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2016.02.28
黒崎播磨
5352 黒崎播磨 (東証1部)
株価=240▲6(2月25日終値)
出来高=13万9000株(2月25日) (売買単位=1000株)
PER=6.5倍(来期=2017年3月期予想実質値)
09月29日=221円~285円=08月11日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆
注=2.25日付けで推奨銘柄として取り上げたので株価等は2.25日の数字になっている。
26日、海外市場で円安が進行、最終で114.0円となっている。このため、NYダウは0.34%の下落となったものの、CME日経平均先物は0.82%の値上がりとなっている。この辺のことについては明日書く予定。
前稿で「円高メリット銘柄で業績絶好調銘柄を狙う」として3銘柄を挙げた直後だけに、この円安は最悪のタイミングにも見えるが、実際はほとんど気にすることはあるまい。
なぜなら、円高メリット銘柄(特に推奨3銘柄)は円高メリットを材料に買われた形跡はほとんどないからである。また現在でも想定レート比ではかなりの円高水準だ。加えて、「円高メリット銘柄ということを除いても、妙味十分なので、今後為替が多少円安にふれようと、株価下落リスクは相対的に非常に小さいとみる」(前稿)からである。
さて、黒崎播磨である。1.29日、引け後に2016年3月期の第3四半期決算を発表した。通期の予想経常利益46.0億円に対し、第3四半期で42.56億円となり、通期予想も54.0億円に引き上げた。来期は56億円程度が予想され、この場合、実質1株利益は36.9円、実質予想PERは6.5倍になるわけである。
今期の配当予想も前期から1円増配の7円にしたので利回りは2.9%になる。
同社の筆頭株主は新日鉄住金であり、新日鉄住金の業績低迷を受け、黒崎播磨の国内売り上げも減少している。にもかかわらず、業績が好調なのは、海外(インドなど)が伸びているためである。比較的知られていない材料として「コークス炉の大規模修繕」が本格化して来たことがある。しかも、これは今後10年以上も続くとみられるのである。同業の品川リフラクトリーズの業績低迷とは好対照だ。彼我の差は「コークス炉の大規模修繕」(黒崎播磨は築炉事業に強いのである)と海外売り上げ(黒崎は33%、品川は16%)における大差にあるとみてよかろう。
最後に最も重要な為替差益=円高メリットについてである。
同社の
想定為替レート・1ドル=124円
1円円高の影響=+1.4億円(営業利益だが経常利益もほぼイクオールになろう)
現在の為替レート・1ドル=114円(想定レート比10円の円高)なので
為替差益=1.4(億円)×10(円)=14(億円)
来期予想経常利益は56億円として、これに14億円(56億円の25%)の為替差益がオンされると70億円になる。
この場合、実質1株利益は49.8円、実質PERは4.8倍の異常な低さになる。
注=来期予想と今期予想の数字が混在していて、私自身忸怩たるものがあるのだが、これには事情があるということで了解されたい(事情について詳しく書くと大変なので略)。
【円高メリットが最も実質的に大きい企業・銘柄は?】
私は以前、円安メリット関連としてやまびこを取り上げ、成功をおさめた。
やまびこを抜擢したのは、円安メリットが1円円安で400億円(の営業利益増)とされるトヨタより、1株当たりではやまびこの方がはるか上とみた(実際もそうである)からである。
ところで今回、円高メリット銘柄に着いて、いろいろ調べ、各社のメリットを計算していて、私は、ある面白いことに気付き欣喜雀躍した。
それはこういうことである。
「1株当たり」で材料は考えよ、というのは、鎌倉理論の重要な考え方の一つだ。円高(安)メリットでも、このことは当てはまる。
しかし、円高(安)メリット、広く言えば利益増減要因の場合、それ以上に重要なのは、当該企業の利益水準だということである!
