28日の相場は、すかさず反発、日経平均は110円(0.6%)高で2日ぶりに戻り高値を更新した。TOPIXも0.7%高。
2部、JQも小幅高だった。海外株高に加え、為替が一時1ドル105円台半ばまで円安になったことが好感された、

その後、ヒラリー・クリントン氏に関し、FBIが私用メール問題の捜査再開というニュースが飛び込んで来た。時系列的なことがよく分からないが、いずれにせよ、この後、円相場は円高方向に振れ、海外市場で1ドル104.73円となっている。
NYダウは8ドル安。CME日経平均先物は56円安。

私用メール問題は、とりあえず、株式市場的には、そう大きな問題にはなっていないようだが、今後の動向には注意を払う必要がある。例えば、世論調査でトランプ氏が支持率で逆転とか肉薄とかいったことになりはしないかである。

そうしたことがなければ、この円相場の水準は中小型株にはむしろありがたいところだろう。円安・NYダウ大幅高は主力株買い・中小型株売りを誘発しがちだからである。

前稿でハビックスの業績上方修正(9月中間期及び通期)について書いたが、この理由は決算短信に次のようにある。

修正の理由
1.連結業績予想
第2四半期連結累計期間において、主要原材料である輸入パルプや燃料の価格が円高の影響もあり当初の想定を下回って推移したこと等により、各利益が平成28年5月11日に公表しました業績予想を上回る見込みであります。

要するに円高の好影響で、業績が大きく上振れしたのである。前にも書いたが、為替ヘッジ的な行為を大きくやらなければ、円高メリット銘柄は、今回の円高で利益が大きく上振れするはずなのである。

というわけで、当道場銘柄で円高メリットを受けるので、一段と業績上方修正に期待が高まる銘柄について、決算発表順に、解説しておこう(以前にも書いているが)。

TOKAI=10.31日
とりあえずは輸入原料で円高メリットが先行

オエノンHD(推)=11.04日
円高で原材料費負担減。原油安も物流費減に寄与。

カネヨウ(推)=11.04日
輸入原料原価率が円高で改善。

日本化学工業=11.08日
円高で輸入原料安。

28日、ベルーナ(推)がついに8.10日に付けた703円の年初来高値を大きく上回る713△14の高値引けとなった。
こうなると、やや似たチャートを見せているエコスにも7月に付けた1314円の戻り高値更新への期待が高まる。

日本化学工業は272△2で、年初来高値更新こそならなかったが、引け新値。294円奪回へ。

オエノンは253▼2と反落。ただ、この株、下げることが異常に少ない。連続安に至っては8.16日~18日の3連続安(合計4円安)以来ない。となれば、11.04日の決算発表を控え、ここは買い増しのチャンスかもしれない。日証金の貸借倍率は1.85倍→0.94倍へと大きく好転した。

エラン(推)の動きが、依然、要注目だ。弱そうで強いのだ。連日のように、かなり突っ込む場面があるのだが、最後は盛り返すというパターンが多い。28日もこのパターンで1337▼23まであって1370△10の高値引け。ほぼ一貫して改善が続く貸借倍率は28日、ついに2倍を割って2.53倍となった。決算期待を背景に10.17日に付けた1398円を上回れるかが注目点だろう。

10月31日 0時20分記
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