04日発表のアメリカの雇用統計は雇用者数が予想を大きく上回った一方、平均時給は小幅下落となった。これを受けたNYダウは判断に迷いが生じたか乱高下を演じたが、結局63ドル(0.37%)高となった。
景気はまずまず、かといって平均時給下落で、とりあえず3月の利上げはなしとみての、この結果だろう。
原油価格も、産油国間で協調の動きがみられることから、ここ下げどまりから反発の気配がみられる。
為替相場は、雇用統計の結果を見て、ドル買いが優勢となり一時1ドル114円台の円安となったが最後は113.77円と小幅な値動きにとどまった。
CME日経平均先物は17060△45.

以上のようなわけで、日本株にとっても、まずまずの投資環境と言えよう。為替もそのわりに円安にもならず(大幅円安となると輸出関連中心の主力大型株相場に偏りがちである)、「円高メリット銘柄」を含め、当道場銘柄にとっても、好環境になりそうだ。
なお為替相場次第であり警戒は怠れないが、多少、強気にシフトするところか。

【円高の影響】
これだけ円高になっているのに、円高メリットという言葉が市場でほとんど言われないようなのを、私は不思議に思っていた。
しかしよく考えたら、その原因が分かるような気がして来た。円高と言っても、実際に円高になったのは、2016年になってから(同時に株安も始まった!)であり、4-12月期決算では、まったく影響がなかったのである。
四季報・新春号巻末の【定期調査】各社の想定レートと為替感応度 は「為替で上振れ余地あり」とし、「今期は米国利上げ観測などで円安見通しが根強いようだ。」としているくらいだ。

円高で業績見通しを下方修正というニュースは、今後続々出て来る可能性があろう。実際、日経3.05日朝刊に「ハイレックス一転減益」、「円高進み減収に」という記事が載った。

また3.04日、日経朝刊には、ドトール日レスの2016年2月期の営業利益が予想を下回り前の期比横ばいになった公算大とする記事がある。「円安でコーヒー豆の仕入れ価格が上昇した」ためという。
注=これは2015年の円安を言っているとみてよかろう。

ハイレックス、ドトール日レスの、こうした業績悪化要因は、石光商事(推)に置き換えれば、まさに業績向上要因である。すなわち、同社は、比較的円安だった4-12月期でさえ、前年同期をはるかに上回るどころか、通期予想さえ上回る経常利益を挙げた。そして1月以降の円高で大幅な為替差益が見込めるからである。そして為替相場が、現在くらいの水準なら2017年3月期はとんでもない為替差益になる可能性があるからである。

【決算、配当取りに注目】
3月期末が近付き、また四季報発売日(3.14日)も近付いたことで、今後、一段と、各社の業績がらみのニュースが増加しよう。また、超低金利なので、高利回り銘柄には、配当取りの動きもさらに顕在化しそうだ。
高速などは、株価下落もあって2.56%(四季報記載の予想配当利回り)が3.04日の886△11でも2.9%に上昇している。
夢テクノロジーは40~50円配予想(四季報)だが、40円で4.5%、50円なら5.6%になる。
石光商事は優待を考慮しなくとも2.5%、しかも年1回一括配当なので、出色の高利回りとも言える。
WDI(カプリチョーザ、ウルフギャング、ハードロックカフェ等を展開)は100株以上で3000円相当の優待券(この分だけで100株株主なら2.2%)なので、優待狙いの買いが期待できよう。
好決算、上方修正が期待できるのは、エコス(推)、タカチホ(推)、林兼産業、小野薬品などである。
なお小野薬品は04日引け後、1対5の株式分割を発表している。(この1行のみ3.07日0時16分記)

3月06日 23時44分記
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