エコスが引け後、2017年2月期中間期決算を発表した。
素晴らしい内容だったが、はかばかしい反応がない(掲示板、PTS等)ので、あえて、急ぎ取り上げることにした。

経常利益を見てみよう。数字の単位は100万円。
2016年2月期中間決算=1417
2017年2月期中間決算=1775
なお会社予想 =1470
  四季報予想=1600

会社予想を20.7%、四季報予想を10.9%上回ったわけである。

通期予想は3550(前年同期は3546)のわけだが、これの修正はなかった。しかし、読者諸氏も、もうよくご存知のように、これは会社の習い性であり、最後は大上方修正になるのは、ほぼ確実だろう。

それにしても、上方修正となると、今でさえ超低PERなので、ありえないくらいのPERになる。
いくつかの試算を示そう。

①中間期の対前年同期比の増益率25.3%を通期にも適用すると通期の経常利益は4442。
②中間期の会社予想値(3550)に対し上回った率20.7%を通期にも適用すると通期の経常利益は4280。
③中間期の四季報予想値(3700)に対し上回った率10.9%を通期にも適用すると通期の経常利益は4103。

1株利益はどうなるか。
注=発行株数の微妙な変化で四季報や会社情報の数字より1株利益は0.6円程度増加するが、計算が煩瑣なので、この微調整はしない。
会社予想=名目154円、実質214円
①の場合=名目193円、実質267円
②の場合=名目186円、実質257円
③の場合=名目178円、実質247円

それでは、この1株利益をもとにPERを算出してみよう。
会社予想=名目7.4倍、実質5.3倍
①の場合=名目5.9倍、実質4.3倍
②の場合=名目6.1倍、実質4.4倍
③の場合=名目6.4倍、実質4.6倍

やや煩雑になってしまったので、要約すると、
PERは、
会社予想の数字              =名目7.4倍、実質5.3倍      
今回の中間決算をもとに推定した数字=名目6倍前後、実質4.5倍前後

食品スーパー各社の予想実質PERは、おおむね9倍~18倍程度になっている。
業績が最も好調と言っても過言ではないくらいのエコスのそれのみ4.5倍程度、これはやや楽観的に過ぎるにしても5倍未満になることはほぼ確定的だ。
いくらなんでもこうした異常事態は早急に是正されるべきだ。証券会社、調査機関もしっかり分析してエコスの異常な株価が正当に評価されるようにしてほしいものだ。

しかしこれは百年河清を待つようなものだろうから、会社に期待しよう。

会社への提案=2015年2月期に会社は配当を5円増配(記念配)して15円にした。続く16年2月期も5円増配して20円にした。
17年2月期は据え置きの20円予想だ。しかし、これでも配当性向は13%(上方修正となれば11%強か)に過ぎない。
5円増配して25円にすることを提案する。加えて配当政策として配当性向20%を基本に、今後も業績に応じて増配する方針を明らかにする。
これで、株価も多少は正当な評価に近づくことであろう。

10月08日 0時23分記
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