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2016.02.23
円高メリット銘柄を調査
23日の相場は、前日のNYダウが原油高を好感M229ドル高と急騰したのを受けて高寄り、239円高まであったのだが、終値は59円安。値下がり銘柄数は1400を超え実感としては170円安という感じだった。下げた原因は言うまでもなく円高進行である。23日0時過ぎに1ドル113.1円程度だったのが23日の大引けころには112.4円程度へ0.8円ほど円高になったのである。
現在は112.15円とさらにやや円高で、NYダウも下げていることもとあって、日経平均先物・大証夜間は92円安。
いずれにせよ、本年に入ってからの日本株独歩安の原因は、もはや円高にあることがはっきりした。主要通貨の年初来の騰落率をみると、円は7.3%上昇で世界一の上昇率なのである。2位のユーロは3.6%、あとは1%台になる。ルーブルやウォンは6%前後の下落率になる。
繰り返しになるが、この円高に歯止めがかからない限り、日本株の先行きは暗いとみるべきだろう。見込み薄の銘柄から外し持ち高を減らし、減らした一部で、円高メリット銘柄を買うというのが、私の戦略だ。
何を買うかは難しい。とりあえず参考資料として、以下を示す。(この部分=2.24日 0時11分記)
【円高メリット銘柄】
円高メリット銘柄というが、そういう銘柄の円高メリットは、具体的にどれくらいなのだろうか?
いろいろ調べたが、役立ちそうなものには行き当たらなかったので、自力でやることにした。
ニトリ、ABCマート、チヨダ、あさひ、などは代表的な円高メリット銘柄だが、想定為替レート・1円円高で利益がどれだけかさ上げされるかというデータがとりあえず見当たらない。
以下、とりあえず、そういうデータがあるいくつかの企業(円高で利益が増加)について、業績への影響を調べた。
注=多くは営業利益が1円円高でどれだけ増加するかという調査だが、営業利益を経常利益に置き換えても不都合はほとんどないのでA=今期予想経常利益としてある。
会社 想定レート A=今期予想経常利益 1円円高の影響 B=円高メリット BのAに対する比率
静岡ガス 125円 77億円 0.7億円 9億円 12%
象印 125円 104億円 0.55億円 7億円 7%
日本航空 125円 2020億円 17億円 221億円 11%
ソニー 125円 4000億円 65億円 845億円 21%
アルペン 123円 71億円 1.5億円 17億円 24%
エレコム 120円 80億円 2.1億円 17億円 21%
東邦レマク 125円 1.2億円 0.3億円 3.6億円 300%
林兼産業 121円 6億円 1億円 9億円 150%
注1=現在の為替レートは1ドル112円(19時37分現在は111.90円)でBの値等は計算。
注2=静岡ガス、象印は株式新聞が円高メリット銘柄として取り上げていた銘柄。
日本航空は代表的円高メリット銘柄でデータのあった銘柄。
ソニー以下の5銘柄は私が独自に発掘した、やや意外な円高メリット銘柄。
とりあえず、資料として示した。直ちに、これらのうち「BのAに対する比率」の高い銘柄を買うといいという趣旨ではない。
2月23日 19時48分記
現在は112.15円とさらにやや円高で、NYダウも下げていることもとあって、日経平均先物・大証夜間は92円安。
いずれにせよ、本年に入ってからの日本株独歩安の原因は、もはや円高にあることがはっきりした。主要通貨の年初来の騰落率をみると、円は7.3%上昇で世界一の上昇率なのである。2位のユーロは3.6%、あとは1%台になる。ルーブルやウォンは6%前後の下落率になる。
繰り返しになるが、この円高に歯止めがかからない限り、日本株の先行きは暗いとみるべきだろう。見込み薄の銘柄から外し持ち高を減らし、減らした一部で、円高メリット銘柄を買うというのが、私の戦略だ。
何を買うかは難しい。とりあえず参考資料として、以下を示す。(この部分=2.24日 0時11分記)
【円高メリット銘柄】
円高メリット銘柄というが、そういう銘柄の円高メリットは、具体的にどれくらいなのだろうか?
いろいろ調べたが、役立ちそうなものには行き当たらなかったので、自力でやることにした。
ニトリ、ABCマート、チヨダ、あさひ、などは代表的な円高メリット銘柄だが、想定為替レート・1円円高で利益がどれだけかさ上げされるかというデータがとりあえず見当たらない。
以下、とりあえず、そういうデータがあるいくつかの企業(円高で利益が増加)について、業績への影響を調べた。
注=多くは営業利益が1円円高でどれだけ増加するかという調査だが、営業利益を経常利益に置き換えても不都合はほとんどないのでA=今期予想経常利益としてある。
会社 想定レート A=今期予想経常利益 1円円高の影響 B=円高メリット BのAに対する比率
静岡ガス 125円 77億円 0.7億円 9億円 12%
象印 125円 104億円 0.55億円 7億円 7%
日本航空 125円 2020億円 17億円 221億円 11%
ソニー 125円 4000億円 65億円 845億円 21%
アルペン 123円 71億円 1.5億円 17億円 24%
エレコム 120円 80億円 2.1億円 17億円 21%
東邦レマク 125円 1.2億円 0.3億円 3.6億円 300%
林兼産業 121円 6億円 1億円 9億円 150%
注1=現在の為替レートは1ドル112円(19時37分現在は111.90円)でBの値等は計算。
注2=静岡ガス、象印は株式新聞が円高メリット銘柄として取り上げていた銘柄。
日本航空は代表的円高メリット銘柄でデータのあった銘柄。
ソニー以下の5銘柄は私が独自に発掘した、やや意外な円高メリット銘柄。
とりあえず、資料として示した。直ちに、これらのうち「BのAに対する比率」の高い銘柄を買うといいという趣旨ではない。
2月23日 19時48分記
ノブわん
輸入関連株は、円高メリットを享受出来ると思いますが、売買額の七割を外資が占めている今の日本市場は、ヘッジファンドの言いなりで理屈も屁理屈も全く通用しない市場だと思うのですが。
果報は寝て待てじゃないですが、当分、売買を控えるのが得策かなと思っています。
果報は寝て待てじゃないですが、当分、売買を控えるのが得策かなと思っています。
2016/02/24 Wed 14:32 URL [ Edit ]
鎌倉雄介
> ノブわん さん。
「果報」が来ると分かっていれば、寝て待ってればいいんですが、
来るのが「厄災」の可能性の方が大なので、寝ていると
座して死を待つということにもなりかねません。
持ち高を思いっきり減らすとか、円高メリット株の比率を高める
とかの対策をとることも検討されるといいでしょう。
「果報」が来ると分かっていれば、寝て待ってればいいんですが、
来るのが「厄災」の可能性の方が大なので、寝ていると
座して死を待つということにもなりかねません。
持ち高を思いっきり減らすとか、円高メリット株の比率を高める
とかの対策をとることも検討されるといいでしょう。
2016/02/24 Wed 22:26 URL [ Edit ]
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