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2016.10.31
オエノン、日本化学工、UACJ、カネヨウが有望
31日の相場は小動きだった。ファストリ、ソフトバンク、武田薬品など、寄与度大の銘柄が下げたことで日経平均は21円(0.1%)の下落、TOPIXは0.0%の上げだった。2部、JQ,マザーズはそろって小幅高。
好決算を発表したハビックスは1240円まであって1204△69、タカギセイコーは278△26まであって264△12だった。
10.31日、引け後はTOKAI HDが決算を発表したわけだが、9月中間期(経常利益)は直前予想を大幅に上回り、通期予想も小幅上方修正された。もっと大きなサプライズは今期の配当を前回予想の22円→28円と前年実績の2倍にしたこと。
PTSでは712△27で、年初来高値の709円を上回っている。
こういう展開では、当道場銘柄はいい動きとなる。
オエノンHD(推)は258△5で、年初来高値を更新した。出来高も月曜日にもかかわらず312万株と、最近のピークの10.14日の369万株に次ぐ多さだった。2014年4月に付けた275円、2013年5月に付けた294円が、次の目標になる。
UACJ(推)も年初来高値を更新する347円まであって343△5。出来高も高水準を維持、日証金の貸借倍率も1.01倍といい。
決算発表は11.2日。
エラン(推)は、前稿で「10.17日に付けた1398円を上回れるかが注目点だろう。」としたが、あっさり、これを上回る1407円まであって1393△23。出来高も22000株と前日比倍増となった。7.15日に付けた1479円更新が期待される。
日本化学工業は269▼3と反落した。ここ上げ下げを繰り返しているわけだが、徐々に値を上げ、取り組みも改善一途であり、ここは強気を貫きたい。
カネヨウ(推)は77▼1。
いよいよ上場維持へのチャレンジ月間が始まる。11月、12月、1月、2月、3月、4月の6ヵ月がある。このうちのどこでもいい1ヵ月で
①月末、②月中平均
の両方で、時価総額10億円以上を達成することが上場維持の条件だ。
時価総額10億円は株価71.1円弱となる(発行株数が微妙に変わっていたりすることがあるので、多少の誤差はありうると思われたし)。
結局
①月末日の株価が72円以上
②月中平均の株価が71.1円弱以上
を達成すると、その時点で、とりあえず上場維持となるわけである。
ここで、では、そのあとは、株価がどうなってもいいのか、例えば50円とかに暴落してもいいのかという疑問を持つ方もあろう。
その場合、それで直ちにまた上場廃止になるわけではないが、また、それが続くと上場廃止基準に抵触、今回と同じような事態になる。一難去ってまた一難となるわけである。
つまり、経営者としては、そういう心配のない世界で、じっくり経営に専念したいということになる。そのためには、まあ80円くらい、できれば85円どころは最低維持したい株価になる(鎌倉雄介の読み)であろう。
こう読んでくると、とりあえずは①、②の条件を達成、上場維持を確保したうえで、その後も堅調な株価で推移、好業績見通しとも相まって高値では85円~100円も十分ありえよう。
ヒラリー氏のメール再捜査問題で、トランプ氏との支持率はごく少差にまで縮まったが、NYダウは、今のところ、ほぼ横ばい圏で推移している。
10月31日 23時39分記
好決算を発表したハビックスは1240円まであって1204△69、タカギセイコーは278△26まであって264△12だった。
10.31日、引け後はTOKAI HDが決算を発表したわけだが、9月中間期(経常利益)は直前予想を大幅に上回り、通期予想も小幅上方修正された。もっと大きなサプライズは今期の配当を前回予想の22円→28円と前年実績の2倍にしたこと。
PTSでは712△27で、年初来高値の709円を上回っている。
こういう展開では、当道場銘柄はいい動きとなる。
オエノンHD(推)は258△5で、年初来高値を更新した。出来高も月曜日にもかかわらず312万株と、最近のピークの10.14日の369万株に次ぐ多さだった。2014年4月に付けた275円、2013年5月に付けた294円が、次の目標になる。
