2017.06.26 オハラ
5218 オハラ(東証1部) 
株価=1282▼15(6月20日終値)   
出来高=28万4200株(6月20日) (売買単位=100株)
PER=39.9倍(今期=2017年10月期予想実質値)  
01月24日=809円~1438円=02月27日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=株価等は推奨時の数字。

この銘柄は、最近だけでも2つの材料で、2回、大きく買われている。

①5.31日引け後、世界初の車載カメラレンズ用光学ガラスを開発と発表。これを受けて6.01日は1215△108まであって1177△70(出来高は前日の7倍余の102.0万株に急増。
②6.14日引け後2017年10月期中間決算を発表。経常利益は会社計画の3.20億円(四季報予想は4.40億円)に対し6.55億円だった。なお会社は通期予想11.70億円は据え置いた。これを受けた15日は1275△70まであったものの終値は1210△5。

オハラにはこれ以外にもいろいろ材料があり(後述)、前述の材料も含め、全貌が理解されれば、株価は居所を大きく変えると思われる。にもかかわらず、意外に上げていないのは、材料の多さもあって、それらをきちんと理解、正しく消化するということがなされていないからだろう。

一つ一つ、材料を詳述すると、膨大な量になりそうなのでやめ、詳細は、各自、調べていただくとして、ここでは重要な点や、意外に知られていない点に的を絞って書くとしよう。

①ナノセラム(耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス)
②クリアセラム(極低膨張ガラスセラミックス)
③車載カメラレンズ用光学ガラス(S-LAL20など3種あり)
④固体電解質(開発中)

①はスマホの画面保護材、同カバーガラス向けが主要な用途だが、その特性からさらに多様な用途が期待できそうだ。
なおカバーガラス向けは、立ち上げが遅れ2017年10月期の予想売り上げは22.0億円→4.5億円に減額している(第2四半期決算説明資料)。
②はFPD露光装置向けが好調。
③は直射日光や雨、雪などによる温度変化があっても屈折率がほとんど変わらず、鮮明な画像が常に得られる。このため、自動ブレーキ、自動運転等に不可欠のセンシング用車載カメラのレンズに使われることを想定。
完全な自動運転の実現をめざし、世界の自動車メーカーが熾烈な開発競争をしているわけだが、オハラは「車載カメラを製造する光学機器メーカーや電機メーカーに新開発のガラスを拡販していく。」(日経6.14日朝刊、神奈川・首都圏経済)
鎌倉注=オハラの筆頭株主はキヤノン、また販売先首位もキヤノン。そのキヤノンは2017年1月11日、車載カメラ事業への参入を明らかにしている!
④については後日。新四季報には「固体電解質の開発着々。」とある。いずれにせよ、これだけでも大変な材料なのである。

デジカメ市場急縮小で2016年10月期には、ついに経常赤字にまで追い込まれたオハラだが、上記のように、次世代をにらんだ成長力のある新製品を続々開発、大きく変貌を遂げつつ、新たな成長ステージに突入しようとしている。
夢を語れば、車載カメラレンズ用光学ガラスは、世界中の自動車メーカーに続々採用が広がるといった展開もありうるのである。
こうしたことを、投資家が理解し始めれば、株価が、こんな水準に甘んじているのがおかしいと分かろう。
1438円の年初来高値更新からが、車載カメラレンズ用光学ガラス、固体電解質を織り込む相場だろう。

6月26日 19時45分記

相場は、依然薄商いの中、膠着感の強い展開が続く。ただ、そうした中でも、個別の銘柄(特に小型株)の場合、1日で値段が大きく動くので要注意だ。
26日もエスプール2870△195のように、23日135円下げたのが猛反発となるなど目まぐるしい動きだ。
三洋貿易2569△109、エステー2710△120、萩原工業3055△90、MORESCO2079△25と、3000円前後の銘柄だが、そろって年初来高値を更新した。日本精線、進和、ハリマ化成なども高く、「新四季報から発掘した妙味株」の勢いが止まらない。まだあまり上げていない銘柄では、バイテック、本多通信などが面白そうだ。

アテクトは反発したが、オハラ(推)は続落となった。この水準は絶好の拾い場だろう。

6月27日 0時12分記
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