| Home |
2017.06.23
前川前次官、マスメディアを厳しく批判の記者会見
日本記者クラブは、前文部科学省事務次官の前川喜平氏の記者会見を、23日夕、東京・内幸町 の同クラブで開いた。
注=前川氏が記者会見した的報道が多く、これだと、前川氏が勝手に開いた感じで正確性を書き、誤解を生む恐れがある。
TBSテレビで、これから放映する(生中継)と言うので、コーヒーを用意、待っていたら、開始間もなく、司会役的男性が前川氏の会見の趣旨がはっきりしない的な反前川氏的トンチンカン発言をし、あわてて岸井成格氏がフォローの発言、そして間もなく時間もないのでとか何とか言ったと思ったら、突如小林麻央さんのことに画面が切り替わった。あわてて他のチャンネルに変えてみたが、前川会見をやっている局はゼロ(かなり経ってTV東京がちょっと取り上げたが)、ほぼすべて麻央一色なのには、恐れ入った。
やむなく、以降はユーチューブで見た。
前川氏の会見は素晴らしく、誰もがしっかり見る価値ありと思ったので、これを書いている。
ネット、NHKニュース(ニュース7)で、前川会見を見ても、案の定、本当に重要なところは欠落しているので、以下にまとめておこう。
①私に最初に加計学園関係でインタビューしたのはNHKだが、それはいまだ放映されていない、また決定的に重要な9.26日付け文書(「総理のご意向」などの文言あり)も、NHKは朝日報道前に報道しながら核心部分は黒塗りだった。
私への個人攻撃と思われる読売新聞の不愉快な報道、その背後に何があったかをメディアはきっちりと検証すべきだ。私は官邸の関与があったと考えている。
報道番組のコメンテーターの中には、誰とは言わないが、いかなる状況証拠等が出て来ても官邸擁護しかない方がいらっしゃる。森友学園の問題で官邸を擁護し続けるコメントを繰り返した方の中には、ご本人の性犯罪が検察・警察に揉み消された疑惑を受けている方(鎌倉注=元TBS記者の山口敬之氏か)もいらっしゃる。
日本の国家権力とメディアの関係に非常に不安を覚える。国民主権の観点から問い直すべきだ。
②「前川前次官出会い系バー通い」の記事が読売新聞に載ったのは5.22日朝刊。この前の20日、21日と読売から、この私行について報道するつもりがある、ついては前川氏のコメントが欲しいからという取材要請があったが、(前川氏は)無視。
また、21日には和泉(洋人)総理補佐官から、文科省の某幹部を通じて、和泉さんが話をしたいと言ったら応じるつもりはあるかという打診があったが、(前川氏は)「ちょっと考えさせて欲しい」と言って無視。
このことと、官邸が前川氏の出会い系バー通いを把握していたこととから、(前川氏は)読売報道には、官邸が関与と判断と発言。前川氏は、「読売報道と官邸からのアプローチは連動」と感じたが、読売が書こうとしているのを、官邸に抑えてもらおうなどと思っていなかったので、無視したわけである。
こうしたことについて、こういうことが自分以外にも起きているのなら、監視社会化、警察国家化、メディアの私物化、民主主義の死滅の危機(が危惧されるわけで、われわれは今)、その入り口に立っているのではないか。
鎌倉注=もうこういうことに我々の多くは不感症になってさえいるが、この前川発言の重みをきっちり受け止めるべきだろう。
③真相解明のためにメディアがどうしていけば事実が明らかになるかと聞かれ、「頑張ってくださいとしか言いようがない」と、笑わせた後「重要な人物で一切発言しておられない加計孝太郎さん、早くつかまえていただきたいなと思います。」で爆笑を誘う。
このほかにも、いろいろいいことをいっぱい発言しておられ、久しぶりに、明確に正確にきっちりと、かつ冷静に話のできる、そして人間的にも、高潔な方と思われる方の会見、質疑を聞き、さわやかないい気分になれた。菅さんや竹下さん(竹下亘自民党国対委員長)の粗野で空疎な発言に辟易させられている毎日だけに、一服の清涼剤でさえあったのである。
自身の名誉やマスコミの報道姿勢には厳しい発言をする一方、文科省の役人等への気遣い、元官僚としての立場等をわきまえた抑えるべきところは抑えた発言、そしてきっちりと反論すべきところは反論しつつもユーモアも忘れない、まさに尊敬に値する人物であった。今後について聞かれたときだと思うが「天下りはしません。」とゲスの勘繰りを一蹴されてもいた。
