26日付け日経朝刊18面に「新興株失速 動く海外勢」という記事が掲載されている。
25日の日経平均が大幅高する一方、新興株相場が失速したのをとらえて、個人と海外勢(ヘッジファンドによる空売り等)との攻防で個人が踏ん張れるかと、個人敗北・新興株相場崩壊もと言わんばかりの記事である。
これについて、拙速にすぐどうこう言おうとは思わないが、ただ、実戦経験もないと思われる記者が、ここまで書くのはいかがかとは言いたいと思う。
ジグソーやブランジスタの異常な高PERをやり玉に挙げているが、それを言うなら、主力株で今元気な銘柄も、高PERなものが多いのである。
ジグソーの今期予想PERが419倍、ブランジスタは240倍だという。
そういう都合の良いのだけ言うなら、ソニーのPERは49倍だが、そーせいはそれよりはるかに低い25.9倍に過ぎないという例も挙げられる。もっと、広範に調べ、成長力等も加味、綿密に分析する必要があるのである。

26日の相場は、前日同様、主力株中心に上げて始まった。
日経平均は200円高まであったが、その後急速に上げ幅を縮小、一時は小幅マイナスまであって終値は15円(0.1%)高。一方マザーズ指数は小安く始まり38ポイント安まであったが、その後は戻り歩調になり終値は11ポイント(1.0%)安。

5.19日~24日までは、中小型株優位の相場、25日、26日は大型優位の相場だったわけである。これで、一気に、ここから大型株相場だとみるのは早計だろうということである。何度も書いて来たことだが、長らく、こういう循環物色を続けているわけである。27日からかもう少し後になるかはともかく、そろそろ小型株にも出番が来るのではとみるのが普通だろう。

あいHDが2510▼207、アスクル3960▼240、朝日インテックも安値では5510▼190、日本ライフラインも安値では3350▼155など、値がさの優良株で大幅安するものが目を引く。いろいろ考えても、確たる理由があっての下げとは思えない。大東建託なども5.25日まで4連続安で340円も下げたが26日は16235△145と急騰している。結局、薄商いで、一方的に大きく振られやすいということだろう。

こうした相場だが、当道場銘柄は、総体としては比較的堅調だった。

夢テクノロジーは1483円まであって1459△29と反発した。こういう地合いでも下値では着実に買いが入るのは、やはり大相場を暗示しているように思う。2013年9月に1688円高値を付けている。とりあえずここまではあるのではとみているが、深追いにはリスクも付き物、株式投資は「地獄の道行き」だということも頭に入れて対処されたい。

【エコス、今期業績は上方修正か】

エコス(推)は1326△14。日本経済の失速、節約志向が強まる中、食料品消費は比較的堅調だ。消費者は価格に敏感になっており、エコスには追い風だ。ライフコーポレーションなどより業績の伸びは大きい。
2018年2月期予想の両社のPER等を比較してみよう。

        株価    実質1株利益    PER
ライフ   3220円   158.2円    20.4倍
エコス   1326円   205.5円     6.5倍

実は四季報オンラインは、エコスに冷たく、業績予想も多くの銘柄が2018年2月期(あるいは2018年3月期)まで出ているのに、エコスは、2017年2月期までしかなかった。これが今見たら5.23日付けで更新され、かなり変わっていた!
①2017年2月期の経常利益=これまでは会社予想を踏襲した35.5億円(2016年3月期は35.46億円)だったのだが、これを37.0億円にかなりの増額をしたのである!
②2018年2月期予想が遅ればせながら加わり、予想経常利益は前の期比1億円増の38.00億円。

結局エコスの経常利益は2014年2月期以降
16.1億円→24.4億円→35.5億円→37.0億円(予想)→38.0億円(予想)
となるわけである。これだけ、業績絶好調の銘柄の実質PERが6.5倍と異常に低いのは奇異としか言いようがない。ライフの経常利益はこんなには伸びておらず、にもかかわらずライフの実質PERが20.4倍。
両社とも15倍なら多くの投資家が納得するだろう。このとき両社の株価は

ライフ=2373円
エコス=3868円

5月27日 0時00分記
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