4.01日の相場は日経平均で595円(3.55%)の大幅安(本年4番目の下落幅)となった。取引開始直前発表の3月日銀短観が予想以上に悪かったのが原因だ。ただ、悪いのはある程度予想できたわけで、これほどの下げになったのは、買い手不在の現在の地合いも影響していよう。また、相場をリードする外国人投資家が、こういう数字に敏感であることも下げ幅を増幅したと思われる。外国人投資家中心にアベノミクスへの失望が広まっている。

前にも書いたが、これで一段と、政府による景気対策(財政出動)、消費増税先送りが現実味を帯びて来たと言ってよかろう。特に財政出動はほぼ確実で、今後はその額が焦点になるが、規模拡大を求める声が高まろう。
依然、円高基調が続いており、このままだと、2017年3月期の企業業績は小幅減益必至の様相だが、さらに減益幅拡大の恐れもある。この意味で、安倍政権も本腰を入れて景気対策に乗り出す公算が大きい。
というわけで、今後は、景気悪化と景気対策との綱引きということになろう。

アメリカは製造業の景況感が事前の予想を上回って改善、4.01日のNYダウは108ドル(0.61%)高、約4か月ぶりの高値を付けた。まさに、日本株と正反対である。
これで強い経済のアメリカの通貨が買われればいいのだが、実際は円が買われ、為替相場は1ドル111.71円とかなり円高が進んだ。このため日経平均先物は、最初かなり上げていたのだが、じりじり上げ幅を縮小、大証夜間は16200△36で終わり、そのあとのCME先物は6円高で終わっている。

結局、依然、アメリカの景気はまずまず、上海(中国)株もとりあえず3000ポイント維持など、外部環境は悪くない、問題は日本の景気と円相場である。そして景気の方は、今後の景気対策を考えれば、必ずしも悪材料視しなくてよかろう。
結局、再び、為替が問題になる。1ドル112円~115円くらいならいいのだが111円割れとなると、また問題になり、110円割れでは株安に直結、本年最高値更新・一段の円高方向ともなれば、かなり悲惨な展開もありうると覚悟しなければならない。

とりあえずは、以上のようなことを念頭に、相場動向を見極めるところだろう。

円高で、石光商事(推)、エレコム(推)、日本瓦斯(推)の「円高メリット銘柄」がどう動くか。
また「真田丸」の4.03日放送分の視聴率がどうなり、タカチホ(推)の株価がどうなるか。
4.08日、決算発表のエコスの決算がどうなるか(事前の上方修正があるかどうかも含め)。
この辺にも注目しておくところだ。

4月04日 0時14分記


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