年初から円相場(主に対ドル相場)の上昇で、日本株は軟調な展開となって来た。
ただ、その動きも、ここに来てやや変わって来たのではないかと思われるふしがないでもない。
すなわち、ここに来てアメリカの景気への弱気がやや収まったこともあって、円相場は、やや円安基調になったか、少なくともさらに円高になる懸念は後退か、といった雰囲気になっているように思われる。
また日本国内では、消費増税先送り見通し(5.14日付け日経朝刊)、熊本地震もありかなりの財政出動があるのではという期待、5月または6月にも日銀による追加金融緩和思惑といったことから、ここからは弱気は徐々に後退する流れとみることもできよう。言うまでもなく参議院選挙(7.10日投票説が有力のようだ。遅くも7.24日投票)も控えている。

というわけで、ここからは多少なりと、強気に転換してもいいのではないかと言うのが、現時点の私の見立てである。ただ、これは日経平均とかTOPIXについてではない。あくまで、私流にやって投資成果が上がるか上がらないかという観点からのものである。
少し前にも書いたが、今の相場は東証1部、JQ等、マザーズで主力投資家が全く異なっており、これまで以上に日経平均やTOPIXの先行きを読むことに大した意味はない。

さて、以上のような観点に立って、ここで久しぶりに、私の考える理想のポートフォリオを示そう。
注1=実際のポートフォリオではなく、可能なら今すぐこうしたいというものである。
注2=数字は株価(5.13日終値)、構成比。


①夢テクノロジ―   1269円  25%
②エレコム       2046円  23%
③エコス        1314円  15%
④日本瓦斯      2419円  12%
⑤朝日インテック   5480円  08%
⑥ルネサンス     1195円  07%
*その他計              10%

①の夢テクノロジーは、3月中間決算をみても分かるように、売り上げは計画以上に伸びている。経常利益等が計画を下回っているのは、ひとえに大量採用で求人費、人件費がかさんでいるためであり、この点に関しては、会社は経費削減等で調整、本決算では計画通りの利益達成を目指すとしており、そう懸念することではなかろう。
いずれにせよ、この人手不足時代、大量の人材を順調に確保、来期、来来期はさらに多くの人材確保を予定しているのは、同社の前途の有望さを示す。そこに、今回のフィンテック関連の技術者の30%程度の育成・派遣を実施することを目標としている」という発表である。
2017年9月期の予想1株利益は四季報予想で78.8円(名目値=実質値)である。経常利益予想は7.50億円。採用人員数の推移からして、この数字は十分達成可能とみる。フィンテック関連で計画通りに行けば、さらなる上積み、そして2018年9月期業績の大幅な伸びも期待できよう。言い方を変えれば、経常利益10億円以上もそう遠くない将来に達成可能とみる。経常利益10億円なら1株利益は105円、配当性向100%なので105円配当となる。この場合、時価1269円は利回り8.3%に達する。利回り5%まで買えば、株価は2538円になる。ポートフォリオの筆頭におく理由である。

②のエレコムは史上最高益を連続更新中の好業績がもっと評価されるはずである。
ここまで発表の企業の決算を見ると、2016年3月期実績は良くても、17年3月期見通しに関しては、トヨタの例を持ち出すまでもなく、厳しい見通しを打ち出しているところの多さに驚かされる。円高に加え景気動向に慎重になっているためであろう。
こうした中、エレコムは2016年3月期の経常利益は計画の80.00億円に対し80.81億円(前年同期比+7.0%)、17年3月期は88.00億円(同+8.9%)と、順調な伸びが続く。
I oTの普及をにらみ産業用コンピューター関連の売り上げを2018年3月期には2016年3月期比3倍の200億円に引き上げる計画だという。またバーチャルリアルティ(VR)機器事業に参入、夏までには第2弾商品を投入する。
時代はハイレゾだが、エレコムは参入したハイレゾイヤホンでもシェアトップである。
このように時代の要請する製品を矢継ぎ早に商品化、市場に送り出す企画力があればこそ、今日の好業績があるわけで、そういう企業の株価がPER15.2倍にとどまるのは、評価不足としか言いようがない。20倍に買えば2678円である。

③のエコスはここ3日連続安で、同業他社と比べて著しく低いPERは一段と低下、格差も開いた。しかし、真実は勝つの信念のもと、強気を貫くところだろう。詳しくは後日。

④の日本瓦斯もここ4日連続安となっている。しかし4.27日の決算発表で株価が大きく上げたことでも分かるように、業績は絶好調だ。株価は簡単に大きく上下するので惑わされやすいが、弱気になる理由は見当たらない。2016年は電力自由化だったが、2017年からはガス自由化になる。この材料はまだ本格的には評価されていない。電力自由化でもガス自由化でも潤うのが当社なのである。ガス自由化についても詳しくは後日。

⑤の朝日インテックは13日、引け後に2016年6月期の第3四半期決算を発表した。通期業績予想(経常利益は91.74億円予想)は据え置いたが、進捗率は95.1%であり上方修正は必至。四季報予想の106.00億円前後にはなろう。

⑥のルネサンスはオリンピックに期待。セントラルスポーツの常務氏が「五輪イヤーの追い風が吹く」(日経5.14日朝刊「決算トーク」)と語っている。「メダルを取る選手が出ると両親が子どもを教室に通わせるケースが増えるという。」とあるが、メダルを取りそうな選手=池江璃花子選手=ルネサンス所属。

5月15日 22時40分記
Secret

TrackBackURL
→http://kamakurayuusuke.blog134.fc2.com/tb.php/2487-dacebeda