分かってみれば簡単なことだが、ほとんど誰も本当の意味では気付いていないであろう。
具体的に説明しよう。
黒崎播磨の
来期予想経常利益=56億円
円高メリット=14億円
円高メリットを加えた来期予想経常利益=70億円(+25%)
これが来期予想経常利益=1億円 だとしよう。この場合、
円高メリットを加えた来期予想経常利益=15億円
となり、+25%などというレベルではなく、なんと15倍に激増するのである。
結論=最大の円高(安)メリット企業(銘柄)は、低収益企業の中に転がっているのではないか。
推理小説の犯人当てクイズ風に言うと、
作者からの読者への挑戦=では、その企業(銘柄)を探し当てられよ
ヒント=これまで、私がいろいろ挙げてきた銘柄の中に答えはある。
ただし、もっとすごい銘柄を万一発見されたらこっそり教えられたし(「こっそり」は冗談です)。
2月28日 0時14分記
株価=240▲6(2月25日終値)
出来高=13万9000株(2月25日) (売買単位=1000株)
PER=6.5倍(来期=2017年3月期予想実質値)
09月29日=221円~285円=08月11日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆
注=2.25日付けで推奨銘柄として取り上げたので株価等は2.25日の数字になっている。
26日、海外市場で円安が進行、最終で114.0円となっている。このため、NYダウは0.34%の下落となったものの、CME日経平均先物は0.82%の値上がりとなっている。この辺のことについては明日書く予定。
前稿で「円高メリット銘柄で業績絶好調銘柄を狙う」として3銘柄を挙げた直後だけに、この円安は最悪のタイミングにも見えるが、実際はほとんど気にすることはあるまい。
なぜなら、円高メリット銘柄(特に推奨3銘柄)は円高メリットを材料に買われた形跡はほとんどないからである。また現在でも想定レート比ではかなりの円高水準だ。加えて、「円高メリット銘柄ということを除いても、妙味十分なので、今後為替が多少円安にふれようと、株価下落リスクは相対的に非常に小さいとみる」(前稿)からである。
さて、黒崎播磨である。1.29日、引け後に2016年3月期の第3四半期決算を発表した。通期の予想経常利益46.0億円に対し、第3四半期で42.56億円となり、通期予想も54.0億円に引き上げた。来期は56億円程度が予想され、この場合、実質1株利益は36.9円、実質予想PERは6.5倍になるわけである。
今期の配当予想も前期から1円増配の7円にしたので利回りは2.9%になる。
同社の筆頭株主は新日鉄住金であり、新日鉄住金の業績低迷を受け、黒崎播磨の国内売り上げも減少している。にもかかわらず、業績が好調なのは、海外(インドなど)が伸びているためである。比較的知られていない材料として「コークス炉の大規模修繕」が本格化して来たことがある。しかも、これは今後10年以上も続くとみられるのである。同業の品川リフラクトリーズの業績低迷とは好対照だ。彼我の差は「コークス炉の大規模修繕」(黒崎播磨は築炉事業に強いのである)と海外売り上げ(黒崎は33%、品川は16%)における大差にあるとみてよかろう。
最後に最も重要な為替差益=円高メリットについてである。
同社の
想定為替レート・1ドル=124円
1円円高の影響=+1.4億円(営業利益だが経常利益もほぼイクオールになろう)
現在の為替レート・1ドル=114円(想定レート比10円の円高)なので
為替差益=1.4(億円)×10(円)=14(億円)
来期予想経常利益は56億円として、これに14億円(56億円の25%)の為替差益がオンされると70億円になる。
この場合、実質1株利益は49.8円、実質PERは4.8倍の異常な低さになる。
注=来期予想と今期予想の数字が混在していて、私自身忸怩たるものがあるのだが、これには事情があるということで了解されたい(事情について詳しく書くと大変なので略)。
【円高メリットが最も実質的に大きい企業・銘柄は?】
私は以前、円安メリット関連としてやまびこを取り上げ、成功をおさめた。
やまびこを抜擢したのは、円安メリットが1円円安で400億円(の営業利益増)とされるトヨタより、1株当たりではやまびこの方がはるか上とみた(実際もそうである)からである。
ところで今回、円高メリット銘柄に着いて、いろいろ調べ、各社のメリットを計算していて、私は、ある面白いことに気付き欣喜雀躍した。
それはこういうことである。
「1株当たり」で材料は考えよ、というのは、鎌倉理論の重要な考え方の一つだ。円高(安)メリットでも、このことは当てはまる。
しかし、円高(安)メリット、広く言えば利益増減要因の場合、それ以上に重要なのは、当該企業の利益水準だということである!
