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週末の急落をどう見るか。見方は、分かれるようだ。

昨年11月くらいから一本調子に上げすぎた。騰落レシオから見ても、警戒信号が出ていた。
中国の再利上げ懸念等、新興国のインフレ、引き締め懸念
単なるテクニカルな調整

どれも、それなりに当たっているだろうが、基本的に、弱気になる必要はないと、私はみている。
新興国は、経済過熱が懸念されるわけだが、逆に言えば、それだけ経済が強いということで、中産階層増加による消費意欲の高まりは、世界経済をなおしばらくは牽引し続けるであろう。一方アメリカ経済は順調に回復軌道に乗りつつある。

騰落レシオについて言うと、日経は23日朝刊で「騰落レシオ(25日移動平均)は20日まで『買われすぎ』を示す120%を32日連続で上回っている。」としている。しかし21日は値下がり銘柄数が1500に達したため21日段階で一気に110.33%まで低下しているのだ。(そんなことは、いくらなんでも分かりそうなもので、沈思黙考した末の結論=23日朝刊の原稿は21日の立会い終了後発表の騰落レシオを確認せずに書いた。もしそうなら、もっとまじめにやれと言いたい)
また24日から、いよいよ10-12月期決算の発表が本格化する。すでに織り込み済みといった見方もあるようだが、私はそうは思わない。9月中間決算発表時点で、企業は下半期を極端に控え目にみていた通期予想を多少増額した。しかし、どうみてももっと増えそうということで四季報は、多くの企業について独自に増額している。為替相場は、1ドル80円、1ユーロ110円に設定し直したところが多いが、現実の相場は、これより円安に推移している。よって、これからの決算発表では、好業績がサプライズを持って受け止められるケースが、かなり多く見られることになるのではないか。

というわけで、日経平均やTOPIXがどう動くかはともかく(私は、個別銘柄の動き、儲かる相場かどうかを重視している)、割安好業績な中小型株は、基本的に堅調に推移するとみている。

1月23日 23時53分記
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