いろいろ珍奇な説もあったが、ようやく、世間一般も、今回の株安が日本株が突出して酷かったこと、その理由が円高にある(私が言っていたこと)ということに気付き始めたようである(日経14日朝刊1面トップ「株下落 日中で鮮明」)。

さてその円高であるが、12日の東証取引終了後、徐々に円安が進み最新時点で113.22円となった(直近の最高値は110.9円台だったように記憶するから、そこからは3.22円余り円安になったことになる。
海外市場も12日、ヨーロッパ各国株は3%弱前後の値上がり、アメリカもNYダウ2.0%高(NQは1.7%高)と、そろって上げて終わっている。
春節明けの中国(上海市場)を気にする向きが多いようだが、私は、そう気にしなくていいのではないかという見方である。なぜなら日本株は円相場に連動して動いてきており、上海株との連動性は薄いとみるからである。

というわけで、とりあえず、15日の日本株(日経平均)は大幅高となりそうだが、これがCME先物(15435△482)以上に上がるか逆になるかは、円相場に大きく左右されるのではないか。多少なりと、さらに円安になるようなら、下げ過ぎ感のあることでもあり、600円高とか800円高といったこともありえよう。しかし逆の場合は400円高、200円高といった残念な結果もありえよう。

15日はまあそういうことである程度読めるわけだが、問題は、もう少し長いスパンの見通しだ。
世界経済全体に暗雲が依然立ち込めている。
中でもアメリカ経済が、特に日本にとっては問題のわけだが、これが複雑だ。意外に好調という見方と、やや弱いのではという2つの見方がある。
意外に好調→再利上げもテンポよく となった場合、日米金利差拡大から円安で、一見いいのだが、この場合、新興国経済への打撃が懸念され中国を含め新興国中心に世界的株安になりかねない懸念が強まりそうだ。
やや弱い→再利上げ遠のく となった場合、新興国経済にはいいのだが、日米金利差縮小から円高進行となり、円高にからきし弱くなった日本株はまた世界トップクラスの下落率(そこまで行かなくとも世界トップクラスの冴えない動き)となりかねない。
というわけで、どちらに転んでも、すっきり明るい未来が開けるとはいきそうにない。

あまり悲観的になることはないが、ここで一気に楽観に転じるのは、やはり危険だろう。
周りを注意深く観察しつつ、ゆっくり慎重に方針を決めていくところだろう。

2月14日 23時22分記

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