26日の相場は、主力大型株中心に全面安となった。
ただ、2部やJQ、マザーズは一時高くなる場面があったくらいで、引けでも下落率は小さかった。
こうした中、当道場銘柄は寿スピリッツ、タカチホ(推)、AGPが上げたため、被害は軽微(ポートフォリオによってはプラス)だった。

タカチホは高値305円まであって299△12と、全般大幅安の中で異彩を放った。出来高も1.19日には1万株まで減少したが26日は前日比倍増の6.8万株まで回復した。

【タカチホの原油安メリット】
私は、この原油安で、同社の運営する温浴施設の業績が多大の恩恵を受けるのではないかと考え、いろいろ調べて来た。
そうすると、どんどん予想以上にいろんなことが分かってき、これは大変な好材料だと確信した。
しかし、そもそも、同社の温浴施設は天然温泉でA重油とか使わないのであれば、話にならない。これについては、あとで書くが、会社に尋ね、そういう懸念はないことが分かった。

①温浴施設の売り上げ比率は全売り上げの15%もある。
②温浴施設は6施設あるが、うち新潟県にある3施設は温泉ではない。長野、埼玉、仙台の3施設は天然温泉の源泉。
温泉でない3施設は当然加温している。また天然温泉の方も循環させる関係で加温が必要、また追い炊きも必要なので、重油は使う(会社談)。
③というわけで、昨今の原油安は「非常に助かっている。」(会社談)

大体、こういうことが、会社に電話して、いろいろ質問する中で判明したわけだが、それ以前に事前調査していたからこそ聞き出せたとも言える。

タカチホは2015年3月期、0.9億円の経常利益を見込んでいたが、結果は0.59億円の赤字だった。2015年1集の四季報には「温浴も燃料高が痛手。」とある。

それでは、この現在の超原油安で、どの程度、タカチホは潤うのだろうか。
こうした質問をしても、まずお答えいただけないのが通り相場なので、独断と偏見で、試算してみた。これが妥当かどうかに、責任は当然持てない。ただ、株式投資というのは、こういうことをして、ある程度リスクも覚悟して、己の見方で投資するものとも言える。少なくとも、私はそういうやり方で長年やってきたわけである。

WTI原油価格の推移
2015年3月期(2014年4月~15年3月)=平均80.5ドル(1バレル)
2016年3月期(2015年4月~16年3月)=平均44.3ドル(1バレル)
注=平均価格は各月の月次の価格を合計、12で割って鎌倉雄介が独自算出。2016年1月~3月は現在の30.5ドル程度を踏まえ31ドルで計算。

つまり、原油価格はタカチホの場合、前期に比べ今期は45%の値下がり(80.5ドル→44.3ドル)になっているということである。
注=タカチホの使う重油とWTI原油の価格が同一の価格変動でないであろうことは論を待たないが、問題視するようなことではなかろう。
問題は、同社の温浴施設で使う原油代=燃料費が総額でいくらかである。
以下の試算は異論続出となるかもしれないが、あくまで独断による試算である。
温浴施設の年間売り上げは18.6億円程度。
この1割なら1.86億円である。この辺を基準に、45%の値下がりによるコストダウン分を出してみる。
①1億円なら4500万円
②2億円なら9000万円
③2.5億円なら1億1250万円
まあざっと0.5億円~1億円程度のコストダウンになるのでは、というのが大雑把すぎるという批判は甘んじて受けるが、私の考えである。
同社の今期予想経常利益は
会社予想 =1.0億円
四季報予想=1.4億円
である。これに0.5億円~1億円程度がオンするのではないかということである。
上半期業績が会社予想を大幅に上回った(にもかかわらず会社は通期予想を据え置いている)ことから、通期では原油安を考慮せずとも四季報予想の1.4億円は最低ラインと考えていいだろう。

結局、私の予想は、今期の経常利益は2億円~2.5億円となる。
もちろん、いつも言っていることだが、こうした予想には思わぬ落とし穴があることも多い。だから盲信されても困るが、さりとて、この予想は、それなりの根拠に基づいた数字である。

【1株利益とPER】
経常利益が2.0億円の場合=実質1株利益19.2円、実質PER15.6倍
経常利益が2.5億円の場合=実質1株利益24.0円、実質PER12.5倍

1月26日 23時07分記

円安、原油高を受けて、現在日経平均先物・大証夜間は221円高である。
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