今まとめていて、何のことはない、これは決定的なマスコミへの批判、叱咤激励が、かなりの部分を占め、これでは特にNHKや日本テレビ(読売系)、TBSは、麻央様様と逃げるわけだと納得。
それはともかく、この会見はまともな方が見ればきっと感動ものの、そして面白いものですから、ぜひご覧になることをお勧めします。右も左も、見る目のある方なら評価できる内容です。私が保証します。
アッキーやシンゾー、スガ、ハギウダ、カケさん等々もぜひご覧を。でも心に曇りのある方には、何も響かないんでしょうなあ。
6月23日 21時22分記
注=前川氏が記者会見した的報道が多く、これだと、前川氏が勝手に開いた感じで正確性を書き、誤解を生む恐れがある。
TBSテレビで、これから放映する(生中継)と言うので、コーヒーを用意、待っていたら、開始間もなく、司会役的男性が前川氏の会見の趣旨がはっきりしない的な反前川氏的トンチンカン発言をし、あわてて岸井成格氏がフォローの発言、そして間もなく時間もないのでとか何とか言ったと思ったら、突如小林麻央さんのことに画面が切り替わった。あわてて他のチャンネルに変えてみたが、前川会見をやっている局はゼロ(かなり経ってTV東京がちょっと取り上げたが)、ほぼすべて麻央一色なのには、恐れ入った。
やむなく、以降はユーチューブで見た。
前川氏の会見は素晴らしく、誰もがしっかり見る価値ありと思ったので、これを書いている。
ネット、NHKニュース(ニュース7)で、前川会見を見ても、案の定、本当に重要なところは欠落しているので、以下にまとめておこう。
①私に最初に加計学園関係でインタビューしたのはNHKだが、それはいまだ放映されていない、また決定的に重要な9.26日付け文書(「総理のご意向」などの文言あり)も、NHKは朝日報道前に報道しながら核心部分は黒塗りだった。
私への個人攻撃と思われる読売新聞の不愉快な報道、その背後に何があったかをメディアはきっちりと検証すべきだ。私は官邸の関与があったと考えている。
報道番組のコメンテーターの中には、誰とは言わないが、いかなる状況証拠等が出て来ても官邸擁護しかない方がいらっしゃる。森友学園の問題で官邸を擁護し続けるコメントを繰り返した方の中には、ご本人の性犯罪が検察・警察に揉み消された疑惑を受けている方(鎌倉注=元TBS記者の山口敬之氏か)もいらっしゃる。
日本の国家権力とメディアの関係に非常に不安を覚える。国民主権の観点から問い直すべきだ。
②「前川前次官出会い系バー通い」の記事が読売新聞に載ったのは5.22日朝刊。この前の20日、21日と読売から、この私行について報道するつもりがある、ついては前川氏のコメントが欲しいからという取材要請があったが、(前川氏は)無視。
また、21日には和泉(洋人)総理補佐官から、文科省の某幹部を通じて、和泉さんが話をしたいと言ったら応じるつもりはあるかという打診があったが、(前川氏は)「ちょっと考えさせて欲しい」と言って無視。
このことと、官邸が前川氏の出会い系バー通いを把握していたこととから、(前川氏は)読売報道には、官邸が関与と判断と発言。前川氏は、「読売報道と官邸からのアプローチは連動」と感じたが、読売が書こうとしているのを、官邸に抑えてもらおうなどと思っていなかったので、無視したわけである。
こうしたことについて、こういうことが自分以外にも起きているのなら、監視社会化、警察国家化、メディアの私物化、民主主義の死滅の危機(が危惧されるわけで、われわれは今)、その入り口に立っているのではないか。
鎌倉注=もうこういうことに我々の多くは不感症になってさえいるが、この前川発言の重みをきっちり受け止めるべきだろう。
③真相解明のためにメディアがどうしていけば事実が明らかになるかと聞かれ、「頑張ってくださいとしか言いようがない」と、笑わせた後「重要な人物で一切発言しておられない加計孝太郎さん、早くつかまえていただきたいなと思います。」で爆笑を誘う。
このほかにも、いろいろいいことをいっぱい発言しておられ、久しぶりに、明確に正確にきっちりと、かつ冷静に話のできる、そして人間的にも、高潔な方と思われる方の会見、質疑を聞き、さわやかないい気分になれた。菅さんや竹下さん(竹下亘自民党国対委員長)の粗野で空疎な発言に辟易させられている毎日だけに、一服の清涼剤でさえあったのである。
