前稿で次のように書いた。

>春節明けの中国(上海市場)を気にする向きが多いようだが、私は、そう気にしなくていいのではないかという見方である。なぜなら日本株は円相場に連動して動いてきており、上海株との連動性は薄いとみるからである。

というわけで、とりあえず、15日の日本株(日経平均)は大幅高となりそうだが、これがCME先物(15435△482)以上に上がるか逆になるかは、円相場に大きく左右されるのではないか。多少なりと、さらに円安になるようなら、下げ過ぎ感のあることでもあり、600円高とか800円高といったこともありえよう。しかし逆の場合は400円高、200円高といった残念な結果もありえよう。

上海総合指数は一時かなり下げた(終値は大きく戻し-0.63%)が、日本株には影響しなかった。
日経平均は600円高、800円高と上げ幅を拡大、最後は1070円高だったわけだが、これはまさに円相場が円安に振れて行ったのときれいに符合する。113円台半ばから114円接近と円安が進んだわけである。

なお日経平均+7.2%、TOPIX+8.0%に対し2部+3.0%、JQ3.1%と、小型株は値上がり率が大きく下回った。一部市場の小型株指数も大型株指数をかなり下回った。
ただ、これはよくあることで早晩追いつこう。信用をやっている個人投資家の多くが買い余力が極小とかマイナス(保証金率30%割れ状態)なことも響いていよう。しかし、今日の上げでそういう方の大半も買い余力が出たはずである。

現在、ヨーロッパ各国株は3%前後の大幅高、アメリカ株も先物は1.2%程度の値上がりとなっている。
日経平均先物・大証夜間は130円前後下げているが、これは15日のはしゃぎ過ぎの反動であり案じることはなかろう。16日は、主力株は軟調でも小型株はそこそこ上げる可能性は十分あろう。

12時00分に寿スピリッツが増配(期末一括配当を40円→60円)と株式分割(1対3)を発表、株価は結局5380△705とストップ高。なお、アトラとかブレインパッドとか、大成功としか言いようのない銘柄を失敗例としてやり玉にあげてあるのを時々見る。
長く無視していたのだが、これは私の指示・教え(不遜な言い回しを許されよ、適当な表現を思いつかないので使ったわけである)を守らず、推奨後大幅高してから買って、その後の下げでもうまく売れず、私を逆恨みしているとしか思えない。そこで、あえてここで言及、今一度、
「推奨銘柄」は推奨直後に買う」という原則を確認しておきたい。
また推奨後6ヵ月超の銘柄をあれこれ言われても困るということも、何度も書いていることである。だから実績表等でも6ヵ月超の場合、時価を入れていないのである。
以下は2015年9.22日付けの実績表からの抜粋。

推奨日  銘柄     推奨時株価(推奨直後値 )その後の高値(それを付けた日) 現在値(9.18日終値)  評価

04.07 寿スピリッツ  2619円(2695円)    →4335円(08.05)          3715円         ☆
04.23 アトラ      1549円(1709円)    →4890円(07.06)          2865円        ☆☆

注=現在の株価は寿は前述のように5380円、アトラは923円だが3分割を行っているので、これを考慮すると2769円。いずれにせよ、まだ保有していても、推奨時に買ったなら、どちらも大幅なプラスなのである。

どちらも、推奨後6ヵ月を過ぎているので、その後の株価変動は評価に入れていない。
時々言及するのは、なお有望と思うからと、まだ一部はお持ちの方もいる(私はどちらもまだ保有しているが、これまで書いたことでお分かりのようにピーク時の1割以下である)と思うからであり、ここで買い推奨しているわけでないのは言うまでもない。

【タカチホ】
「真田丸」の視聴率がダウンしたのも嫌気されたか288円で寄り付いたものの終値は267△11。
しかし前にも書いたように、視聴率が高ければ上げ材料になろうが、多少下がっても何ら問題ない。要するに放映で上田市等への観光客が大幅に増加することが重要なのである。
2014年に上田市を訪れた観光客は約475万人。市は、過去に大河ドラマの舞台となった自治体の実績などから、16年はこの数字の約2割にあたる約100万人増と見込むという。14日にはブラタモリスペシャルか何かで沼田市を取り上げていたがタカチホは沼田にも営業所があるし、長野県各地に多数の営業所、小売店等を有するのである。
10日に4-12月期決算を発表、2016年3月期の通期業績予想も大上方修正(経常利益1.0億円→1.5億円)したが、決算短信では「真田丸」に一言も触れていない。
来期はブームが去って大減益かなどというとんでもないことを言っている人がいるが、来期=2017年3月期(2016年4月―2017年3月)こそ、同社業績は黄金期を迎えるのである。
4月になれば上田公園の桜も満開になり観光客が大挙訪れる。「真田丸」効果も本格化する。
さらに例の7年に一度の諏訪「御柱祭」も4.02日から開幕だ(~6月)。

四季報に【比較会社】というのがあるのをご存知だろうか。左端、業績欄の上にある。
タカチホの比較会社の1社はなんと寿スピリッツである。
       
          株価   実質1株利益   実質PER
寿スピリッツ 5380円   156.7円    29.8倍
タカチホ    267円     14.4円    18.5倍

ヤフーファイナンスではタカチホのPERが少し前までは40倍台だったが、今や控え目にみても18.5倍である。製菓会社の多くが30倍以上している中、タカチホの18.5倍、経常利益2.0億円(以下に述べる)なら13.9倍というのは、いくらなんでも低過ぎよう。

しかも、実はタカチホと寿は類似点も多いのだ。

①どちらも今期業績は上方修正必至。
寿は今期予想経常利益が27.0億円だが実際は29億円前後は行くだろう。
タカチホは同1.5億円だが2.0億円程度にはなるだろうとはすでに書いている。
どちらも4-12月期の実績から、かなりの高確率でこういう予想ができるのである。
②寿は2013年、出雲大社の式年遷宮で潤い好業績を上げ、株価も大きく上げた。タカチホは2016年、御柱祭+真田丸で潤うので、同じく株価は大きく上げるとみるところだろう。
③寿は今期の配当予想は会社40円、四季報40~50円だった。それが今回60円への増配決定となった。
タカチホの今期の配当予想は会社0円、四季報0~2円である。私は2~4円とみているわけである。

2月15日 23時47分記

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