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2016.06.17
守りを固める
どうにも日本株の下落に歯止めがかからない。
前にも書いたことがあるが、私は当落銘柄数で暴落・暴騰を定義している(東証1部)。
暴落は値上がり銘柄数が100未満で、これが50未満になると本格的暴落、10未満はパニック的暴落である。
今週は13日が値上がり銘柄数40、そして16日が57と、4立会日中2立会日が暴落だったわけである。14日は東証1部は値上がり銘柄数227で比較的マイルドだったわけだが、マザーズが10%超という大暴落となるなど小型株は暴落だった。
ここまで下げると、守りを固めて生き延びることを第一にすることが肝要だ。
下げの原因が、イギリスのEU離脱問題・それに関連する円高という、結果が読めない厄介なことなので、博打的に楽観論で行くと、とんでもないことになるリスクが大きいからである。
為替は16日、立会時間中に一時103円台まで円高が進んだ(1年10か月ぶりの水準)。
その後、海外で再び103円台に突入、日経平均先物・大証夜間は一時200円を上回る下落となった。その後、為替は104.2円前後まで円安方向になり、NYダウも100ドルを大きく上回っていた下げ幅が100ドル安前後まで縮小、日経平均先物・大証夜間も下げ幅を94円安まで縮小している。
今後も、イギリスがはたして離脱するのか残留するのか、世論調査の数字に振り回される神経質な相場が続きそうだ。
これがどういう結果になるかはっきりしない以上、とりあえずは持ち高を極力減らし、資金面で危機を迎えることのないよう、慎重に行きたい。
6月17日 0時24分記
前にも書いたことがあるが、私は当落銘柄数で暴落・暴騰を定義している(東証1部)。
暴落は値上がり銘柄数が100未満で、これが50未満になると本格的暴落、10未満はパニック的暴落である。
今週は13日が値上がり銘柄数40、そして16日が57と、4立会日中2立会日が暴落だったわけである。14日は東証1部は値上がり銘柄数227で比較的マイルドだったわけだが、マザーズが10%超という大暴落となるなど小型株は暴落だった。
ここまで下げると、守りを固めて生き延びることを第一にすることが肝要だ。
下げの原因が、イギリスのEU離脱問題・それに関連する円高という、結果が読めない厄介なことなので、博打的に楽観論で行くと、とんでもないことになるリスクが大きいからである。
為替は16日、立会時間中に一時103円台まで円高が進んだ(1年10か月ぶりの水準)。
その後、海外で再び103円台に突入、日経平均先物・大証夜間は一時200円を上回る下落となった。その後、為替は104.2円前後まで円安方向になり、NYダウも100ドルを大きく上回っていた下げ幅が100ドル安前後まで縮小、日経平均先物・大証夜間も下げ幅を94円安まで縮小している。
今後も、イギリスがはたして離脱するのか残留するのか、世論調査の数字に振り回される神経質な相場が続きそうだ。
これがどういう結果になるかはっきりしない以上、とりあえずは持ち高を極力減らし、資金面で危機を迎えることのないよう、慎重に行きたい。
6月17日 0時24分記
accord
鎌倉先生
いつも拝見しております。
鎌倉先生が先日あいHDを買われた翌日に大幅下がった記憶が御座いますが、
質問になりますが、
鎌倉先生は損切りのルールはありますでしょうか?
私は損切りが遅くて、塩漬け株をいくつか持ってします。
5%ルールとか言って、まずは現金にして、その現金でどこかで5%取ればいいと簡単に書いている記事もありますが、なかなかできなくて。
いつも拝見しております。
鎌倉先生が先日あいHDを買われた翌日に大幅下がった記憶が御座いますが、
質問になりますが、
鎌倉先生は損切りのルールはありますでしょうか?
私は損切りが遅くて、塩漬け株をいくつか持ってします。
5%ルールとか言って、まずは現金にして、その現金でどこかで5%取ればいいと簡単に書いている記事もありますが、なかなかできなくて。
2016/06/17 Fri 01:07 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> accord さん。
10%下げで見切り、20%上げで利食いとか言っても、そうした場合、大化け株には
永遠に出会えないわけで、基本的に、私は株式投資「じごくの道行き」論を唱え、
そうした手法は否定しています。
ただ、投資手法と言うのは、時代に合わせある程度調整していく必要があります。
現在、手数料激安で、日計りも横行しているような状況では、値動きも一方通行的に
なりやすく、また人気離散となった小型株などは、人気復活とは、なかなかならないケースが
多発しています。
実際に私がとっている方法は(これまでも折々に書いてますが)、見通しが暗そうと見たら、
全株損切りはしない(できない)までも、半分とかは売る、そして新たな有望銘柄にチェンジする
ということです。また、鎌倉理論の重要な考え方・手法として、どの銘柄から売るかの順序は、
その銘柄がプラスになっているかマイナスになっているかではなく、最も見込みのない銘柄から売る
(「猛獣もし闘わば」式売買法)というのがあります。
これを実践すれば、いたずらに塩漬け株を増やすことは減るはずです。
いずれにせよ、売り方は、誰にとっても難しいことです。特に今のような相場では。くさらず、
日々精進を心がけましょう。
10%下げで見切り、20%上げで利食いとか言っても、そうした場合、大化け株には
永遠に出会えないわけで、基本的に、私は株式投資「じごくの道行き」論を唱え、
そうした手法は否定しています。
ただ、投資手法と言うのは、時代に合わせある程度調整していく必要があります。
現在、手数料激安で、日計りも横行しているような状況では、値動きも一方通行的に
なりやすく、また人気離散となった小型株などは、人気復活とは、なかなかならないケースが
多発しています。
実際に私がとっている方法は(これまでも折々に書いてますが)、見通しが暗そうと見たら、
全株損切りはしない(できない)までも、半分とかは売る、そして新たな有望銘柄にチェンジする
ということです。また、鎌倉理論の重要な考え方・手法として、どの銘柄から売るかの順序は、
その銘柄がプラスになっているかマイナスになっているかではなく、最も見込みのない銘柄から売る
(「猛獣もし闘わば」式売買法)というのがあります。
これを実践すれば、いたずらに塩漬け株を増やすことは減るはずです。
いずれにせよ、売り方は、誰にとっても難しいことです。特に今のような相場では。くさらず、
日々精進を心がけましょう。
2016/06/19 Sun 23:31 URL [ Edit ]
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