【四季報発売前情報の影響】

四季報(会社情報も)が12.14日(月)に発売される。
しかし、これまでにも書いて来たように、東洋経済では四季報オンライン、『臨時増刊・別冊会社四季報速報』(11.30日発売)、四季報速報(マーケットスピード等で間もなく日々数十銘柄)等で、五月雨式に情報を出している。
細かいことは省略するが、これを逐一追うのは、大変な労力を要するうえ、それなりの技術・見方も要するので、現在、情報がどの程度、一般に知られているのかさえ、正確に把握するのは難しい。

読者諸氏には、とりあえず、こういう状況をおおまかでも頭に入れておいて欲しく、書くわけである。すでに、その影響が現実に株価に表れているのである。

1、2、例を挙げよう。

タキヒヨー(かつて取り上げた)の株価は11.13日以降26日まで9立会日連続高し486円になった。四季報オンラインで今来期の予想経常利益を、28.5億円、31.5億円からそれぞれ30.5億円、33.5億円に引き上げた(ただし引き上げたのは11.24日)。これが影響している可能性が十分ある。

ピープルは11.16日以降、ほぼ連日上げ27日は2800△70で11.13日(金)比468円も上げた。ここも四季報オンラインが今期の配当予想を86~87円から96円に引き上げている(11.20日)。
ちなみに私は100~120円もありえると予想している(10.21日の稿参照)。

【相場見通し】
27日のNYダウ、ナスダックはともにわずかな下落、CME日経平均先物も27日の日経平均終値比で6円高と、まあ全てほとんど動きなしの状況だ。
これは当道場銘柄には望ましい環境だ。大体当道場銘柄は、アメリカ株大幅高→日経平均急騰(主力株中心)のパターンに弱く、逆にこの逆で日経平均暴落には比較的抵抗力がある。そして、今回のようなアメリカ株が横ばいとか小幅安では、それなりにいい値動きになるケースが多いからだ。

というわけで、順調な値動きを期待しよう。寿スピリッツも、前日一時7000円大台乗せを果たしたサカイ同様、5000円大台乗せを果たした。この2銘柄は、どこまで上げるのか読み難いが、好業績、好取り組みを背景にじりじり上げているだけに、なお上を目指しそうだ。特にサカイの場合、四季報オンラインでは増額して、経常利益は今期78億円、来期82億円予想で、来期の実質1株利益は466.3円(12月末の分割は考慮せず)になる。時価の6970円はPER14.9倍ということになり、なお割安感が漂う。とりあえず7400円以上はあるとみて対処。

OATアグリオについても、来期予想経常利益は11.5億円→12.7億円に増額の方向であり、実質1株利益は143.8円。時価の1730円はPER12.0倍に過ぎない。2000円大台乗せがあってもおかしくない。あわよくば上場来高値2312.5円挑戦も。
ピープルも前述のことから3000円大台乗せの可能性が十分あろう。

WDI、アークランドサービス、ゼンショーHDの「レストラン、外食銘柄」は、27日、下げたわけだが、これは単なる一服とみてよく、ここから面白いだろう。月次の数字からして、いずれも上方修正含みであり、相場の流れからしても、今後徐々に人気化するのではないか。ダイナック、東和フードサービスも同様である。

シーマ(推)は、実は四季報オンラインは変更がない!
しかし、これは怠慢以外の何物でもないだろう。2015年9月期はすでに数字が確定しているのに、経常利益で言えば以前の3.4億円(実際は7.28億円だった)が、依然そのまま掲載されている。2016年3月期、17年3月期予想もそのままだ。適時開示情報(TDnet)として決算短信が見られるようにはなっている。
人手不足で、こういうマイナー銘柄にまで手が回らないのではというのが、私の読みだ。月額1080円だかを払っている者として、もう少し何とかすべきではないかと言っておきたい(ぐっと言葉を抑制しておりまする)。

エコス(推)は経常利益は今期・来期25.0億円・26.0億円をそれぞれ26.0億円・27.0億円に上方修正しているわけだが、これなども中間期の数字をきちんと分析すればこんな小幅な修正にはならないだろう。いずれシーマの中間期の数字同様、読みが大きく外れるとみる。

というわけで、シーマ、エコスは強気でよい。

11月29日 23時03分記
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