自身の名誉やマスコミの報道姿勢には厳しい発言をする一方、文科省の役人等への気遣い、元官僚としての立場等をわきまえた抑えるべきところは抑えた発言、そしてきっちりと反論すべきところは反論しつつもユーモアも忘れない、まさに尊敬に値する人物であった。今後について聞かれたときだと思うが「天下りはしません。」とゲスの勘繰りを一蹴されてもいた。
今まとめていて、何のことはない、これは決定的なマスコミへの批判、叱咤激励が、かなりの部分を占め、これでは特にNHKや日本テレビ(読売系)、TBSは、麻央様様と逃げるわけだと納得。
それはともかく、この会見はまともな方が見ればきっと感動ものの、そして面白いものですから、ぜひご覧になることをお勧めします。右も左も、見る目のある方なら評価できる内容です。私が保証します。
アッキーやシンゾー、スガ、ハギウダ、カケさん等々もぜひご覧を。でも心に曇りのある方には、何も響かないんでしょうなあ。
6月23日 21時22分記
Mん
最近日本人の中に平気で嘘をつく連中が増えてきていると感じます。しかも当然のように嘘をつく。どこから見ても誰が見ても嘘なのに口先で平気で否定して茶を濁す。
最初は期待していましたが、権力を持つと次第に自分を客観視できず奢るのでしょう。
自分たちが稼いだ金で納税しても、こういった連中が身内に配っていると思うと、吐き気がする思い。
最初は期待していましたが、権力を持つと次第に自分を客観視できず奢るのでしょう。
自分たちが稼いだ金で納税しても、こういった連中が身内に配っていると思うと、吐き気がする思い。
2017/06/23 Fri 22:49 URL [ Edit ]
リミックスポイント
「私は反安倍政権ではありません」「むしろ、安倍さんに感謝していることもあります」。
前川喜平・前文科省事務次官は2017年6月22日、都内でBuzzFeed Newsの取材に応じ、こう語った。発言の真意とは?
前川氏は、加計学園をめぐる一連の疑惑で、菅義偉官房長官が当初「怪文書」だと言った文書を「見た」と証言し、一躍注目を集めた。
そのことで「安倍政権に反旗を翻した官僚」と喝采される一方、野党や自民党内の「安倍降ろし」に呼応しているとして、批判も浴びた。
しかし、前川さんはこうした見方を否定する。それが冒頭の発言だ。
何を感謝しているのか?
それは、安倍政権の教育政策。とりわけフリースクール政策、そして給付型奨学金だという。
「私は文科省でずっとフリースクールを認めるべきだ、と言ってたんです。いまの学校制度では対応できない不登校問題をどう考えたときに、学校の外に学校ではない選択肢があっていい、と」
「文科省ではそんなことを言う官僚は少数派だった。ところが、安倍さんはフリースクールを支援しようと、施政方針演説でおっしゃった」
この話をしながら、前川さんは冗談めかしてこんな話をした。
「私だってね(フリースクール問題に関して)これは『総理のご意向だ』って言ったことはありますよ(笑)」
不登校支援も
今年2月に施行された、不登校支援を目的にした教育機会確保法も重要だったと振り返る。この制定には前川さんも関わっていた。
「馳(浩・自民党衆院議員)さんらが中心になってフリースクールや夜間中学の問題で、教育機会確保法につながる議員立法をやろうとしていたんです。超党派の議員連盟もできていました」
「私は、この法律をぜひやってほしいと思ったので、いわば黒子になって、条文作りに携わったんです。これは非常に楽しい作業でした」
「フリースクール認めるべきだ、夜間中学をもっと作るべきだと言っても、文科省に内なる『岩盤』があった。それを総理の一声と議員連盟、つまり政治主導で突破するんですよ」
前川喜平・前文科省事務次官は2017年6月22日、都内でBuzzFeed Newsの取材に応じ、こう語った。発言の真意とは?
前川氏は、加計学園をめぐる一連の疑惑で、菅義偉官房長官が当初「怪文書」だと言った文書を「見た」と証言し、一躍注目を集めた。
そのことで「安倍政権に反旗を翻した官僚」と喝采される一方、野党や自民党内の「安倍降ろし」に呼応しているとして、批判も浴びた。
しかし、前川さんはこうした見方を否定する。それが冒頭の発言だ。
何を感謝しているのか?
