16日の相場は、円高が急速に進んだことで、後場に入って一気に下げ幅を拡大、日経平均は273円(1.6%)安の安値引けとなった。主力株より、むしろ小型株の下げの方がきつかった。なお内需株売り、輸出株買いの流れがあるのか、トヨタの下落率が1.3%と日経平均やTOPIXの下落率(1.4%)を下回ったのに、キリン(2.8%)、明治HD(1.7%)などの下落率は逆に上回っている。武田薬品にしても下落率は1.4%とTOPIXを上回る。
2部やJQの下落率は、それぞれ0.2%、0.4%と小さかったが、底堅いというより、人気離散で値動きも小さいということだろう。

円相場は、東証の引け後、さらに円高が進み、一時1ドル99.55円程度まで円高が進んだが、その後NY連銀ノダドリー総裁が来月の利上げもありうると発言、現在は東証立会終了時よりむしろ円安の100.4円前後となっている。
日経平均先物・大証夜間は、その割に値動きに乏しく、円高が最高に進んだ局面でも50円安前後、現時点で±0前後である。以前に比べ、日本株が為替相場に左右されにくくなっていることは確かであろう。

【業績絶好調銘柄が強い】
大半の銘柄が大きく値下がりする中、強さが際立ったのが、最近、あるいは15日に絶好調決算を発表した銘柄の強さである。
注=下表で経常利益の単位は100万円。予 は予想数字、それ以外は実績値。

日本ライフライン(中間期・経常利益=予647→1744)=5430△110
日本瓦斯(第1四半期・経常利益=予3438→予4310)=2622△9
音通(第1四半期・経常利益=予55→110)=31±0
MCJ(第1四半期・経常利益=1158→2111)=726△25

この中では、MCJが面白そうだ。高値754円まであったが、日経平均急落で726円まで押して引けた。通期業績の大上方修正がほぼ確定的と考えられる。その場合、配当性向20%を標榜しているので、大幅増配も必至だろう。

推奨銘柄で鳴かず飛ばずのエコス、エランも、今後の業績上方修正が必至とみるなら、今後見直される可能性大であろう。

エコス=第1四半期・経常利益=予652→792
エラン=第1四半期・経常利益=予280→予340→383

両社とも、このように第1四半期決算は大幅増益で着地したわけだが、通期業績は据え置いたままだ。据え置きは、珍しくないが、この2社の場合は、ちょっと違う。なぜなら以下のような業績予想になっているからだ。

エコス=前期3546、今期・予3550
エラン=前期591、今期・予600

要するに、第1四半期で、あれほどの大幅増益決算を発表していながら、今期業績については前期比ほぼ横ばいという期初の計画を全く修正しないという、理解しにくい超保守的予想を堅持しているわけである。
なおエコスは2月決算会社なので8月中間期決算が、10月上旬頃発表となろう。あわよくば8月下旬から9月半ばでの上方修正発表もありえよう。

8月17日 0時19分記
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