一体どうなってるんだというような相場が続く。
04日は日経平均172円(1.1%)高。騰落銘柄数を見ても、値上がり1159、値下がり717一応値上がりの方が多い。
しかし、個別にみると、輸出関連中心に主力株はほぼ全面高なのだが、主力株でも大成建、明治HD、JR東海、NTTなどは下げている。内需の優良値嵩株は暴落症状だ。カルビー4215▼350、マンダム4400▼235、トリドール2402▼157、東祥4115▼295、アトラ1225▼100などである。

一体、これはどういうことかと、いろいろ調べてみた。
内需で好業績で大きく上げた値嵩株の値下がりが大きいと感じるので、それら銘柄が「7月前半に付けた最高値」から「8.04日の最安値」まででどうなったかを見たのである。

エレコム=3100円→2122円
寿スピリッツ=3625円→2758円
福井コンピュータ=2388円→1762円
サカイ引越センター=3055円→2333円
夢テクノロジー1141円→920円
エムスリー3940円→3115円

日経の4日付け朝刊に「内需株、相次ぐ安値更新 減収や訪日客消費減速で」という記事がある。しかし上表でも分かるように、下げているのはそういう銘柄だけではなく、文句のない好業績銘柄や訪日客消費とは無関係な銘柄も大きく下げているから、この分析は違うのではないかと考えざるをえない。

一方、この間の、トヨタ、小松等の輸出関連の大型株の株価をチェックしてみると、横ばいかむしろ値上がりしている。
詳しく書くと大変なので結論だけ書くとしよう。

結局、これら輸出関連の大型株は2015年春前後に高値を付け、その後紆余曲折はあるにしろ、長期下落傾向にあった。それが、典型的なトヨタを例に言えば、2015年3月に8783円高値→2016年6月に4917円安値。8.04日5691△102。
ちなみに寿スピリッツは2015年3月には870円程度だった。2016年7月3625円高値。8.04日2520▼200。
このように下げ続けていたトヨタのような銘柄がようやく反動高する局面に入り、逆に寿スピリッツのように上げ続けていた銘柄は、反動安する局面に入ったということだろう。
ただ、だからと言って、この傾向がなお続くかと言うと、それは何とも言えないだろう。

なぜなら、なお円高傾向にあり、輸出関連銘柄の業績見通しは厳しい。一方、上表に掲載した銘柄は、この1ヵ月足らずの間に2割から3割もの急落を演じ、PER的にも割安感が出ているうえ、業績も絶好調だからである。

以上のようなことを頭に入れたうえで、今後の物色がどういう方向に向かうかを注視したい。

【エレコム(推)が好決算】
15時30分に4-6月期決算を発表した。まずは文句のない好決算だったと言えよう。
前年同期比で営業利益は27.5%増、経常利益は10.9%増、純利益は22.1%増だった。
最も伸びの小さかった経常利益だが、この伸び率で行ったとしても通期は89.6億円(会社予想は88.0億円)になる。
今後は
①為替相場がこのままなら、さらなる為替差益が期待できる。
②ポケモンGOがらみで売り上げ急増のモバイルバッテリーは、まさに第2四半期以降に寄与する。
よって2017年3月期の経常利益は、会社予想=四季報予想の88.0億円を大幅に上回る可能性が非常に高いとみる。
90億円+αは最低ライン。モバイルバッテリー、円相場次第では95億円~100億円以上も十分ありえよう。
要するに一般に思われているような平凡に好決算という評価をしては間違いで、実態は大上方修正含みの素晴らしい内容だったと言いたいわけである。

ここ決算発表で叩き売られるケースが続出していたため、これへの警戒感からか、04日は2158▼52と4日続落となっている。そこにこの好決算で、他のポケモンGO関連(ここ戻しているものが多い)との比較からしても、超割安が際立つ。
PTSでは2210△52(出来高は200株のみ)と、恐る恐るの上げだった。
なお業績下方修正のトヨタはPTSで5735△44まであったが最後は5640▼51。
これを機に、業績不調の輸出関連買いは終わりにし、本当に業績のいい割安銘柄に物色の流れが変わるのを期待しよう。

8月05日 0時26分記
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