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円安に加え、日銀の追加金融緩和への期待の高まり、補正予算が予想を上回る規模になりそうということで、27日の相場は主力大型株中心に大幅高となった。日経平均は一時438円高まであって282円(1.7%)高だった。
ただインデックス買いなどが主導した上げで、値下がりする銘柄も多かった(457)。
まずまず程度の1Q決算を発表した信越化学が114.5%もの暴騰、文句のない1Q決算発表のエムスリーは8.4%の暴落だった。
エレコム(推)2445▼243のほか、福井コンピュータ、バルニバービ、日本ライフライン、寿スピリッツ、東祥、ディップなど、値がさの好業績銘柄で大きく下げるものが、結構多かった。

どういう理屈でこうした値動きになっているのか、どうにも説明が難しい、分かり難い相場になっているが、いずれはまともな相場に回帰すると信じて耐えるところだ。
まあ、結局は、機関投資家等は主力株中心の運用、インデックス買いであり、個人投資家は動きのいいものに乗るということだろう。逆に言えば、動きの悪い銘柄は、ある日、どっと見切り売りが出て、想像以上の急落に見舞われたりするわけである。

かどや製油は3050△30と続伸、前日に続き年初来高値を更新した。28日の決算への期待も背景にありそうだ。動きのいいものに乗る流れにも乗っているわけである。

ベルーナ(推)が興味深い値動きをした。5円安で始まり638▼19まで下げる場面があって前引けは646▼11。ところが後場開始前、成り行き15000株の買いが入って652▼5で寄り付き、その後もコンスタントに大口の買いが入ってプラスに転じ、高値661円まであって終値は659△2。出来高も後場、急増した。
7.11日には東海東京証券が新規に「アウトパフォーム」で格付け開始、目標株価を815円としている。また裏磐梯に続く軽井沢のホテルは7.29日オープン予定だ。1Q決算も29日発表予定、月次好調からして、(断言はできないが)まあまあか好決算が予想され、失望決算の恐れは小さいだろう。かどやと同じく決算先取りの買いが入っているのかもしれない。

7月28日 0時02分記
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