【オエノン(推)の決算】

四半期ごとの前期・今期の純利益の推移を以下に示す。単位=100万円

            2015年 12月期  2016年12月期
01~03月期    ▲142           74
04~06月期      309          430
07~09月期     ▲20          166
10~12月期      90         予▲70
通期           237         予600

注=前稿では2016年12月期の第3四半期(07~09月期)純利益を96とした(日経記事に従った)が、実際は166だった。ところが会社が通期予想を据え置いた!ので、必然的に10~12月期の純利益予想は▲70という摩訶不思議なものになった。

会社は通期の純利益予想に関しては

>経常利益は増加いたしますが、特別損益、税金費用が現時点では未確定のため、前回予想から変更しておりません。

として、据え置いた。
いい加減にしてよと言いたいところだが、「特別損益、税金費用が現時点では未確定のため、前回予想から変更しておりません。」は「特別損益、税金費用が確定し次第、前回予想から変更(上方修正)する予定です。」と読みかえよう。

では四半期ごとの前期・今期の経常利益の推移を以下に示す。 単位=100万円

           2015年12月期 2016年12月期
01~03月期    ▲240          26
04~06月期      600         729
07~09月期      107         323
10~12月期     1026       予 722
通期           1422       予1800

この表を見て誰しもすぐ思うのは、予722の異常さだろう。
これは10~12月期を合理的に予想したわけではなく、通期を控え目に1800に上方修正したので、1800-(26+729+323)=722なので、そうしたというのが、本当のところだろう。
四半期ごとの経常利益を見ると、今期は前期比で129~266上回っている。2015年10~12月期の1026に129~266を加えれば1155~1292になる。
今期の1~9月期までの累計経常利益=1078に、この1155~1292を加えれば2233~2370になる。

会社発表の異常に控え目・保守的予想数字にはうんざりなので、細かい過程は省略し、あとは結論だけ書こう。

経常利益=2200~2400
純利益  =830~ 950

前稿で示した上記の数字がまさに妥当な予想数字だろうということである。

最後に、オエノンの日経記事を受けての株価の反応について書いておこう。
オエノンは03日(祝)の日経朝刊に「1~9月期の連結純利益は、前年同期比4倍の6億円程度だったようだ。」という観測記事が掲載されたわけだが、04日、株価は2円安で寄り付き終値は248▼6だった。ここ、決算では、こうしたやや不可解な反応が珍しくないので、そう不思議がることもないのだろう。
普通の人は見落としがちなのではと思うので、日経の記事と実際の決算の関係について指摘しておこう。日経の言う純利益6億円というのは通期ではなく1~9月期の数字である。これが実際はさらに膨らみ6.7億円になったわけである。6億円を日経は4倍と大まかに言っているが実際は4.2倍、6.7億円という実績値では4.6倍ということになる。
どこからどこまで損しているというか、困った数字をかなりアバウトに書かれてしまったということである。

実際の決算数字を受けて、07日に株価がどう反応するか。さらなる上方修正必至という見方が強まり、好反応を見せることを期待しよう。

11月05日 21時44分記






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