それは、安倍政権の教育政策。とりわけフリースクール政策、そして給付型奨学金だという。
「私は文科省でずっとフリースクールを認めるべきだ、と言ってたんです。いまの学校制度では対応できない不登校問題をどう考えたときに、学校の外に学校ではない選択肢があっていい、と」
「文科省ではそんなことを言う官僚は少数派だった。ところが、安倍さんはフリースクールを支援しようと、施政方針演説でおっしゃった」
この話をしながら、前川さんは冗談めかしてこんな話をした。
「私だってね(フリースクール問題に関して)これは『総理のご意向だ』って言ったことはありますよ(笑)」
不登校支援も
今年2月に施行された、不登校支援を目的にした教育機会確保法も重要だったと振り返る。この制定には前川さんも関わっていた。
「馳(浩・自民党衆院議員)さんらが中心になってフリースクールや夜間中学の問題で、教育機会確保法につながる議員立法をやろうとしていたんです。超党派の議員連盟もできていました」
「私は、この法律をぜひやってほしいと思ったので、いわば黒子になって、条文作りに携わったんです。これは非常に楽しい作業でした」
「フリースクール認めるべきだ、夜間中学をもっと作るべきだと言っても、文科省に内なる『岩盤』があった。それを総理の一声と議員連盟、つまり政治主導で突破するんですよ」
2017/06/24 Sat 06:58 URL [ Edit ]
上田太郎
毎日拝読しています。丸和等さすがの読みで感服しております。
さて、日本のマスコミはもうどうしようもなく劣化してきているのを感じます。マスがもとめているものしか報道しないのはNHKのトップニュースが麻央さん死去のニュースだったのからも判ります。
毎月安倍ちゃんと飯を食っておるズブズブの
ヨイショ新聞の社主に反して記事の書ける骨のある記者はいないのか、まるで玉抜きの記者が書く記事はも文字通りゴミ記事しかないでしょう。
さて、日本のマスコミはもうどうしようもなく劣化してきているのを感じます。マスがもとめているものしか報道しないのはNHKのトップニュースが麻央さん死去のニュースだったのからも判ります。
毎月安倍ちゃんと飯を食っておるズブズブの
ヨイショ新聞の社主に反して記事の書ける骨のある記者はいないのか、まるで玉抜きの記者が書く記事はも文字通りゴミ記事しかないでしょう。
2017/06/25 Sun 08:53 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> 上田太郎 さん。
全く同感です。
菅長官の記者会見で同じ女性の声しか聞こえてこないと思っていたら、
この方がご存知かもしれませんが東京新聞の望月衣塑子氏。
社会部の方だそうで、政治部、男性記者は本当に腑抜けですね。
全く同感です。
菅長官の記者会見で同じ女性の声しか聞こえてこないと思っていたら、
この方がご存知かもしれませんが東京新聞の望月衣塑子氏。
社会部の方だそうで、政治部、男性記者は本当に腑抜けですね。
2017/06/25 Sun 22:37 URL [ Edit ]
斉藤
いつもブログ拝見しております。丸和の波に乗り遅れ、次こそはと思っております(毎度ながら)。
加計の問題はとてもユニークで新聞もテレビ局も社によってこんなにも違うのか、と改めて感じました。どちらが正しいかはさて置き、どちらも一面からしか言わないんだな、と。
不勉強な私にはこういった時の文書の流出元や、それこそ内部情報ぶちまけちゃってる前川氏は何か守秘義務的なものにひっかかってるのではと心配になりますが、大丈夫なのでしょうか。
おそらく森友と違って違法なことがない以上、終息するのでしょうかれど、これだけ騒がれた新学部に人は集まらないでしょうから、そのときまた「ほら、やっぱりいらなかったじゃないか」なんてまた騒がれそうで、なんだか誰も幸せにならないのが残念です。税金が使われる以上、少なくとも今治の方々には幸せになって欲しいものです。
加計の問題はとてもユニークで新聞もテレビ局も社によってこんなにも違うのか、と改めて感じました。どちらが正しいかはさて置き、どちらも一面からしか言わないんだな、と。
不勉強な私にはこういった時の文書の流出元や、それこそ内部情報ぶちまけちゃってる前川氏は何か守秘義務的なものにひっかかってるのではと心配になりますが、大丈夫なのでしょうか。
おそらく森友と違って違法なことがない以上、終息するのでしょうかれど、これだけ騒がれた新学部に人は集まらないでしょうから、そのときまた「ほら、やっぱりいらなかったじゃないか」なんてまた騒がれそうで、なんだか誰も幸せにならないのが残念です。税金が使われる以上、少なくとも今治の方々には幸せになって欲しいものです。
2017/06/26 Mon 00:43 URL [ Edit ]
| Home |