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2017.07.27 フルヤ金属
7826 フルヤ金属(JQ) 
株価=2754△12(7月19日終値)   
出来高=1万2100株(7月19日) (売買単位=100株)
PER=27.0倍(今期=2018年6月期予想実質値)  
01月04日=1681円~2885円=07月14日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

7.19日付けでマルマエとともに推奨したわけだが、その後、他の書くべきことへの対応に追われ、両銘柄について材料等を書くのが遅れていたわけである。
推奨後、マルマエは一時は下落する場面もあったが、その後切り返し、ここ戻り高値更新中だ。一方、フルヤ金属は、推奨直後2875円と年初来高値にあと10円まで迫ったが、その後調整に入り、27日の終値は2739▼21と、推奨時の株価を、やや下回っている。この水準なら、新規の買いもいいだろう。
と言うわけで、まずは両銘柄のうち、フルヤ金属を取り上げるわけである。

2017年6月期~セグメント別重点施策

①薄膜
・高密度ルテニウムターゲット ルテニウム合金ターゲット =HDD業界再編の中で既存顧客のシェア維持⇒拡大
・ルテニウムターゲットの新用途需要へ対応
・5G市場の立ち上がりへ向けBAWデバイス向けターゲットの受注増
・APCの韓国市場における受注増。中国市場(タッチパネル、有機EL向け)開拓
・高純度パウダーの強みを生かし、次世代半導体(STT-RAM)向けターゲットの市場投入をさらに加速 ⇒量産時の当社製品のス タンダード化への布石

②センサー
・好調な半導体市況への対応= 一貫生産体制の強みを生かし納期・品質で顧客要求に応えていく
・新規開発製品量産に向けた準備 =千歳工場⇒クリーンルーム増設
・積極的な海外展開の推進 =大手半導体製造装置メーカーとの連携ほか
・半導体大型設備投資が相次ぐ中国市場への 参入の検討を継続

③その他
・有機EL燐光材向け原材料(イリジウム化合物)
・イリジウム化合物の高純度化技術により 世界トップシェアを維持
・ 2017年から 大手スマートフォンメーカーのOLED採用に 伴 うイリジウム化合物の受注拡大

いろいろ書きたいことが多いのだが、素人の私が簡潔にまとめるのは至難のわざなので、断念した。詳しくはHP(2017年6月期第2四半期決算説明会資料)を、お読みいただきたい(上記の重点施策は、これをもとにまとめたものである)。

いずれにせよ、同社はPGM(プラチナグループメタル)の中でも加工の難しいイリジウム (Ir)・ルテニウム (Ru) に いち早く取組み、世界一になり、高いシェアと高度な加工技術を確立、PGM製品の安定供給責務を果たすことで、最先端技術開発の一翼を担うという、独自の地位を確保、今後は有機EL、次世代半導体、水素インフラ触媒(燃料電池等に使う)等の先端分野での飛躍が期待されるのである。

ナノ合金技術(京都大・北川博教授が開発)、FT-eco触媒という大きな材料もあるわけだが、これについては、別の機会に譲る。

2017年6月期本決算発表は8.07日の予定。
5.09日に2017年6月期決算に関しては上方修正済み(経常利益予想6.59億円→8.19億円)なので、これに関してはサプライズはまずない。問題は2018年6月期見通しでどういう数字を出すかだ。決算への市場の反応は読みにくいので、ある程度の警戒は必要だが、5.09日の上方修正でも分かるように、業績はしり上がりに好転の方向とみてよさそうなので、あまり心配しなくていいのではないか。

7月27日 21時14分記

27日の相場は、小動きだった。任天堂が4-6月期、スイッチの販売好調ということで買われ東証1部、売買代金1位、株価も7.6%上げた。なお日本精線は856△150のストップ高まであって835△129(東証1部値上がり率2位)。
オハラ(推)は1641△73まであったものの終値は1509▼59。1600円前後では、少なくとも一部は売っておきたかったところだが…私?数%は売りましたが・・・

アテクト(推)、アルバック、フェローテック、東エレク(当道場銘柄ではない)、MARUWA(同)、平田機工(同)など、相変わらず、半導体・有機EL関連が強い。
こうなると、やはり、フルヤ金属(推)、マルマエ(推)がもっと評価されてしかるべきだろう。
本多通信は引け後、第1四半期決算を発表した。経常利益は前年同期比3.4倍(少しウラがあるが)で、文句のない好業績。通期業績予想は据え置いたが、いずれ上方修正だろう。同社も半導体関連だ。PTSは売買不成立だが、終値より37円高い1850円に100株買いが入っている。

ロジネット(推)は852▼8。4.25日、918△88まであって820▼10だった時の出来高が64000株で、おそらく本年最多だった。その前日830△120の時の出来高は15000株に過ぎない。言いたいのは、現在の850円台の株価というのは、、ほぼ相場スタート時の株価にまで戻った水準だということである。札幌市場で参加者が少ないので、ブレはありうるが、いよいよ底打ちが見えて来たのかもしれない。7.26日の出来高が15000株と5.29日以来の多さ(ちょっとしたセリング・クライマックスか)、27日は一転2000株の少なさ。
なお最終の板は850円に2000株の買い、851円~前日比1円高の861円まで計7000株の買いがびっしり(ちょっと大げさに聞こえようがこの銘柄としてはそうなのである)入っている。この辺も相場の転機を暗示している気がしないでもない。

7月28日 0時20分記
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