ここに来て相場は、やや落ち着きを取り戻しつつあるように思われる。
すなわち、アメリカの景気が、ついこの間までの悲観的見方から好転(これが一時的には早期利上げ→株安にもつながったが)、為替相場が、円安傾向になって来たことで、日本株にも買い安心感が出て来たわけである。
日本経済は停滞気味でアベノミクスで沸いたころとは正反対で、OECD各国の中で2016年の予想経済成長率は最低である。ただこれも必ずしも悪材料とはならないだろう。参院選(場合によってはダブル選)を控え、日本は財政出動が必至の状況となっているからである。いずれにせよ、これから失速気味のアベノミクスを何とかお化粧しようと、政府によるなりふり構わない政策が打ち出されるとみてよかろう。
消費増税延期もほぼ確実とみてよさそうだ。

こうした状況で、株式市場は、まずまずの値動きとみていいのでは、というのが、私の現時点での見方だ。物色の方向が読み難い。
円安傾向とはいえ、なお1ドル110円前後であり、これは今期の多くの企業の想定レートそのものであり、マイナス材料ではないにしろ、プラス材料でもない。また、ここ出来高が大きく減少しており、市場のエネルギー不足は覆い隠しようがない。となると、やはり、どちらかと言うと、小型株の方に分がありそうだ。

相場は相場に聞くで、日々の値動き等から細かく判断していくことになるが、とりあえずは上記のような基本方針のもと、動きのいい銘柄中心に運用していきたい。

3本柱とも言うべき夢テクノロジー、エレコム(推)、エコス(推)は、順調な値動きを続けている。

夢テクは20日は安寄り後切り返し1450△39まであったが終値は1387▼24と、前日の104円高の反動で反落した。ただ、この会社の変貌を評価するなら、高利回りと相まって、相場はまだまだこれからが佳境だろう。
すなわち、単なる人材派遣業から、技術力を有する真の「人材」を多数抱える企業に脱皮しつつあり、少し大げさに言えば、派遣先の首ねっこを押さえる企業になりつつあるのではないかということである。今後、急速な成長が必至とみられるフィンテック関連でその「技術者の30%程度の育成・派遣」目標を標榜しているのである。日本の大企業は近年、人材育成する余力もなくなって来たのか、このように派遣会社が人材育成まで手掛け始めている。こうした傾向(いい悪いは別として)の中、時流に合った有能な人材を多数抱える人材派遣会社は、今後業績の急拡大が続くはずである。その代表格が夢テクであろう。こういう読みのもと、私は強く推奨しているわけである。

エレコムは、調べれば調べるほど、弱点がない。為替にも左右されず、今後も高い成長が続きそうだ。「エレコムグループ決算説明会」という資料を読むと、同社のバラ色の未来が見えてくる。中期経営計画とでも言うべき内容だが、いずれにせよ、物流改革、新分野・成長分野強化、競合(メルコHD等か)からのシェア獲得、M&A等で、業容の急拡大を見据える内容である。

エコスはなお勢いに欠けるが、なんといってもこの好業績にしてPER6倍前後というありえない低評価が、最大の株高材料だ。すんなり上がればよし、すんなりいかない場合でも、早晩、大きく見直されるのは必至とみるわけである。

この他、ルネサンスが、そろそろ注目されるのではないか。所属の水泳選手、池江璃花子選手への注目は高まる一方だ。幼児からのイメージ・トレーニングは今や多くの人の知る所だ。ジャパン・オープン第2日(5.21日)では100m自由形で53秒98、50メートルバタフライで26秒05とともに高校新記録をマーク、優勝した。今期業績見通しでは、同業のセントラルスポーツに見劣りする数字が出ているが、池江選手の大活躍でルネサンスの水泳教室への加入者激増で、事態は一変というのが、私の希望的観測である。

5月22日 23時18分記
Secret

TrackBackURL
→http://kamakurayuusuke.blog134.fc2.com/tb.php/2492-66826ea8