ようやくGWの長い休みが終わる。
4.28日(木)以降の株価、為替の動きを簡単に振り返ってみよう。
4.28日の東証の取引終了後、海外市場では円高が急速に進み、週末は106.45円程度だったことは、前稿で書いた。これを受けて、5.02日(月)の日本株は急落、日経平均、TOPIXとも3%強の下げとなった。日経平均の終値は16147▼519。

その後、円相場は、03日、105.55円程度まで円高が進んだ。その後はやや円安となったあと一進一退となっており、現時点では107.3円前後。
一方、CME日経平均先物は16065円で5.02日の東証終値比では82円安となっている。

この、ここに来ての円相場と日経平均の値動きを見ると、円相場はGW期間中、円高が進んだわけではなく、むしろやや円安になっている。にもかかわらず、日経平均先物は下げている。
なぜこういうことになっているのか、確かなことは言えないが、いずれにせよ、いやな展開ではある。、
この円相場水準だと、2017年3月期の企業決算(東証1部)は、かなり厳しいものになりそうだという見通しが強まっているわけだが、これが影響している可能性がある。
いずれにせよ、現時点では、多くの企業が今期の為替想定レートを1ドル110円にしている。現実はこの水準を3円近く上回る円高になっているわけで、今期の企業業績が減益になる懸念がかなり強まっている。
アメリカ、ヨーロッパ主要国はいずれも増益見通しであり、この面からも、世界主要国で日本株のみ弱い理由が説明できることになる。

5.02日の相場は、前述のように日経平均、TOPIXとも3%を超える大幅安となったわけだが、2部、JQの下落率はそれぞれ0.86%、0.37%にとどまった。マザーズは0.08%のプラスだった。

最近(数ヵ月とかそれ以上前からと言っていいかもしれない)の相場は、東証1部とそれ以外、あるいは主力大型株とそれ以外では、相関性が異常なくらい小さい。いや逆相関のことが珍しくないくらいだ。
この理由は、これまでも簡単には書いたことがあるが、それぞれの主力投資家が異なるからであろう。
私は、最近、次のような結論に至っている。

東証1部(特に主力株)=外国人投資家(ヘッジファンドを含む)、日本の機関投資家、投信、GPIF(年金積立金運用独立行政法人)

JQ、2部、プラス東証1部の小型株の一部=個人投資家

マザーズ=比較的資金力のある、バイオ、ネット関連銘柄好きの一部の個人投資家

注=言うまでもなく、あくまで大雑把な分類であり、例外も多い。

この傾向は最近、一段と強まっているように感じられる。
だから日経平均の先行きを読んで、それがその通りになっても、自分の投資成績が上がるとは限らないわけである。

5.02日の当道場銘柄は、高安まちまちで、日経平均大幅安の影響はほとんどなかった。東証1部以外は比較的堅調だったからでもある。

以上のようなことが分かったからと言って、直ちに投資成績が良くなるものでもないが、相場の動き先行きを考えるうえで頭に入れておくことは重要である。

今後の相場がどう動くか。
依然先行き不透明で安全運転で行くしかなかろう。ただ、やはり基本は好業績で円高の悪影響を受けない(あるいは円高メリットがある)銘柄を運用の中心にすることがいいだろう。

5月05日 23時26分記

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