クリントン氏のメール問題で、FBIのコリー長官が訴追を求めないとした7月の方針に変わりはないと議会に伝えたことが明らかになり、07日の相場は大きく上げた。為替も1ドル104円台へ円安に振れた。
こうした場合の常として、輸出関連中心の主力株高となり、日経平均が1.6%高だったのに対し、TOPIXは1.2%、JQは0.6%の上げにとどまった。

決算への反応は、相変わらず読みにくい。支離滅裂と言いたいところだが、とりあえずは事実は事実として受け入れるしかない。

日経の観測記事、翌日の決算発表と好材料の続いたオエノンHD(推)だが、04日は248▼6、07日も242▼6と続落した。
文句のない好決算に加え、今期業績見通しも大幅に上方修正したカネヨウ(推)でさえ77±0だった。
ちなみに好決算を発表した太平製作所は202△50のストップ高比例配分(PTSでも252△50)。カネヨウとそう違わないと思うが・・・

こうした反応を、どうとらえるか。
ハビックスは10.28日引け後、上方修正を発表したわけだが、翌立ち合い日こそ大幅高したものの、そのあと2日続落して値上がり分以上下げた。
日本ライフラインは11.02日引け後に上方修正と株式分割を発表したが、04日は6%近い急落となった。
このように好決算でも売られるケースは珍しくない。しかし、ハビックス、ライフラインともその後は戻り歩調にあり、基本的には、好決算はやはり評価されるとみていいだろう。

【カネヨウ】
同社は、10.21日「事業の現状、今後の展開等について」と題したいわゆる「改善書」を東証に提出している。北日本紡、倉庫精練の2社に比べ、はるかに熱のこもった内容のあるものだった。その中でも、私が注目したのが

③ IOT 寝具の開発
インターネットやセンサーと枕や布団等の寝具類を組み合わせたIOT 寝具の開発に取り組
んでおります。今後、需要の増加が期待される、老人ホームや介護施設向けの業務用や睡
眠の質の向上に敏感な個人向けに開発を進めてまいります。

IOT 寝具と言っても、まだ企画段階とかの先の物だろうと思っていたのだが、すでに開発に取り組んでいるわけである。一昔前、象印魔法瓶が、独り暮らしの老人の安否を確認する電気ポットを開発、多少話題になったことがある。しかし気が変わってポットを使わなかったらどうするんだろうとすぐ疑問がわくが、案の定、このポットは成功しなかったようだ。これに比べ、「インターネットやセンサーと枕や布団等の寝具類を組み合わせたIOT 寝具」というのは、可能性がかなりあるのではなかろうか。
老人ホームや介護施設、睡眠の質の向上に敏感な個人向けというのも、いい狙いだ。

決算についても書いておこう。
前稿で指摘したように、今回の上方修正は控え目過ぎるのは、きちんと分析すれば自明のことである。
今期通期の予想経常利益を会社は4000万円としているが、6500万円~8000万円程度になろう。前期は1100万円に過ぎなかったわけだから、約6倍~7倍増ということである。実際には、これだけの大増益が見込まれるというのに、株価が無反応というのは、ひとえに今の地合い(主力大型株に偏った物色傾向)が大きく響いたとみてよかろう。
80円(07日も高値80円)、84円が壁になっているが、どこかでこれを突き抜ければ90円、100円相場も十分ありえよう。

日本化学工業269△3、エラン(推)1312△23と、この2銘柄は堅調だった。日本化学工は08日、エランは09日が決算発表である。

NYダウは現在270ドル(1.5%)高、為替も1ドル104.5円前後の円安、原油先物も小幅高となっている。日経平均先物は日中の大幅安後だけに70円程度の小幅高。
08日は、中小型株にも物色の手が伸びることを期待しよう。

11月07日 23時48分記
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