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10.20日も日経平均は9円高しついにこれで02日以降14連騰となった。岩戸景気終盤の1960年12月21日ー61年1月11日の記録に並んだ。過去最長記録で、バブル期にもなかったことのわけで、マスコミも大きく報道しているわけだが、多少なりと、相場を知っている投資家はしらけているだろう。

この間、日経平均は20356円→2万1458円へと5.4%上昇した。(14連騰にしては小さい上昇率だが)
実感として、そんなに上がっている感じがしないのは、すでに何度も書いて来たように、この間の騰落銘柄数が、総計で値上がり銘柄数が値下がり銘柄数をわずかに上回るだけで分かるように、中小型株は、むしろ値下がりするものの方が多かったからである。
分かりやすい数字で示すと、単純平均はこの間、2827→2801と−26で0.9%下落しているのである。JQ、マザーズもごくわずかな値上がりにとどまっている。

結局、主力大型株がけん引した相場、外国人投資家や日銀(ETF=上場投信買い)の買いが主導した相場だったということであろう。

日経は業績相場だと書いているが、中小型株は、業績にお構いなく株価は乱高下し、意味もなく大きく下げる銘柄も目立つ。
首都圏など大都市圏の地価が堅調な一方、地方圏・人口減少地域の地価はバブル崩壊後、ほとんど一度も上げることなく下げ続けている。
今の株価の動きは、これを想起させるが、中小型株と地方圏の土地では置かれている立場は全く違う。地方圏は人口減が止まらず、雇用も減少気味で明るい未来が描けないことが地下下落の原因だ。一方、中小型株の場合、主力大型株に負けないどころか大きく上回る業績が期待できる銘柄が数多くある。
であるからして、今の値動きが悪いからと言って弱気になる必要はない。

主力大型株は、ややはしゃぎすぎ、上げ過ぎでは、過熱しているのでは、という気迷い・反省がそろそろ台頭して来よう。
もちろん、その時が中小型株の出番である。

10月23日 0時11分記
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