UACJ(推)も年初来高値を更新する347円まであって343△5。出来高も高水準を維持、日証金の貸借倍率も1.01倍といい。
決算発表は11.2日。
エラン(推)は、前稿で「10.17日に付けた1398円を上回れるかが注目点だろう。」としたが、あっさり、これを上回る1407円まであって1393△23。出来高も22000株と前日比倍増となった。7.15日に付けた1479円更新が期待される。
日本化学工業は269▼3と反落した。ここ上げ下げを繰り返しているわけだが、徐々に値を上げ、取り組みも改善一途であり、ここは強気を貫きたい。
カネヨウ(推)は77▼1。
いよいよ上場維持へのチャレンジ月間が始まる。11月、12月、1月、2月、3月、4月の6ヵ月がある。このうちのどこでもいい1ヵ月で
①月末、②月中平均
の両方で、時価総額10億円以上を達成することが上場維持の条件だ。
時価総額10億円は株価71.1円弱となる(発行株数が微妙に変わっていたりすることがあるので、多少の誤差はありうると思われたし)。
結局
①月末日の株価が72円以上
②月中平均の株価が71.1円弱以上
を達成すると、その時点で、とりあえず上場維持となるわけである。
ここで、では、そのあとは、株価がどうなってもいいのか、例えば50円とかに暴落してもいいのかという疑問を持つ方もあろう。
その場合、それで直ちにまた上場廃止になるわけではないが、また、それが続くと上場廃止基準に抵触、今回と同じような事態になる。一難去ってまた一難となるわけである。
つまり、経営者としては、そういう心配のない世界で、じっくり経営に専念したいということになる。そのためには、まあ80円くらい、できれば85円どころは最低維持したい株価になる(鎌倉雄介の読み)であろう。
こう読んでくると、とりあえずは①、②の条件を達成、上場維持を確保したうえで、その後も堅調な株価で推移、好業績見通しとも相まって高値では85円~100円も十分ありえよう。
ヒラリー氏のメール再捜査問題で、トランプ氏との支持率はごく少差にまで縮まったが、NYダウは、今のところ、ほぼ横ばい圏で推移している。
10月31日 23時39分記
中秋の名月
先生こんばんは。
ベルーナの決算発表があったのですが、今回の記事に取り上げられていなかったので、先生の見解をお聞かせ頂けますでしょうか?ご多忙のところ恐れ入りますがよろしくお願いします。
ベルーナの決算発表があったのですが、今回の記事に取り上げられていなかったので、先生の見解をお聞かせ頂けますでしょうか?ご多忙のところ恐れ入りますがよろしくお願いします。
2016/11/01 Tue 00:45 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> 中秋の名月 さん。
分かっていたのですが、ちょっと簡単には書きにくい微妙な決算だったので
スルーしたのですが、疑問に思われたのももっともで・・・・
為替差損が4-6月期で発生済みで、9月中間もこの程度の数字は
予想されていたこと、寄って、投資家が賢明なら、そう悪材料にはならないはず
ナノですが、実際はどうなるかというところ。
また通期予想は変更なしで四季報予想を上回る経常利益予想を据え置いています。
ある程度落ち着けば、再び来期の好業績を評価する動きになる可能性もあるかというところでしょう。
分かっていたのですが、ちょっと簡単には書きにくい微妙な決算だったので
スルーしたのですが、疑問に思われたのももっともで・・・・
為替差損が4-6月期で発生済みで、9月中間もこの程度の数字は
予想されていたこと、寄って、投資家が賢明なら、そう悪材料にはならないはず
ナノですが、実際はどうなるかというところ。
また通期予想は変更なしで四季報予想を上回る経常利益予想を据え置いています。
ある程度落ち着けば、再び来期の好業績を評価する動きになる可能性もあるかというところでしょう。
2016/11/01 Tue 08:49 URL [ Edit ]
名前をつけてください
あれだけ毎回言っていたエレコムを一切記事に出さなくなったのはなぜですか?
