4.04日付けの「再び円相場の行方を注視するところ」で、以下のように書いた。

>結局、依然、アメリカの景気はまずまず、上海(中国)株もとりあえず3000ポイント維持など、外部環境は悪くない、問題は日本の景気と円相場である。そして景気の方は、今後の景気対策を考えれば、必ずしも悪材料視しなくてよかろう。
結局、再び、為替が問題になる。1ドル112円~115円くらいならいいのだが111円割れとなると、また問題になり、110円割れでは株安に直結、本年最高値更新・一段の円高方向ともなれば、かなり悲惨な展開もありうると覚悟しなければならない。
とりあえずは、以上のようなことを念頭に、相場動向を見極めるところだろう。

05日は円相場は111円割れとなり、立ち合い(株式)開始後は、さらにやや円高進行となって、日経平均、TOPIXとも2.5%前後の大幅安となったわけである。値上がり銘柄数43、値下がり銘柄数1896というのは、1.20日の値上がり銘柄数40、値下がり銘柄数1886に匹敵する。05日の日経平均は390円安だったが、実感は違う。1.20日は632円安だったのである。

それはともかく、前日のNYダウは小幅安、05日の上海総合指数は1.45%の値上がりだった。これからも分かるように、日本株下落のほとんど唯一の理由は円高と言ってよい。もちろん、その背景には円高→企業業績悪化を見越しての海外投資家の売りがあるわけである。そして買い手不在に近い需給関係の悪さがある。
とりあえずは円相場の行方を注視しつつ、慎重に行くしかない。持ち高は極力少なめにしておくのは当然である。

こんな高値のエコスを推奨するのはけしからんというような趣旨らしい(「らしい」と言うのは不明確な文章だったから)コメント(非礼な書き方という基準で削除)があった。
まともな読者諸氏は当然理解くださっていると思うが、エコス(推)とあったからと言って、それは、そこで推奨しているのではない。過去6ヵ月以内に推奨した銘柄を、取り上げるときは、機械的にエコス(推)とかエレコム(推)などとするわけである。過去に推奨した銘柄でも6ヵ月超経過している場合は(推)は付けない(例=最近の例では寿スピリッツなど)。
万一、最近、当ブログに来られて、この辺のことが明確にはお分かりでない方もいるかと思い、ここでふれておく次第である。

現在1ドル110.1円前後と、05日の東証取引終了時より、またかなり円高が進んでいる。このため日経平均先物・大証夜間は現在173円安となっている。
日経平均は3.29日から4.05日まで6立会日連続安であり、またその他の各種指標からしても売られ過ぎ、そろそろ反発かと考える、あるいは期待する向きもあるかもしれない。しかし、これはやや楽観的すぎる見方だろう。そういう常識は通用しない可能性が十分あり、もう少しシビアにみておくのがいいだろう。

エコス(推)は業績上方修正を受けて大幅高で寄り1339△170まであったが、終値は1237△68。
期待外れとがっくり来た方も多かろうが、実はこれでも東証1部の値上がり率4位である。
ちなみに1位のキューピーは訳の分からない理由での急騰(詳しいことは省くが前日引け後発表の1Q決算は事情はあるにせよ前年同期比減益だった)。
2位のナガイレーベンも前日引け後発表の中間決算は前年同期比経常利益は16.3%の減益だった。というわけで、これも訳の分からない急騰なのである。
日本の株式市場はクレージーなのだ。
全体の暴落に足を引っ張られ、エコスも上げ幅を大幅に縮小して引けたわけだが、ありえないレベルの低PERであり、地合いさえ落ち着けば、大きく見直されよう。

なおエレコム(推)は、05日の日経朝刊に「VR(仮想現実)機器に参入」という記事が載り、2098△76まで急騰する場面があったが終値は2009▼13。なお、この材料は3.29日付けの日刊工業新聞にすでに報じられたものと全く同じである(3.29日付け当ブログ参照)。ただ日経に報じられたことで、エレコムもVR関連銘柄と認知されたことは大きい。これまた、地合いさえ好転すれば、再度評価されよう。

【石光商事の出番か】
これだけ円高なのだから、「円高メリット銘柄」に、そろそろ目が向けられるかもしれない。実は05日は東邦レマックが499△7で年初来高値を更新、また主力株で上げた稀有な銘柄ソニーも実は円高メリット銘柄なのである。このように、多少は注目されている気配はある。
となれば、どこかで、「円高メリット銘柄」の大本命の石光商事(推)も注目を浴び吹き上げる可能性があるのではないか。
何せ1円円高で1.34億円の増益(営業利益≒経常利益)になる。
現在の110.1円なら想定レートの120円より9.9円円高だから、経常利益は約13.3億円(9.9円×1.34億円)増えることになる。
同社の2016年3月期の予想経常利益は3.21億円に過ぎない。13.3億円は、なんとその4倍以上なのである。
もちろん、いろいろな要因で、すんなりこうなるとも思えないが、それでも同社にとって現在の円高が大増益要因であることは疑いの余地がないだろう。何より、過去、円安局面では「円安メリット銘柄」は人気化し大きく上げた銘柄も数多い(当ブログで取り上げたやまびこはその代表例である)。
ならば、エコスの上方修正同様、忘れかかったころに石光が一気に円高メリットをはやして急騰ということもないではなかろう。

4月06日 0時49分記
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