タカチホ(推)、WDIの決算について書きたいのだが、この緊急事態に、とりあえず、現時点の相場について書く。

10日のNYダウは100ドル安で、まあそれほどのことはなかったのだが、11日になって一気に円高が進行、欧米各国株も大幅安となった。
円相場は、確か10日の日本株の取引き終了時(15時00分)、115円前後だったと記憶するが、日本時間の11日昼から夕方くらいでは111円~112円くらいで推移、この急速な円高進行に、またもや日本株突出安となり、CME日経平均先物は最安値では700円近い下げとなった(逐一見ているわけではないのでやや不正確なのはお許し願う)。
現在は1ドル111.6円前後、CME日経平均先物は520円安程度である。前から書いているように、ひたすら円相場に連動して動いている。111.0円強では700円弱の値下がり、112.0円強では500円弱の値下がりといったところである。いずれにせよ、欧米各国株と比べて突出した下落率である(イタリアが4.9%の下落だがこれは前日確か5%余上げた反動だろう)。

10日時点で、日経平均はついにNYダウに逆転された(円、ドルの単位を無視した数字で)。つまり昨年末値→2.10日終値を示すと
日経平均=19034→15713
NYダウ =17424→15915
いかに日本株が大きく売られたかが良く分かろう。しかも、このまま行くと格差はさらに250ほど拡大しそうである。

結局、世界株安と言っても、日本以外の主要国はそれほどは下げておらず、日本株だけ(ドイツはVW問題に加えここに来てドイツ銀行まで出てきて例外)が突出して売られている。そして、それがここに来て一段と鮮明になっている。これは円高が急速に進んだ時期と一致する。
つまり、これは円高が最大、そしてほとんど唯一の理由(下げ率が突出して大きいことの)だろう。
日本の輸出企業の多くは1ドル119円程度に設定していたわけだが、最近の決算発表で115円程度に見直しているところが多い。しかし、現在の水準は112円台になっており、さらに110円割れも十分ありえそうな状況だ。こうなると、多くの輸出関連企業を中心に来期(2017年3月期)は減益続出となろう。連れて全上場企業ベースでも減益になる公算が大きいのではないか。

ここまで日本株が売られる理由を考えると、結局、こういうことを先取りしているのだろうという結論にたどり着く。

さて、こういう我ら投資家に厳しい状況で、どう対処するかである。
これはすでに何度も書いて来たことだが、持ち高を大きく減らし、大きな下げでも、ダメージがさほどではないようにしておくことである。ただ分かっていてもなかなかできないのも事実である。
いくらなんでもここまで下げたら多少は反発するだろうと考えがちだからである。それが今回は通用しないでここまで来た。私が何度も「不気味」と書いた所以である。信用でやっている方は追い証とかもあるから嫌でもそれなりに対策は打つわけだが、現物の方はじっと持っていればと考えがちだろう。言葉は悪いがそうすると茹でガエルになりかねない。早めに決断、ある程度は持ち高を減らしておくのがいいわけである。
後悔先に立たずの面が多いだろう(私も含め)が、今後も、なお予断を許さないので、明日以降においても参考にされたい。

ここまで下げたらいくらなんでも、という見方と、そういう常識は通じないという見方と、どちらが当たるのか、判断不能なのが、今の状況だ。1日で平気で500円~1000円動く(ほとんどは下げ)ので、評論家的な方の言う時価±1000円的な下値・上値目途など、何の役にも立たない。
15000円割れ、場合によっては14500円割れもありうるとみて対処したい。
もちろん、ここら(変な言い方だがお分かりいただけよう)へんが底値になり反転する可能性も、それなりにあろう。
そして、いい方に転ぶか悪い方に転ぶかの大半は、円の対ドル相場次第だということである。

私は円相場は読めないと常々言って来た。私が自身読めないということのほか、専門家(がいるとして)にもあてになる方はいないと思うからである。為替相場について書いてあるのは、ほとんどの場合「レンジ相場」ということである。そしてレンジを逸脱するときは、誰も予測できないのである。
注=私のところに来た某証券のレポートにも「1ドル120円前後でもみ合いになろう。(中略)1ユーロ130円前後でレンジ相場となろう。」(2月1日号)とある。

1ドル112.48円と円安に振れてきたためCME日経平均先物も15270▼443とかなり戻してきた。
ただし最終的にどうなるかは朝見てみないと分からないのは何度も経験したことである。そして多くの場合、朝起きて悲惨な数字を見る羽目になって来た。

しばらくしたらタカチホ(推)、WDIの決算について書く予定。その際併せて相場状況についても書けるであろう。

2月11日 22時58分記
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