2017.04.04 沈着冷静に
とんでもない相場になっている。
とんでもないというのは、指数や平均株価が信用できない相場という意味も込めて言っている。

1週間かもう少し前くらいに、私は2部指数に疑問を呈し、今後は2部指数は無視ないしごく軽い扱いにするという趣旨のことを書いた。
最近になって、2部指数が実態と遊離しているとしか言いようのない値動きをする理由が分かった。犯人はシャープだった。つまりシャープが2部陥落、指数組み入れで、指数の特徴で、時価総額の大きいものほど、指数に大きく影響するから、2部指数はシャープの株価に異常なくらい大きく左右されることになったわけである。

特にひどかったのが4.03日だった。
2部指数=6019△23
2部単純平均=1955▼43
騰落銘柄数で見ても値下がり273で値上がり166の1.6倍以上だったのに、2部指数は上げた。シャープが495△25と大幅高したためである。

3日の日経新聞は「東証2部指数、初の6000台」という記事で「シャープ(中略)の影響が大きいが他の割安な中小型株にも物色の矛先が拡がった。」としている。そして2部銘柄について「中長期志向の投資家を中心に割安株を仕込む動きが広がっている。」という某氏の見方を紹介している。

しかしJQやマザーズでなく、2部株を特に物色しようなどという動きが顕著にあるとは、とても思えない。ひとえにシャープの影響なのである。恐らくシャープの2部指数への寄与度は、日経平均における寄与度上位3銘柄=ファストリ、ファナック、ソフトバンクの合計よりもはるかに大であろう。

4日の日経「スクランブル」欄に「一般に割安株の投資効率は成長株よりも高いとされる。(中略)その代表格、金融株は(後略)」という記事がある。
この記事には唖然としてしまった。最近、この欄の署名記事には、とんでもない(と私には思える)論が堂々と載っている。駆け出しの(恐らく)若い、もちろん株式投資の実戦経験などほぼ皆無の記者氏が、必死に勉強、付け刃的知識と、証券関係者への取材も加味して、まとめているとしか思えないのである。そうでないとしても、内容のレベルがその程度ということである。

そもそも「割安株」の定義がはっきりしないわけだが、それはひとまずおいておこう。
「一般に割安株の投資効率は成長株よりも高いとされる。」
などと書くが、誰がそんなことにしていると言うのだろうか。それでも、私の知らないうちに時代は変わったということも万に一つないとも限らないと思い、ネット検索してみたが、やはりこういう珍説は見つからない。

相場についても、簡単にふれておこう。
ここ、トランプ政権の政策行き詰まりに加え、円高進行で、冴えない相場が続いているわけである。特に東証1部の軟調が際立つが、最近になってJQ、マザーズにも影響が及びつつある。2部は4.03日に史上最高値を更新したわけだが、上述のように、これはただシャープ高によるもので、これを除いたら、(大雑把な予想に過ぎないが)JQやマザーズと大差ないことになろう。

04日は、ここ大きく上げた銘柄の急落が目立った。当道場銘柄以外では、第一稀元素、北の達人,エボラブル、ハビックス、アビストなど、道場銘柄では、ニイタカ(推)、アピックヤマダ(推)などである。また「新四季報から発掘した妙味株」でも、ワイエイシイ、カッシーナなどは、取り上げた後に上げた分をほとんど失うくらい下げた。
逆に言えば、これら銘柄は、景気よく下げたから、あく抜けも早いかもしれないという期待も出るところだ。

一方、強い動きだったのが、日東ベスト(推)1133△13のほか、フジッコ、LITALICO(推)だ。
フジッコは2588△34まであり、引け間際までプラスで終値は2551▼3、LITALICO(推)は1770▼84まであったが大きく戻し終値は1818▼36だった。
これらは、全般が戻ればいち早く大きく上げる期待が持てる。

あまりに激しい値動きや持ち株の急落に、浮足立ちそうなところだが、こういう時こそ、沈着冷静さを持って行動したい。

4月04日 22時43分記
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