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今日、中国の10-12月期、および2010年年間のGDPが、発表された。
日本を抜いて世界2位にと、マスコミは騒いでいるが、そんなことは、とっくに分かっていたこと、問題は、日本の統計が、なぜかくも遅いのかだ。日本の同期のGDPはまだ発表されてないのだ。過去の例からすると、1月28日頃と推測される。

企業決算の発表も韓国より1ヵ月、アメリカより1ヵ月弱遅いことは、すでに述べたとおりである。さらにショックだったのは1月14日の日経の記事。「印インフォシス最高益」という記事だが、なんとこれは10-12月期なのだ。つまり、インドも韓国、アメリカ並みに、日本より決算発表が早いようなのだ。

考えてみれば、これまで、日本はいろんな分野で、世界トップクラスと言われてきたのが、ここに来て、ほとんど、全部と言いたいくらい多くの分野で、とんでもないことが次々に明らかになっている。

①世界に誇る国民皆保険皆年金制度=未納者続出、データ消失等で半崩壊状態
②世界トップクラスの医療=世界標準となっているようながんの新薬が、日本では承認されていず使えない等、問題噴出
③教育への公的支出はGDP比、主要国で最低
④貧富の差の少ない平等社会というのも、ジニ係数などを見ると大いに怪しい
⑤終身雇用等安定した雇用、低失業率を誇っていたはずが、非正規雇用の急拡大等で分かったことは、セーフティネットなど無きに等しい惨憺たる状況に、日本の労働者は置かれているということ
⑥車、リチウムイオン電池等ダントツと思っていた分野もがたがた
⑦町並みの景観=欧米に比べ情けない状態なのは分かっていたが、最近思うのはアジア各国と比べても負けているような・・・
⑧世界に誇る戸籍制度=例の足立区の即身仏事件で判明したことは、ほとんど使い物にならないいい加減なものだった
⑨安全安心な食品=毒入りギョウザ事件等で中国冷凍食品等の安全が問題にされたが、いろいろ詳細が分かってくると、少なくとも中国の輸出用の大工場などは、日本よりむしろきちんとしている、有機栽培などについても日本は基準がいい加減なようだ
⑩「世界一じゃないとだめなんですかあ」とか言ってたテンホーじゃなかったチーホーでもなくて、そうそうレンホーとかいう人がいたが、スーパーコンピュ―タも中国に抜かれてしまった

挙げていくときりがないので、この辺でやめよう。むなしくなるだけだ。

思い起こせば、もう20年位も前になるだろうか、『ストロべリー・ロード』(大宅壮一ノンフィクション賞受賞)を書いた石川好氏が、何かの病気で、インドで治療してもらったら、結構良かった、日本以上かも的なことを言っておられた。あのインドがあ、ホントお?てなもんだったが、その後のインド(人)の躍進は素晴らしく、数学力は日本人を凌駕、医療水準もかなりなことが知られるようになった。
今医療ツーリズムにアジア各国が力を入れ、日本は出遅れたような言われ方をされることが多いと思うが、問題は、日本の医療水準が、実は韓国、インドあたりと比べて、必ずしも上と言い切れないのではないかということで、そういう実態が次第に明らかになりつつある。。最先端分野や、誰でもそこそこの医療を受けられるといった点では、まだトップクラスかもしれないが、その他の点、システマティックに患者を受け入れる、電子カルテなどの点では、逆に大きく遅れているようなのだ。

何はともあれ、統計の発表をもっと早くせよと言いたい。

次に、もはやジャパンアズナンバーワンとか日はまた昇るなんていうレベルではなく、ぼろぼろになったダメ日本を、どう立て直すか、早く処方箋を書かなくてはならない。日本に人材はいないのか。

注=テンホー(天和)、チーホー(地和)は麻雀用語。他意はありませんので深読みなさらぬよう。

1月20日 20時45分記
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