2016.03.27 エレコム
6750 エレコム(東証1部)
株価=1855▼99(3月25日終値)   
出来高=28万9000株(3月25日) (売買単位=100株)
PER=14.2倍(来期=2017年3月期予想実質値) 
09月29日=1292円~1965円=2016年03月24日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

この銘柄は「円高メリット銘柄」として、2.23日(当時の株価は1627円)以降、たびたび取り上げている。
また3.14日付け「四季報から発掘した妙味株」の一つとしても取り上げた銘柄である(同1843円)。
その後は順調に上げ3.24日には1965円の高値を付けている。この間、推奨銘柄にしたかったのだが、押し目らしい押し目がなく、早く思い切って推奨しておくのだったと悔やんでいた。それが25日、急落、1799▼163まであって終値は1855▼99。
この急落の原因をいろいろ考えたが、さしたる原因と言うか、悪材料は思い当たらなかった。結局、ここ大きく上げた反動、権利落ち(3.29日)への警戒が、こうした下げ(ネット取引時代になり、常軌を逸したような値動きになることがさして珍しくない)になったのだろう。

となれば、この押し目は天与の買い場ではないか。こうした判断のもと、ここで推奨するわけである。
同社は実は実態がつかみにくい会社である。四季報や会社情報には、パソコン周辺機器大手、マウス、キーボード首位。家具、記録媒体など企画開発。ファブレス経営。などとある。
マウスなんぞ作っているんでは大して成長は期待できないんでは、と思う方も多いだろう。

ところで、同社の比較会社、ライバルにメルコHDがある(「バッファロー」のブランド名で無線LAN機器などを販売)。
この2社を比較すると、面白いことが分かる。数字は売り上げ・経常利益。

         2012年3月期      2017年3月期(予想)
メルコ    1173億円・71億円     890億円・59億円
エレコム   625億円・55億円     900億円・86億円

パソコン周辺機器について、メルコは「2017年3月期は依然パソコン周辺機器厳しいが」(四季報)とある一方、エレコムは「16年3月期は(中略)パソコン周辺機器の販売が好調。」(会社情報)とある。
つまり、ここエレコムがメルコのシェアを奪い、業績を伸ばす一方、メルコは売り上げ・経常利益とも減らしているということであろう。
2017年3月期の経常利益はエレコムがメルコを100として145.7である。一方時価総額は同140.0に過ぎない。落日のメルコより昇竜のエレコムの時価総額が経常利益のメルコ対する比率145.7より小さいのは、どう見てもおかしいだろう。
なお、これまでも書いて来たように、エレコムは海外からの仕入れ商品も多いので、円高のほうがいい。1ドル120円想定だが1円円高で2.1億円のプラスなので、現在の1ドル113.12円だと14.4億円余の為替差益が発生することになる。来期(4.01日から今期になる)の予想経常利益が86億円なので、その16.7%になる。

実は、私がこの時期にあえて推奨するのは、この他にも好材料があるからであるが、ここではインバウンド関連、IoT関連とだけ言っておこう。

【日経平均先物価格について】
http://nikkei225jp.com/cme/に以下の記述が最近加わった。

※日経平均先物6月限は配当権利落ち日(3/29)までの期間、配当の価格分安く取引される為に先物と日経平均の価格差が発生します。3月の日経平均の予想配当落ち額は112.8円ですので、先物理論価格は日経平均より(金利分考慮無しで)112.8円安くなります。

注=前に私は配当分を130円としたと思いますが、112.8円が正しいようなので、訂正させていただきます。

25日の相場は、配当権利等の落ちを控えて、その影響も加わってか、かなり複雑な値動きになった。あまり考えすぎない方がいいだろう。つまり、配当・優待・分割権利取り、忌避の動きもあって、おかしな値動きになっていると思われる銘柄も多いからである。

3月27日 21時05分記
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