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フランス大統領選で、反EU2候補が決選投票に進出(つまり新大統領は反EU)という株式市場にとっての悪夢のシナリオ(といっても、もともとそうなる可能性は非常に小さかっただろうが)にはならず、マクロン(独立系中道候補、EUとの統合強化を掲げる)、ルペン(国民戦線、極右)両氏の決選投票ということになった。決選投票では、マクロン有利とみられており、ひとまず、フランス・リスクは心配しないで良さそうになった。

一方、北朝鮮リスクは相変わらずだが、市場は、こちらもそう心配していないようだ。
24日の日経平均は255円(1.4%)の大幅高、その後のNYダウも1%を超える上げとなっている。4.13日に石川製作(防衛関連の代表銘柄)が急落した時、これで北朝鮮リスクも気にしなくてよくなった的なことを書いている株式投資の専門家がいた。しかし24日の同社株は1421△158であり、これから判断すると、市場は北朝鮮が25日に核実験なりミサイル発射なりの行動に出る可能性がかなりあると読んでいるとみて取れる。
その一方で株価が上げているのだから、北朝鮮が、そういう行動に出ても、さほど深刻なことにはならないというのが市場のコンセンサスなのかもしれない。

とは言え、24日の株価は、一筋縄ではいかない値動きだったことを忘れてはならない。
日経平均   =+1.37%
JQ平均    =-0.19%
マザーズ指数=-2.02%
このように東証1部(日経平均)が高いだけで、JQもマザーズも(シャープの影響が大なので重視しないが、2部も)安かったのである。しかもJQ、マザーズは安値引けだった。
JQ、マザーズや東証1部でも小型株の一角は、主に個人投資家中心のリスク回避の小口の売りさえこなせず、下げたということだろう。

もうここまでくると、運命愛で行くしかないので、25日、北朝鮮がどう出るか見守るしかない。ただ、北朝鮮が核実験等の行動に出たとしても、アメリカが直ちに軍事行動に踏み切る可能性はかなり小さい(あるいはほとんどない)というのが大方の見方のようだ。

LITALICO(推)、エスプール、チエル、ファンデリーなど、小型株で大きく値下がりする銘柄が目立った。ただ、これも薄商いのなかでの行き過ぎた動きという面が強く、あわてず持続で良かろう。
逆に日東ベスト(推)のように底入れしたと思われる銘柄は強く日東ベストは6連騰となった。ニイタカ(推)も5連騰。
不二製油(推)、フジッコ、ヨコレイ(推)も上げた。

いずれにせよ、北朝鮮情勢に見極めがつき、市場が落ち着きを取り戻せば、理不尽に売られたような銘柄は、買い戻されることになろう。

4月24日 23時51分記
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