2015.11.12 エコス
7520 エコス (東証1部)
株価=1775▼6(11月12日終値)   
出来高=7万5500株(11月12日) (売買単位=100株)
PER=8.8倍(来期=2017年2月期予想実質値) 
01月05日=875円~1825円=11月11日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆


エコスを推奨銘柄として取り上げたのが7.16日、株価は1165円だった。それから上海株ショックもあって1024円まで下げる局面もあったが、おおむね順調に上げ、11.11日には1825円を付けた。
これだけ上げてはと思う方もあろうが、業績の上方修正が必至であり、私は2000円からさらに上も十分期待できると考えているので、ここに再度推奨するわけである。
実は再度推奨するに当たり、以下のような詳細な分析を行い、エコス株の割安に確信を一段と強め、自信を持って推奨する。

エコス(推)は10.09日に2016年2月期の第2四半期(上半期)決算を発表したわけである。上半期は期初予想を大きく上回る(売り上げ、利益とも)好決算だった。しかし通期予想は据え置いた。

この据え置きがいかに理不尽かを論理的に明確にしてみよう。

ここでは、ブレが少ないと思われる売り上げ(営業収益)を分析する。

まず会社発表の数字。 (単位=100万円)
注=予は予定、予が付いていない数字は実績。

          上半期     下半期       通期
期初予想   予56000   予59000    予115000
10.09日    59418   予55582    予115000

通期予想は、利益面のみならず、売り上げ予想も据え置いたので、結果として下半期は売り上げが急減するというわけのわからない予想になってしまったわけである。

次に四季報の数字。

          上半期     下半期       通期
期初予想   予57000   予59000    予116000
10.09日   59418    予58582    予118000

これは10.09日の会社の決算発表を受けて四季報オンラインで「業績予想」を更新したわけだが、拙速でミスしたか、深い考えはなく適当に直したためか、かなり無理な数字になっている。
つまり「下半期」の数字は鎌倉雄介が算出(118000-59418)したもので、オンライン編集部は算出していないかもしれない。
前年同期比で上半期大きく伸びたのに、下半期は逆に当初予想よりあえて減らす予想は、常識的にはなかろう。

要するに、会社も四季報も無茶苦茶な予想を出しているのではないか。もっと投資家のことを考えたまともな予想をすべしというのが、私の言いたいことである。

鎌倉雄介の予想を会社予想、四季報オンライン予想と並べて示そう。

          上半期     下半期       通期

会社予想   59418   予55582    予115000

オンライン  59418    予58582    予118000

鎌倉雄介   59418   予59703    予119121

注=鎌倉予想は、下半期の売り上げは上半期の前年同期比の伸び率(4.3%強)と同率伸びるという前提で算出。

さて、こうしたことを踏まえ、株価的に重要な経常利益がどうなりそうかを考察してみよう。
会社予想は24.5億円で、期初から変更がない。
四季報予想は秋号(最新号)が25.0億円、オンラインで26.0億円に増額。

しかし、上半期の経常利益は14.17億円(前年同期の11.28億円の125.6%)だから、会社にしろ四季報にしろオンラインにしろ、下半期は上半期比大きく減るという予想だ。
いかなる根拠でそういう予想になるのか理解に苦しむ。


鎌倉雄介の予想を会社予想、四季報オンライン予想と並べて示そう。


              上半期     下半期       通期

会社予想(期初予想)   900    予1550      予2450
会社予想(10.09)   1417    予1033      予2450

オンライン         1417    予1183      予2600

鎌倉雄介          1417    予1503      予2920

前年同期比で上半期同様通期でも125.6%(=+25.6%)の経常利益になるとすると、経常利益は30.6億円になる。これをもとに、私は通期29億円~31億円とみるが、これをもとにややシビアに予想したのが鎌倉雄介の上記の数字である。
注=会社予想(期初予想) は後で補ったのだが、これと会社予想(10.09)を比較すると、いかに無茶苦茶か一目瞭然だろう。

一応、私は今来期の経常利益と、それに基づく実質1株利益を次のように予想している。

2016年2月期=29.2億円  実質1株利益=194.4円
2017年2月期=30.2億円  実質1株利益=201.1円

12日の終値は1775▼6だった。
6連騰後、2日調整、頃や良しである。
来期予想実質PERは1775÷201.1=8.8 つまり8.8倍に過ぎない。

これまでも書いて来たように、首都圏地盤の主要食品スーパーの来期予想実質PERは15倍~25倍となっている。
ライフ(株価3175円)の売り上げはエコス(1775円)の5倍強で、これを気にする方に一言。
寿スピリッツの売り上げはカルビーの10分の1にも満たないが、株価は推奨時半分以下だったところから逆転を果たした。
エコスも寿も、ライフ、カルビーの1株利益を上回りそうなのである。それくらい途方もなく割安なのである。
にもかかわらずROE、PBRに毒された多くの投資家はPERの計算すらしないから、こうした超割安株に見逃し三振となるのである。

11月12日 20時06分記

決算発表では、中小型株は相変わらず、過激な反応が目立ち、要警戒だ。最近の例を挙げれば、Gunosy、IRJのほか、太平製作所、安藤・ハザマ、やまや、あいHDなどである。文句のないような決算でも急落(やまや)が珍しくないので恐ろしい。
シーマ(推)、8月発表の数字と大差のない数字(通期経常利益7.41億円予想)になろうが、これがどう受け止められるか。四季報予想は5.0億円なので、これを大きく上回ったのを好感するか、それとも四季報など持ってないという投資家が多くて…ということになるか。いずれにせよ、どう転ぶかわかったものではないというのが今の相場だ。心して対処されたい。

古野電気(推)は10.13日引け後に中間決算を発表、中間期の経常利益は予想を大きく上回ったのだが、通期予想を据え置いたのが嫌気されたか翌日は857▼88と急落した。しかし通期予想(営業利益)の今後の上方修正は必至だ。会社予想の25.0億円に対し四季報速報は27億円、岩井コスモ証券は28億円予想を打ち出している。私はさらに上の可能性が十分あるとみる。電子海図情報システム搭載義務化を受けた特需が今来期と続き、来期はさらに大幅増益が期待できるなど、材料も豊富だ。
4100円の史上最高値はともかく、かつては1000円以下などありえなかった値嵩株。防衛省への過大請求で赤字転落、200円台まで下げて、大出直り相場に入っている。
ひとまずは1000円大台回復、その後はあわよくば年初来高値1261円。
詳しくは後日。

11月13日 0時23分記










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