08日の相場は、フランス大統領選でのマクロン候補圧勝も加わり、前稿で書いたように主力株中心に大幅高となった。日経平均、TOPIXとも年初来高値を更新(昨年来高値も更新)した。

当道場銘柄では、チエルが1899△103と5.7%高、ベルーナ、遠州トラック、エスプール(推)、ダイフクも4%超の値上がりとなった。不二製油(推)、ヨコレイ(推)、日東ベスト(推)、フジッコの食品株も円安は気にされず、そろって上げた。ツバキ・ナカシマ、協立電機、SBS(推)も高かった。LITALICO(推)は1690円まであって1672△36と連騰、一段といい動きになって来た。1700円大台回復から一段高コースを期待しよう。

ただ、アピックヤマダ(推)は490▼100のストップ安。
5.07日、つまり日曜日付け(まさに寝耳に水)で以下のIRが出ている。
第三者委員会設置及び平成29年3月期決算発表の延期に関するお知らせ
詳しくは、これをご覧いただきたいが、要するに、2017年3月期の売上に関する会計処理について内部告発があり、第三者委員会を設置して調査等をするため決算発表を予定の5.15日から延期するというもの。
ストップ安に大量の売り物を残して終えたわけだが、PTSでは現在485▼5と落ち着いている。
確たることは言えないが、東芝等のこともあって、決算発表の遅れに過敏になっているようにも思う。そうとんでもないことになるとは思えない。また上場廃止などはほぼありえない。不幸にもまだお持ちの方は、とりあえずは、少なくとも、ここで投げ売るのは避けた方がよさそうだ。私は700株だけ残ってます。

【ロジネットの材料】
推奨後、4.25日の10円安以外は下げていないわけだが、5.02日は±0と小休止を入れ、08日は1088円まであって1078△26と高値追いとなっている。ただ出来高は08日は8000株と推奨後最低となっている。ということは、逆に、やはりほとんどの投資家が材料を知らずに売買しているのだろう。
実際、ヤフーファイナンスの掲示板には、以下のコメントがある(5.08日)。

四季報の主なコメント。

外資系大手企業との取引一層拡大(どこでしょう?)
前期開始の車部品がフル寄与
大手衣料チェーンの幹線店舗配送増加
急拡大する会員制倉庫店での取り扱い量膨らむ
中部物流センターが今年9月稼働、全国展開へ後押し
九州でのⅯ&A視野

鎌倉注=3、4行目の記述は前号のもの。

>外資系大手企業との取引一層拡大(どこでしょう?)

は、謎かけではなく、どこかご存知ないのだろう。

>期初受注の大手ネット通販の幹線輸送が16年11月から本格稼働。

これは四季報の前号(新春号)、遠州トラックにある記述である。これが今号(春号)では

>期初受注の大手ネット通販最大手アマゾンの幹線輸送が本格化。
>【アマゾン】幹線輸送に続き物流センター業務でも受注獲得目指し営業攻勢かける。

となり、ようやく投資家が大手ネット通販=アマゾンと気付き、遠州トラック株暴騰となったわけである。この記述に最初に気付き(1人)、買いに動いたのが不肖・鎌倉雄介だったわけであるというのは、前に書いたとおりである。

もうお分かりになっただろう。
ロジネットに関する四季報の記述
>外資系大手企業との取引一層拡大
の「外資系大手企業」というのはアマゾンに他ならない。

長くなったので、ここに至る私の推理過程については次回に譲るとして、最後に一言。
現在、アマゾンの輸送業務については、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便が主に担当、ほかに中小業者もかなり担当している。その中小業者で、上場企業(子会社も含む)は、SBS、ファイズ、ロジネット、遠州トラックである。
詳細は、私も当然承知していないが、各種情報を総合判断すると、ロジネットはかなりの好位置にいると思われる。好位置というのは、アマゾン関連の売上高、その全売り上げ高に占める比率等が上位になるだろうということである。

4.28日付けで示した遠州トラックとの業績、PER等の比較を最新の数字にしたものを示しておこう。

株価(08日終値)、時価総額(08日終値で算出)以外は、今期予想値。1株利益、PERは実質値

         株価     売上    経常利益  1株利益   PER   時価総額
ロジネット  1078円    570億円   23.0億円   113.1円   9.5倍  151億円

遠州トラック 1705円    235億円   12.4億円   99.7円   17.1倍  129億円

ロジネットの2017年3月期業績は上方修正の可能性がきわめて大と私は見ている。連れて2018年3月期業績も上記より良くなるとみる。というわけで、結局、経常利益は遠州の2倍とみても当らずと言えども遠からずだろう。
経常利益が遠州の2倍のロジテックなのに時価総額は1.17倍に過ぎないわけである。成長力もロジテックの方が格段に上である。
となれば、時価総額は遠州の2倍弱の250億円が妥当という計算も出て来よう。
この場合、株価は1783円(遠州の最高値時=時価総額142億円を基準にすると1997円)。
控え目に遠州の1.5倍の時価総額としても1380円(同1515円)。

5月08日 23時58分記




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