記事に出されてたころよりずっと株価は低いままですが
記事に出されてたころよりずっと株価は低いままですが
2016/11/01 Tue 16:56 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> - さん。
「名前」、付けるようお願いしてます。
時々こういう質問をいただいて、過去に何度かお答えした覚えがありますが、
新しい読者もおられるので、また書きます。
原稿を書く時点で、有望と思う銘柄を中心に書くことになります。
今だとカネヨウ、オエノン、日本化学工等です。
逆に、それまで書いて来た銘柄でも地合いの変化や値動きがどうもおかしい等の
理由で、書かないことも当然あります。エレコムは、最近になって動きが弱すぎるので、
やや弱気に傾いていることが理由です。前にも書いたように、こういうことを
はっきり書くといたずらに弱気になり過ぎる人が出そうですし、何よりお持ちの方から
不満の声が出ています(過去の経験から)。
また、動きが弱いと言っても、だからダメとは限らず、突如復活などは、いくらでもあるのが
株価の動きです。
ずっと書かないできたベルーナを最近取り上げたのは、高値更新の可能性が出て来たと
判断したからです。エレコムとまったく逆のケースです。
MCJは昨日昼に大幅上方修正したにもかかわらず、あまり上がらず、今日は大きく下げています。
やはりポケモンgo関連は、どうも今は人気の圏外の感があります。
「名前」、付けるようお願いしてます。
時々こういう質問をいただいて、過去に何度かお答えした覚えがありますが、
新しい読者もおられるので、また書きます。
原稿を書く時点で、有望と思う銘柄を中心に書くことになります。
今だとカネヨウ、オエノン、日本化学工等です。
逆に、それまで書いて来た銘柄でも地合いの変化や値動きがどうもおかしい等の
理由で、書かないことも当然あります。エレコムは、最近になって動きが弱すぎるので、
やや弱気に傾いていることが理由です。前にも書いたように、こういうことを
はっきり書くといたずらに弱気になり過ぎる人が出そうですし、何よりお持ちの方から
不満の声が出ています(過去の経験から)。
また、動きが弱いと言っても、だからダメとは限らず、突如復活などは、いくらでもあるのが
株価の動きです。
ずっと書かないできたベルーナを最近取り上げたのは、高値更新の可能性が出て来たと
判断したからです。エレコムとまったく逆のケースです。
MCJは昨日昼に大幅上方修正したにもかかわらず、あまり上がらず、今日は大きく下げています。
やはりポケモンgo関連は、どうも今は人気の圏外の感があります。
2016/11/01 Tue 18:20 URL [ Edit ]
accord
鎌倉先生
お世話になります。
ベルーナですが、通期計画達成はものすごい追い上げが必要に思いますが、先生で間違いなく達成しそうな見込みがありますでしょうか?
為替差損がない模様と、単価の高い冬物、デフレ進行、子会社からの利益などで増収が期待できるのかと見ています。
明日は私の主力である日本ライフラインに期待しています。前回大幅修正済みなので、今回は計画通りかを確認して、6000円台に乗せていきそうな気がしています。
お世話になります。
ベルーナですが、通期計画達成はものすごい追い上げが必要に思いますが、先生で間違いなく達成しそうな見込みがありますでしょうか?
為替差損がない模様と、単価の高い冬物、デフレ進行、子会社からの利益などで増収が期待できるのかと見ています。
明日は私の主力である日本ライフラインに期待しています。前回大幅修正済みなので、今回は計画通りかを確認して、6000円台に乗せていきそうな気がしています。
2016/11/01 Tue 22:21 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> accord さん。
ベルーナの通期ですが、経常利益110億円予想は四季報予想の100億円程度に
減額の可能性は十分あると思います。ただいずれにしても、これはデリバティブ評価損の
ためでり、株価にほとんど織り込まれたのではと考えています。
来期130億円といった大増益が見込めるとなれば、再度評価される
可能性はあるでしょう。
日本ライフライン、いい決算を出しましたね。
ベルーナの通期ですが、経常利益110億円予想は四季報予想の100億円程度に
減額の可能性は十分あると思います。ただいずれにしても、これはデリバティブ評価損の
ためでり、株価にほとんど織り込まれたのではと考えています。
来期130億円といった大増益が見込めるとなれば、再度評価される
可能性はあるでしょう。
日本ライフライン、いい決算を出しましたね。
2016/11/03 Thu 22:34 URL [ Edit ]
accord
鎌倉先生
いつもお世話になります。
ベルーナの解説、及びUACJの解説も有り難う御座います。
やはり、まだまだ先生のように勉強が必要だなと感じます。
それにしても、九電工のように割安株にも関わらず、計画通りのプラス発表でも大幅に下げるなど、ほんとよく分かりません。
ライフライン、良かったです。
2021年には倍程度の売り上げ目指していますので、現物投資の私は長期ホールドです。
いつもお世話になります。
ベルーナの解説、及びUACJの解説も有り難う御座います。
やはり、まだまだ先生のように勉強が必要だなと感じます。
それにしても、九電工のように割安株にも関わらず、計画通りのプラス発表でも大幅に下げるなど、ほんとよく分かりません。
ライフライン、良かったです。
2021年には倍程度の売り上げ目指していますので、現物投資の私は長期ホールドです。
2016/11/03 Thu 23:07 URL [ Edit ]
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