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24日の相場は、海外株高、円安と好環境に恵まれ、1部、2部、JQ、マザーズ、そろって上げた。各市場の上昇率も0.5%前後に収まっており、こういうことは、久しぶりなのではないか。
売られ続けてきた銘柄も、多くが下げ止まりから反発に向かい、買われてきた輸出関連、景気敏感株もスピードダウンということで、こうした結果にあったのだろう。

エレコム(推)2549円まであって2514△89。メルコHDは2558△16だったが、前にも書いたことだが、両社の比較では、どう見てもエレコムの株価が上で当然である。詳しい根拠は省くが1割程度は、最低でも上が妥当だろう。エレコムは2800円程度ということである。3100円という先に付けた高値を抜けるかは微妙で、現時点では何とも判断しようがないが、とりあえず2700円~2800円程度を目指すとみて対処。同社株は、日証金の貸借倍率と株価に比較的きれいな相関関係があるが、2122円安値を付けた時点では17倍前後まで悪化した。それが24日はついに2.8倍まで改善した。

エランは引け後、2Q決算説明会というIRを出した。
既知のことであろうが、わかりやすく説明されていて、同社の有望性に一段と確信が持てた。
まず「CSセット」の安さに感動。日額300円、500円、800円の標準的3プランが紹介されている。500円で
①バスタオルなどのタオル類
②病衣またはトレーナー上下、肌着、靴下、介護用寝間着などの衣類
③口腔ケア商品一式、スキンケア商品一式
が提供されるようなのだ。
これで病院側も洗濯作業が大幅に簡略化される(洗濯時間、たたむことやセッテング時間、消毒液使用量が激減)。
同社は入院セットの歴史は「CSセット」の歴史であるとして、先駆者として後発他社を圧倒的にリード、「高まる参入障壁」と豪語している。
毎期提携施設数は順調に増加しているわけだが、近年は100前後増加している。2015年12月期は128と大幅に増加した。今期も中間期までで60増加でハイピッチな伸びが続く。
私が一番注目したのが、「CSセット」は市場に認知され普及ステージに突入したという分析。
①病院市場=ターゲットである50床以上の病院7548中契約先は576で顧客開拓率8%
②介護老人保健施設=ターゲットである50床以上の施設3500中契約先は78施設で顧客開拓率2%
同社は成長戦略として、早期(2018年12月期中)に契約先1000施設を実現し、その次は3000施設!を目指すとしている。
未開の沃野を前に、エランの急成長が期待できるというわけである。
早く、多くの投資家にこうした同社の有望性が知れ渡り、正当に株価が評価されるのを待とう。

UACJは310円で寄り付き319円まであって314△9。
同社は、自動車用アルミ市場は2020年には現在の2~4倍になるとみて、大規模投資を続けている。
>UACJは(3月)22日、米国の自動車用アルミ構造材メーカーを1億5500万ドル(約173億円)で買収すると発表した。米国では燃費規制対応に向けた車体軽量化を背景に、車体の骨格材分野で鋼材からアルミへの移行が始まっている。この分野で先行する企業の買収を通じ、従来から手掛ける外板用のパネル材に加え骨格材にも参入する。(日経新聞電子版。3.22日付け)
この会社はSRSインダストリーズで、自動車用アルミ構造材や各種アルミ部品を展開する北米最大級のサプライヤーである。この買収の持つ意味が分かれば、株価はこんなものでは収まらないはずというのが、私の読みのわけだが、これについては後日。

8月24日 23時37分記




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