分かってみれば簡単なことだが、ほとんど誰も本当の意味では気付いていないであろう。
具体的に説明しよう。
黒崎播磨の
来期予想経常利益=56億円
円高メリット=14億円
円高メリットを加えた来期予想経常利益=70億円(+25%)
これが来期予想経常利益=1億円 だとしよう。この場合、
円高メリットを加えた来期予想経常利益=15億円
となり、+25%などというレベルではなく、なんと15倍に激増するのである。
結論=最大の円高(安)メリット企業(銘柄)は、低収益企業の中に転がっているのではないか。
推理小説の犯人当てクイズ風に言うと、
作者からの読者への挑戦=では、その企業(銘柄)を探し当てられよ
ヒント=これまで、私がいろいろ挙げてきた銘柄の中に答えはある。
ただし、もっとすごい銘柄を万一発見されたらこっそり教えられたし(「こっそり」は冗談です)。
2月28日 0時14分記
TY
先生お久しぶりです。
今年は年初からの相場激動によりほとんど株に手をつけていませんでしたが、やや落ち着いてきた感がありますので再開したく思います。
昨日の推奨銘柄は少しずつ均等に3銘柄購入させて頂きました。
私にとっては、ようやく正月を向かえた感じです。
遅ればせながら、今年もご教授宜しくお願い致します^ ^
今年は年初からの相場激動によりほとんど株に手をつけていませんでしたが、やや落ち着いてきた感がありますので再開したく思います。
昨日の推奨銘柄は少しずつ均等に3銘柄購入させて頂きました。
私にとっては、ようやく正月を向かえた感じです。
遅ればせながら、今年もご教授宜しくお願い致します^ ^
2016/02/28 Sun 16:09 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> TY さん。
お久しぶりですね。
ひどい相場が続きましたが、やや明るさが見えてきたのかなという
状況ですね。うまく対応したいものです。
こちらこそよろしく。
お久しぶりですね。
ひどい相場が続きましたが、やや明るさが見えてきたのかなという
状況ですね。うまく対応したいものです。
こちらこそよろしく。
2016/02/28 Sun 22:18 URL [ Edit ]
鎌倉雄介の株道場
運営者様
突然のご連絡失礼致します。
初めまして、アドバンスエッジ広告担当の朝倉と申します。
弊社はインターネット広告案件を主に扱っている、広告代理店でございます。
今回は、新規ポップアンダー案件の提案がありご連絡致しました。
下記、ゲームポップ案件の詳細を記載致します。
===========================
【案件名 】ゲーム案件
【保証形態】CPM保証
【単価 】270円/CPM固定
【備考 】同一端末(cookie)に対して12時間以内は広告を表示させません。
※同一端末(cookie)に同じ広告が連続で出ないようになっております。
【参考サイト】http://ghoul.tonblo.com/
※アダルト・非アダルトのどちらで掲載して頂いてもOK
※OCTOPUSシステムとの併用もOK
===========================
■10万PVの予想収益
100,000×50%(CTR)×0.27(CPC)=13,500円/日
13,500円×30日=約400,000円/月
一度ご検討して頂きご返信して頂けますと幸いです。
以上、用件のみで誠に恐縮ではございますが
今後とも、何卒宜しくお願い致します。
運営者様
突然のご連絡失礼致します。
初めまして、アドバンスエッジ広告担当の朝倉と申します。
弊社はインターネット広告案件を主に扱っている、広告代理店でございます。
今回は、新規ポップアンダー案件の提案がありご連絡致しました。
下記、ゲームポップ案件の詳細を記載致します。
===========================
【案件名 】ゲーム案件
【保証形態】CPM保証
【単価 】270円/CPM固定
【備考 】同一端末(cookie)に対して12時間以内は広告を表示させません。
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※アダルト・非アダルトのどちらで掲載して頂いてもOK
※OCTOPUSシステムとの併用もOK
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■10万PVの予想収益
100,000×50%(CTR)×0.27(CPC)=13,500円/日
13,500円×30日=約400,000円/月
一度ご検討して頂きご返信して頂けますと幸いです。
以上、用件のみで誠に恐縮ではございますが
今後とも、何卒宜しくお願い致します。
2016/02/29 Mon 16:25 URL [ Edit ]
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