エラン(推)は10日、12時00分に2016年12月期中間決算を発表した。
これを受けて、株価は、後場寄り付きから売られ、前場の終値1310円(前日比+26円)に対し30円安、前日比4円安のの1280円で始まり、結局、前日比81円安の1201円で終わった(安値引け)。

よほどひどい決算だったのだろうか。

7.13日付けで、私は以下のように書いている。

>今期の通期の経常利益は会社予想の6.00億円に対し8.00億円前後が期待できるのではないかということである。
その結果がある程度分かる中間決算の発表は8.10日の予定である。
現在の会社予想の3.4億円が4.0億円~4.3億円(私の予想は4.2億円)で着地すれば、株価には、かなりのインパクトになろう。この場合、通期予想を6.00億円で据え置くのもやや苦しく、通期予想も上方修正される可能性がそれなりにある。

実際の中間期の経常利益は3.83億円だった。「4.0億円~4.3億円」には届かなかったものの、会社の前回の上方修正した3.4億円予想をは12.6%上回った。詳細は後述するとして、実質的に、ほぼ私の予想通りの内容であり、通期業績も今後、上方修正は必至の状況になったと言っていいだろう。

①売り上げは中間期、前年同期比26.7%増だった。この伸びで行くと通期売り上げは93.80億円になる。会社予想88.46億円、四季報予想90.00億円を大幅に上回る。
②経常利益を同様な計算で予想すると通期は7.65億円になる。会社予想6.00億円、四季報予想6.8億円を大幅に上回る。
③「CSセット」導入施設は「100超計画」(四季報)と言うが、、中間期新規契約施設数72、解約施設数12で、純増60となった。このペースなら通期で新規契約施設144、純増120となる。四季報の「100超計画」が新規契約施設数、純増施設数のどちらを意味するのかはっきりしないが、いずれにせよ、どちらでも大きく上回っているわけである。
④東京オフィスを7.01日に開設したが、この費用は中間期に計上済みであろう。細かいことを言えば、熊本地震に関連して4月度1076人、5月度1262人の方にCSセット利用代金無償サービスを実施している。中間期にあったこの2つとも下半期には消滅、下半期はこの分も増益要因になる。通期の経常利益は単純計算で、中間期の経常利益3.83億円×2=7.66億円。これにこの増益要因分を加え8億円前後とみる私の予想が妥当なことが分かろう。

以上を総合判断すれば、同社の中間決算は、実質的には、まさに私が7.13日付けで予想した通りの内容と言っていいだろう。
通期の経常利益はシビアにみても7.7億円、常識的には8億円前後になろう。

株価は、例によって、決算内容の精査などなく、多少、期待ほどでなかったらしく(というよりただ反射的にかもしれない)、異常に売られたが、徐々に、上記のようなこと=実質的に素晴らしい決算、今期、最終的に大上方修正必至か=ということが知られていけば、大きく戻すこととなろう。

>当社が属する医療、介護業界につきましては、日本の高齢化率(総人口に占める65歳以上の人口の割合)は26%を超え、高齢化社会は確実に進行しており、当社のサービスに対するニーズはより一層強まっていくものと思われます。(決算短信)

時流に乗る好業績、高成長の企業の実質予想PERが今期(経常利益8億円として)18.4倍、来期(と言っても2017年12月期、同9億円として)16.4倍というのは、どうみても評価不足だろう。

8月12日 0時18分記
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