4681 リゾートトラスト(東証1部)
株価=2257▼7(11月24日終値)   
出来高=32万2800株(11月24日) (売買単位=100株)
PER=26.5倍(今期=2017年3月期予想実質値) 来期はかなり低下か。 
11月09日=1952円~3235円=01月04日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=前稿(25日0時01分記)で推奨済みなので、株価等は11.24日の数字にしてある。

まず、BNCT(加速器型中性捕捉療法システム)について、簡単に記しておこう。
そのうえでBNCTとリゾートトラストの関係を明かそう。

平成 26 年度医工連携事業化推進事業 事業成果報告書(最終審査 1:最終製品)
事業管理機関:
株式会社 CICS
事業実施機関:
独立行政法人国立がん研究センター、社会福祉法人仁生江戸川病院 、島根県産業技術センター、 株式会社守谷刃物研究所 日本軽金属株式会社 、田中貴金属工業株式会社
【事業成果概要】 医療現場では、がん対策として再発がんの治療が最大の課題ある。この課題解決ため原子炉で培われた中性子捕捉療法技術を活用し、病院設置を可能とする新素材リチウムターゲットを用いる加速器型中性子捕捉療法システムの開発を行う。本システムは競合品に比し 全身被曝が少なく安全かつ低エネルギ―という優位性がある。 平成30 年の上市を目指す。

そしてBNCTにおいては、主に次の3グループがあることは、11.20日付けで書いている。

①「関西」とか書かれることもある京都大・住友重工・ステラケミファグループ。
これを追うのが
②国立がん研究センターグループ。昭和真空はここに属する。
かなり遅れて
③筑波大学・三菱重工グループ

②グループにおいて①グループの住友重工的立ち位置にいるのが(株)CICS(以下CICS)である。

世界初となるリチウムターゲットの病院設置型BNCTシステム 原子力安全技術センターの施設検査に合格
2016年3月1日
国立研究開発法人国立がん研究センター
株式会社CICS
AccSys Technology, Inc.

国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光、東京都中央区)は、株式会社CICS(代表取締役社長:今堀良夫、東京都江東区、以下「CICS」)が開発したリチウムターゲットシステムに株式会社日立製作所の子会社であるAccSys Technology, Inc.(会長:浅野克彦、米国カリフォルニア州、以下「AccSys」)の直線加速器を用いた病院設置型ホウ素中性子捕捉療法(BNCT:Boron Neutron Capture Therapy)システムを、中央病院(病院長:荒井保明)に導入するため準備を進めています。

BNCTは、薬剤(ホウ素製剤)を腫瘍細胞に集積させ放射線の中性子を照射することで、腫瘍細胞に選択的に作用する画期的な放射線治療方法で、副作用が少なく、さらに一度の治療で済むなど、世界的にも注目されています。
リチウムターゲットを用いたBNCTシステムは、加速器で加速された陽子線をリチウムに衝突させることで中性子を生成するもので、人体への悪影響の大きい高速中性子の混在が少ないことが特徴として知られています。一方で、リチウムは融点が低いためシステム開発が難しく、世界的にもまだその実用化には至っておりません 。

国立がん研究センターは、2014年の中央病院診療棟の完成とともに、加速器室、BNCT室(照射)を設置し、この新たなBNCTシステムを導入、性能試験を経て、2015年11月に原子力安全技術センターの施設検査に合格しました。今後、物理試験や生物試験を経て、早ければ2016年度中の臨床試験を目指します。また、世界初となるリチウムターゲットの病院設置型BNCTシステムの実用化と普及、さらにDDS(Drug Delivery System:薬物送達システム)を活用した集積性の高い薬剤開発、集積の診断、評価方法などについても検討し日本発の新規治療技術の確立に挑みます。

どうしても、長くなってしまうが、ざっとお読みいただけば、概要はお分かりいただけよう。
PET(ポジトロン断層法)とかPET検査、陽子線治療(なかにし礼で有名に)、重粒子治療といった最先端のがん治療(放射線治療)関連の言葉をご存知の方も多かろう。BNCTは、その先を行くもので、PET検査と併用することで、重粒子治療は不要になるのではとも言われているようだ。

さて、このBNCTでがん研究センターとともに研究をリードするのが、CICSである。
がん研・CICSグループは、、 株式会社守谷刃物研究所、田中貴金属工業株式会社 など非上場企業が多く、CICSもそうである。その実態はと、調べると、意外に簡単に判明した。
CICSは(株)ハイメディックの持ち分法適用会社(持ち分比率41.08%)だが、ハイメディックはリゾートトラストの100%子会社だった。ここまでが、今多少知られ始めたところ。この先がある。
リゾートトラストは、2016年9月にCICSを連結子会社化したのである。
リゾートトラストで、現在最も伸びている期待の事業はハイメディックの「ハイメディック事業」などメデカル部門だ。現在の売り上げ比率は15%だが、今期予想では18.4%に高まるから、近々20%乗せとなり利益的には30%乗せとなろう。
そうした中でも、最も期待のかかるのが、BNCT事業なのである。「決算説明資料」の「中長期戦略の進展」にある円グラフでメデカル・シニアライフのところに成長 展開→事業エリア
として
BNCT事業 治験開始予定
(2016.9(株)CICS連結子会社化)
と、明記しているくらいの力の入れようなのである。

長くなったので、今回はここまでとし、次にはCICSそのものやリゾートトラストの業績について書こう。

11月27日 22時52分記

25日の相場は、東証1部(日経平均、TOPIX)のみ高く、2部、JQ、マザーズはそろって下げるというものだった。11.09日5510円だったトヨタは25日には6689円(いずれも終値)と21.4%も上昇している。こうした国際優良株的な銘柄群に乏しいエネルギーを吸い取られ、中小型株はやせ細るという展開だ。こうした流れはなお続く可能性が十分あるが、だからといっていつまでも続くものでもないことは言うまでもない。
しばらくは嵐のやむのを待ちつつ、必要な対策は打つというのがいいだろう。

昭和真空(推)は1152▼64と急落、推奨直後の1150円(推奨翌日の寄付き値)にほぼ並んだ。しかし、こんなことでおたつかないようにしよう。筆頭株主で事業もある程度似ているアルバックは3475△45と高値圏で頑張っているし、同じBNCT関連の日本軽金属は連日の年初来高値更新で254△3だ。24日の日経朝刊、「トラック荷台2割増産」という同社に関する記事も好感されているのだろう。

カネヨウ(推)は79▼4と、久しぶりに80円大台を割り込んだ。83円前後の膠着状態にしびれを切らした向きの売りが一気に出たのだろう。上場維持確定的を弱材料とみたのかもしれないが、北日本紡の動きを見ればわかるように、上場維持確定でも売られていないわけで、今後の業績をどう見るかで株価は決まろう。北日本紡をはるかに上回る好業績見通しでもあり、再騰に向かおう。70円台半ば以下の株価は、再度上場維持問題再燃となるわけで、そういうことがなくなる株価は、今後の最低線となろうから、ここからの下値はほとんどないとみるところだろう。

基本的に、円安で輸出関連が強いわけだが、オエノン(推)、TOKAI HD、あるいは鉄道各社(JR東海、相鉄など)も上げるなど、一筋縄で行かないのが今の相場だ。一喜一憂せず、大きな流れを見失わないようにしたい。

11月27日 23時52分記








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