倍)
東洋合成    1927円    75.6円( 94.5円)       25.5倍(20.4倍)
トーカロ     5240円    276.3円(296.1円)      19.0倍(17.7倍)
東邦化学     742円    54.9円 (56.3円)      13.5倍(13.2倍) 

この表をざっと見ただけでも、いかに東邦化学のPERが、他社と比べて低いか分かろう。
さらに同社の場合、業績予想が控え目過ぎることは、すでに指摘したとおりである。
大きく上げたとはいえ、まだ、こうした同社に対する低過ぎる評価への見直しがようやく始まったばかりなのである。 

11月26日 0時09分記   
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